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目次
一人暮らしは精神的にも経済的にも自立するために必要な行事ですが、多くの場合は進学や就職など人生の転機を迎えるタイミングでおこなわれることが多いようです。
一人暮らしは親からの干渉を受けず、自由な生活を手に入れることができる一方で、孤独に耐えながら生活費を計画的にやりくりする必要があります。
この記事では、決して良い面ばかりではない一人暮らしを始めるタイミングを、進学・就職・社会人の3つの時期に分けて、それぞれのメリットとデメリットを見ていきます。
あなたが一人暮らしを始めるときの参考になれば幸いです。
大学進学を機に一人暮らしを始めるメリットとデメリットとは?
多くの方にとって、人生でいちばん初めに訪れる一人暮らしを始めるきっかけが大学への進学です。
制服を着る生活から卒業し、未成年から成年へと大人の入り口に立つこの時期は、周りの環境が大きく変わり、一人暮らしを検討しやすい時期だと言えます。
大学進学のタイミングで一人暮らしを始める場合、どういったメリットとデメリットがあるのでしょうか?
大学進学を機に一人暮らしを始めるメリット
早くから一人暮らしを始める一番のメリットは金銭感覚を養うことができる点です。
実家で暮らしている間は、収入と支出のバランスについて考える機会はそう多くはなかったのではないでしょうか。
しかし一人暮らしを始めた途端、仕送りやアルバイト代など限られた収入のなかで家賃や水道光熱費、食費や通信費などの支払いをやりくりしないといけなくなります。
このやりくりを通して、これから長く続く人生を大きく左右する基礎的な金銭感覚を身に付けることができます。
その大切な感覚を早くから鍛えることができる点は大きなメリットと言えます。
進学を機に一人暮らしを始めるデメリット
大学進学時に一人暮らしを始めるデメリットは、金銭的な自由が制限されてしまう点です。
学生時代はアルバイトを掛け持ちして、仕送りを足したとしても、贅沢な暮らしができるとはいえません。
そのため部屋探しをする際は、駅からの距離や部屋の広さ、築年数など、希望の条件のうちいくつかを妥協して選ぶことになるかも知れません。
またいつも外食をする訳にはいかず、自炊をするためにスーパーマーケットへ食材の買い出しに行ったり、セール品を探すためにいくつかのお店をハシゴするという方もいます。
またこの年齢になると自分名義のクレジットカードを作ることができるため、豪華な食事や洋服、趣味などに散財してしまい支払いに苦しめられる学生の方も多いです。
このように自立ができる反面、経済的な苦しさがあるのが大学進学を機に一人暮らしを始めるデメリットといえます。
就職を機に一人暮らしを始めるメリットとデメリットとは?
進学の次に訪れる一人暮らしを始めるタイミングが就職です。
社会人として新たなスタートを切るこの時期は、自身を取り巻く環境が大きく変わり、学生から社会人へと精神面での成長を強く求められる時期でもあります。
一方で給与という安定した収入を確保できるようになるため、学生の頃よりは少しだけ経済面での余裕が持てます。
この時期に一人暮らしを始める方にはどんなメリットとデメリットがあるのか、見ていきましょう。
就職を機に一人暮らしを始めるメリット
企業へ就職をすると、朝起きる時間や身だしなみ、言葉使いや言動など、さまざまな面で社会人としての対応を求められるようになります。
そのため多くの人が多かれ少なかれ、学生時代には感じることのなかったストレスを感じることになります。
しかし一人暮らしを始めると、終業後の時間は自分のためだけに使うことができます。
自由に使える時間を友人と食事に行ったり、運動して身体を動かしたり、趣味に費やすなど、自分の好きなことをする時間に充てることで、心身ともにリフレッシュできます。
家族など他の誰かの影響を受けず、自由に時間を使えることで、心を落ち着かせてリラックスしやすい環境を作れる点はメリットといえます。
就職を機に一人暮らしをするデメリット
しかしなかには会社で受けるストレスが大き過ぎたり、疲れやストレスを解消するのが苦手だったりして、一人の時間をうまく活用できないこともあるかも知れません。
こういった状況に陥ると、体調を崩してしまったり、精神を病んでしまうなど、悪循環を繰り返してしまいます。
実家で暮らしていれば、バランスのとれた食事が食べられたり、家族という話し相手がいる場合も多いので、一人で過ごしているよりは不安が募りにくいといえます。
しかし一人暮らしをしていると家族のサポートを受けづらくなってしまうので、その点はデメリットといえるでしょう。
一人暮らしに対して不安を感じる場合は、実家近くに部屋を借りるなど、家族と気軽に話せるような対策をすると良いでしょう。
社会人になってから一人暮らしを始めるメリットとデメリットとは?
社会に出てしばらく経つと、社会人生活にも慣れてきて、仕事の進め方や時間の使い方など、日々の生活がうまく回るようになります。
貰える給与も上がっているので、ある程度は余裕のある生活を送れるようになっています。
精神的にも経済的にも余裕が持てるようになったこの時期に一人暮らしを始めると、どういったメリットとデメリットがあるのでしょうか?
社会人になってから一人暮らしを始めるメリット
社会人になってしばらくすると貰える給与が増えてくるため、お部屋探しで叶えることができる条件が増えます。
駅近や新築、デザイナーズマンション、オートロックや宅配ボックス、追焚き機能や浴室乾燥機など、求める条件は挙げればきりがありませんが、その多くは予算を上げることで叶えることができます。
このように、経済的な余裕を持っている点は大きなメリットです。
社会人になってから一人暮らしを始めるデメリット
一方で、長年実家暮らしで培われた金銭感覚を一人暮らしに適した金銭感覚へ切り替えるのは大変です。
一人暮らしを始めると家賃や水道光熱費、食費、通信費などの生活に必要な支出をコントロールする必要があります。
しかし実家での金銭感覚に慣れている方のなかには、支出をコントロールしてしっかり貯蓄もするなど、家計のやりくりに困ってしまう方もいます。
このように実家での生活で慣れた金銭感覚から、自立した一人暮らしに必要な収入と支出をコントロールする金銭感覚へと切り替える必要があるのが、社会人で一人暮らしを始めるデメリットといえます。
まとめ
一人暮らしを始めるタイミングに正解はありません。
しかし大学進学や就職など、人生の転機を迎えるタイミングで一人暮らしを始める方が多いようです。
早いうちから一人暮らしを始めることで、自分だけの自由な時間と選択肢を得て、生活に必要な金銭感覚を養うことができます。
一方でまだ若いうちは給与や貯蓄が少ない場合も多いため、節約が必要な生活を強いられる可能性もあります。
社会人としてある程度精神的にも経済的にも余裕を持ってから一人暮らしを始めることで、余裕を持って生活できるだけでなく、贅沢な条件の部屋を借りることもできます。
しかし実家暮らしの金銭感覚のままで一人暮らしを始めてしまうと、たくさん支出をしてしまい家計のバランスがとれなくなることもあります。
まずはあなたの求める条件のお部屋はどの程度の賃料なのかを調べ、生活費を含めて今の収入で賄えるかどうか、計算するところから始めてみてはいかがでしょうか?
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Writer この記事を書いた人
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