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防音室付き賃貸の注意点と探し方!【体験談】メリット・デメリットも!

いえらぶコラム編集部

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「防音室」がついた賃貸物件は、最近人気が高まっています。

コロナでテレワークが進み、自宅で作業を行う人が増えたことや、楽器や歌を趣味にする人が増えていることも一因でしょう。

しかし、防音室のある物件を探す際には注意が必要です。

そこで、本記事では防音室付き賃貸の探し方や、実際に防音室を作った私の体験談も交えながら、メリットやデメリットについて解説していきます。

防音室付の賃貸を探している人や、今住んでいる賃貸物件で防音室を自作しようとしている人の参考になれば幸いです。

防音室付き賃貸のメリット・デメリット


防音室付きの賃貸物件のメリットとデメリットをまずお伝えします。

今目的があって借りようとしている人も、改めてメリットやデメリットを把握し検討してみましょう。

<防音室付き賃貸のメリット>

防音室付き賃貸物件は、大きな音を出しても近所迷惑にならないのが大きなメリットです。

映画や音楽といった趣味を楽しんだり、ホームパーティーをしても近隣住民に対して問題にはなりにくいでしょう。

また、通常の物件と比較して、外からの音を遮断してくれるため、静かな空間で生活できるのもメリットです。

防音室内で発生する音は外部に漏れ出すことがないのと同じく、外部の音が室内に入り込むことも防止できます。

外の車の音、子供たちが遊んでいる音、電車の騒音など、日常生活において気になる外部の音がある場合、防音室に住みたいと感じることもあるでしょう。

また一般的な防音室では防音効果を高めるために壁が二重や三重になっています。このような構造は断熱効果が高く、冬場には室内の温度を保ちやすく、夏場には涼しい室内を保つことができます。

そのため、一般的な賃貸物件と比べて、室内の温度調節がしやすいというメリットがあります。

<防音室付き賃貸のデメリット>

最も大きなデメリットだと考えられるのが家賃の高さです。

家賃が高い理由は、建築コストが高く物件数が少ないため、人気が高いことがあげられます。

また、防音室が付いた賃貸物件は、外部の空気が入りにくいため断熱性が高く、湿度がこもりやすいです。湿度の調整を怠ると、衣類や寝具、壁などにカビが生える可能性があります。

防音室内にギターなどの楽器を持ち込む場合、楽器が痛んでしまう可能性があるため、十分に注意しましょう。

防音室付きの賃貸物件を探す場合、防音設備だけでなく、換気設備もしっかり確認することが重要です。

防音室付き賃貸を選ぶ際の注意点・コツ


<防音室賃貸を選ぶ際の注意点>

防音設計が施された物件であっても、完全に全ての音を遮断することはできません。例えば、重低音や振動などの音は、一般的な防音室の二重構造でも防ぐことができません。一部の物件は三重の防音構造を備えているものの、それでも完全に重低音を消し去ることは難しいでしょう。。

