横浜市鶴見区の環境や物件について
横浜市鶴見区は、北は川崎市幸区と川崎区に、西は横浜市の港北区と神奈川区に面しています。区の南部は東京湾に面する工業地帯となっており、京浜工業地域の一部を担っています。湾岸部は埋立地になっており、京浜運河を超えて扇島で東京湾に接します。区内を流れる鶴見川は沿岸が整備され、区民のジョギングコースや憩いの場になっており、春は桜を楽しむ市民が訪れます。JR、京浜急行線の鶴見駅があるのは区の東部に位置する鶴見中央で、区役所や警察署などの行政機関も周辺に集中しています。町別人口も鶴見中央が最も多く、区全体の人口の約6.8%を占めています。区の北西部は住宅、工場、商業施設が混在し、県立三ッ池公園や獅子ヶ谷市民の森などがあります。総人口は286,937人で、面積は33平方キロメートルです。
【横浜市鶴見区の歴史】
鶴見区の名前の由来は鎌倉時代、源頼朝がここで鶴を放ったことから命名されたという伝説が残っています。他にも「ツル」は「水路や河川の周辺地」を意味し、「ミ」は「周り・巡り」を意味する言葉で、あわせて鶴見川の地形を表しているという説もあります。
区内の鶴見川河口や岸谷の第二京浜国道そばなどでは約10万年前に生息したナウマンゾウの化石が出土しています。また、下末吉宝泉寺付近からはムカシジカの化石が発見されています。他にも、縄文時代の早期には既に縄文人たちが住んでいたいことがわかっており、鶴見の土地は古来から暮らしやすい土地であったことがわかります。
1241年に大江広元らが鶴見一体の開拓事業を始め、戦国時代に北条氏の家臣・諏訪氏が殿山に寺尾城を築きました。その後1859年に横浜港が開港し、諸外国との交流が始まると1862年に生麦で生麦事件が起こり、薩摩藩士がイギリス人を殺傷。1872年に鉄道開業に合わせて鶴見駅が開業、1927年の10月に鶴見区と旭村が横浜市に合併したことと共に区政が施行され、鶴見区となりました。
【自然溢れる公園で遊ぼう】
「神奈川県立三ッ池公園」は上末吉4丁目、梶山1丁目にまたいでいる広大な敷地を持つ総合公園で、名前の通り園内には3つの池があります。園内には1000本を超える桜が植えられていることから、日本のさくら名所100選の1つに選定されています。春には桜を目当てに区外からも多くの人が訪れています。
また、池には多くの種類の水鳥の姿も見られます。園内の施設には、軟式野球場、テニスコート、プール、多目的広場などがあり、売店もあるため一日ゆっくり過ごすことができます。遊びの森ではローラー滑り台やアスレチック遊具などがあり、小さい子供から遊ぶことができます。夏は水辺の広場に子供たちが集まり、水遊びに興じます。園内は自然を感じながら散策するコースがあり、四季折々の草花を眺めながらゆっくり散歩を楽しんだり、ジョギングをしたりと広い年代が楽しめる公園です。
「獅子ヶ谷市民の森」は鶴見区と港北区の境界にある丘陵地帯の森で、獅子ヶ谷バス停そばにある住宅地の中にひっそりたたずむ森です。子供の自然学習や市民の憩いの場として活用されています。80%が北斜面のため、夏も涼しい散策道があります。旭台広場、灰ヶ久保広場、西谷広場、下谷広場と沢山の入り口があるため、一筆書きで歩く事はできません。夏にはカブトムシやクワガタムシなども捕まえることが出来、親子で朝早くから虫取りに訪れる姿が多くみられます。ハイキングをするのも楽しい森です。自然を多く残していることから、夏は蚊が多いので虫よけスプレーは欠かせません。
【横浜市鶴見区の産業】
鶴見区は京浜工業地帯の中核であり、大小さまざまな規模の事業所が存在しています。製鉄、自動車、製菓会社、石油会社など事業の種類も多種多様です。なかでもビールメーカーの工場では、工場見学ツアーも盛んに行われており、ビールが試飲できることから大人も子供も楽しめる鶴見区の名所ともなっています。
【横浜市鶴見区の教育機関】
横浜市鶴見区には、多くの大学、高校などの教育機関があります。大学は横浜商科大学のつるみキャンパス、鶴見大学、横浜市立大学、高校は県立や市立、私立合わせて10校。中学校は市立、私立合わせて12校、小学校は市立、私立合わせて23校です。
中でも「横浜市立横浜サイエンスフロンティア高等学校」は、「先端科学の知識・知恵を活用して、世界で幅広く活躍する人材」を育成する目標で創設された学校。高校が2008年に、2017年には付属中学校が開校予定で、中高一貫校になります。初年度の受験倍率は5倍を超え、県下の公立高校で最高倍率になりました。学校では5人のスーパーアドバイザーを助言者に迎える他、「科学技術顧問」として50人を超える大学・大学院や企業の研究者等外部の専門家のサポートも受けています。学校では子供たちに本物の体験を通して知の探究を、また世界で活躍できる人材へと成長してほしいと考えています。文部科学省よりスーパーサイエンスハイスクール、および科学技術人材育成重点枠指定校、スーパーグローバルハイスクールに指定され、横浜市教育委員会より進学指導重点校にも指定されています。初年度の大学入試では、東大に3名、東京工業大学に5名などの実績を残しました。横浜市鶴見区の賃貸に暮らして子供を科学分野に進ませたいとお考えなら、この高校への入学をおすすめします。
【横浜市鶴見区の賃貸に暮らすなら】
横浜市鶴見区は、東西に広く、東側の工業地帯に近いエリアには単身者向けの賃貸物件が多く、港北区に近いエリアではファミリー向けの物件も多く存在します。賃料は単身者向けのワンルームなら5万円台、ファミリー向け3LDKなら12万円台が相場となります。港北区に近いエリアでは、人気の路線東急東横線を利用できるため、若干賃料が高めに設定されています。東急東横線沿線には中目黒や渋谷、横浜にアクセスしやすいため生活の利便性が高くなるでしょう。東側の鶴見中央エリアなら、JR、京急線利用で川崎や品川、東京に出やすくなります。横浜市鶴見区の賃貸に暮らすなら、「いえらぶ」で。きっと素敵な賃貸物件との出会いがありますよ。