音漏れの可能性がある場合もあります。物件によっては、夜間に出すことができる音の大きさに制限が設けられていることもあります

楽器の利用可能な時間帯が定められている事もあるため注意しましょう。

防音室付き賃貸物件は、基本的には日頃から音を出す必要のある人向けに作られた物件です。

防音室は外からの音も遮断してくれるため、静かな環境を求めて入居を考える人もいるでしょう。

しかし、防音室付き賃貸には日頃から大きな音を出す必要がある人が入居しているため、静かな生活を送りたい方にはあまりおすすめできません。

そういった方は、深夜でも音量制限が一切ない物件を探せば、気に入る物件が見つかりやすいです。

<防音室付き賃貸を探す際のコツ!○○な探し方もある>

・音楽系の大学や専門学校の近くで探して見る。

防音室付きの賃貸物件は、音楽系の学校の近くに数多く存在します。

楽器演奏者に需要が高く、物件が学校周辺に集中している傾向があります。

また、裏技的な賃貸物件を探すコツとして「戸建ての賃貸物件を探す」「地下室・物置付きの賃貸物件を探す」という方法があります。

戸建ての賃貸物件であれば、隣室と壁を隔てて隣り合わせではないため大きな音を出しすぎない限り近所迷惑になるケースは少ないでしょう。

また、地下室や物置がついている物件では防音対策をしっかりとすれば音が近隣に響くこともありません。

防音室を自作するのは?実際の体験談・動画


<防音室を自作するメリット>

防音室を自作する一番のメリットは、コストがかからないことでしょう。

自分で制作すれば、防音室を設置するより安いコストで済みます

また、あとから防音性能を高くしたい際などに、カスタムアイズしやすいのもメリットです。

<防音室を自作するデメリット>

・組み立てに時間や手間がかかる。

組み立て時に、しっかりとサイズを設計し、防音の壁の素材もしっかりと選ぶ必要があります。

気を組み立てたり裁断する際に工具が必要で、近隣への騒音にもなります。

また、女性が一人で組み立てる場合も力が必要なことがあり、けがをしてしまう可能性もあります。

・防音室を使わなくなった際の処理が大変。

防音室を処分する際の処理は非常に大変です。

今まで組み立てた木材を分解して裁断、ゴミとして処理する必要があります。

解体するのも、ゴミを捨てるのも非常に大変です。

・防音の性能が高くなりにくい。

自分で制作する場合は、綿密に計画を練り寸法に注意しないとどうしても隙間ができます。

小さい隙間があるだけで、そこから音が漏れます。

隙間テープ等を切り貼りしてもいいですが、防音室が不格好になりますし、ホコリや汚れの原因になります。

防音室を作ってから時間が経ち、思わぬ所が破損することもあります。そういった際には自分で対応しなけれがなりません。

<実際に防音室を作った際の体験談>

筆者が防音室を作った際には、やはり大きな手間と時間がかかりました。

インターネッやYouTubeには簡単にできる!と主張する人もいますが、部屋のスペースが狭かったり、隣との壁が薄いと、作業も大変で騒音にもなりやすいです。

また、学生であれば時間は生みやすいですが、社会人になると帰宅後・休日に作業に望まなければならず、そこまでの気力・体力がない人も多いでしょう。

防音室を作るために買った資材も、途中で防音室を作ることをあきらめてしまえば、生活空間を圧迫するただのゴミになります。

引っ越しの際は分解しないといけません。

防音室制作時に解体のことまで考えていればいいですが、壁一枚にしてもかなり大きいため搬出が大変です。

キレイに加工していないと木材の角でけがをする可能性もあります。

個人的には防音室室付きの賃貸に入ればよかったと考えています。

また、今なら組み立て型で比較的安く、持ち運びしやすい簡易防音室もあるため、そちらを検討するのも良いでしょう。

賃貸で防音室を設置する際の場所


防音室を設置する場合は、壁、天井それぞれの隙間が必要となります。近すぎると振動が伝わってしまうことがあります。

基本的には、壁から最低でも50mm以上、天井は80mm以上(梁や柱は避けて設置)離して設置します。

また防音室に付属の換気扇が付いている面は、空気の対流のため最低600mm程の空気層が必要です。

また、床が防音室の重みに耐えられるかも気を付けましょう。

管理会社、物件オーナーに事前に質問しておくことをお勧めします。

また、生活上の導線も考慮して、開いたときに他のものにぶつからないようにすることが必要です。

まとめ

防音室付き賃貸の注意点と探し方について本記事ではまとめました。

防音室付き賃貸は普通の賃貸に比べ高いですが、趣味で大きな音を出す人にとっては魅力的な物件ですよね。

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Writer この記事を書いた人

いえらぶコラム編集部
不動産業界・賃貸物件に関する広報活動を行いながら、現在はいえらぶGROUPのライターとして活動中。おもに、不動産・賃貸物件・税金・片付け・車といった暮らしに関わる記事を執筆しています。
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