大阪府豊能郡豊能町で自然と共に暮らす生活
京都府と兵庫県に隣接している大阪府北西部にあり、標高が高いことから「大阪の軽井沢」と呼ばれている豊能郡豊能町。冬の寒さが厳しいことから「大阪の北海道」「大阪のシベリア」の別名もあります。町域の東南部一帯の標高は400mから600mあたりになることから、大阪府中心部と比べると気温が3度程度低くなっています。冬は積雪量が多い時はバスが運休するほど。しかし西地区の一帯では標高も東地区よりも低いことから降雪量も少なくなっています。西地区は鉄道駅(妙見口駅)があり、市街地に鉄道でアクセス出来ます。阪急梅田駅までは電車で約50分の所用時間です。
【豊能町の歴史】
戦国時代から江戸時代初期にかけて活躍した武将で、キリシタン大名として知られる「高山右近」の生誕地が豊能町です。東地区の南東部、高山地域は「隠れキリシタンの里」としても有名です。右近は12歳の時にキリスト教の洗礼を受けており、その時ジュストという洗礼名を授かっています。織田信長、豊臣秀吉らに仕え、数々の戦果を挙げてきた右近でしたが、秀吉によってバテレン追放令が出されてからは自身の信仰を守るため領地や財産などをすべて捨てさり、その後マニラで生涯を閉じています。信心深く、誠実な人柄が愛され、右近は没後もキリスト教信者はもとより多くの人々に親しまれています。豊能町には高山右近生誕地の碑や右近の母と言われる高山マリアの墓が今も残ります。
【豊能町の自然】
豊能町内には暖帯林から冷温帯林までが存在する珍しい地域です。妙見山の頂上付近では冷温帯林に見られるブナがある一方で、吉川地区では暖帯林に属するツブラジイが見られます。また、里山が多く残っており、ササユリなどの貴重な植物も見つかります。豊能町はハイキングスポットとしても人気で、多くの野鳥のさえずりが聞こえる中で貴重な植物が見られ、来た人の心を癒しています。クヌギやナラなどの木が多い豊能町では、カブトムシやクワガタも集まります。夏になるとオオクワガタを求めて多くの親子連れが訪れます。国蝶に指定されているオオムラサキや春の女神の別名を持つギフチョウの生息が確認されており、余野川や初谷川ではゲンジボタル、水田ではヘイケボタルなども見られ、昆虫マニア垂涎の自然環境が豊能町の魅力となっています。
【豊能町の特産品】
豊かな自然に恵まれている豊能町では、農産物が特産品となっています。山々に囲まれた水田でつくられるお米はもちもちした食感で、つやや粘り、柔らかさのバランスが良く、安心安全と高い評価を受けています。良いコメからは良い日本酒が作られます。キリシタン大名の高山右近の名を冠した日本酒は、純米大吟醸で芳醇な香りとふくよかな味わいが特徴。名産品を置いた道の駅などでも手に入ります。農産物の中でも江戸時代から栽培されているのが「高山ごぼう」。「なにわの伝統野菜」に認証されています。香りがよく筋が少なく、柔らかいので小さいお子さんでも食べられると評判です。空気と水が綺麗で、気温の寒暖差がある豊能町では美味しい大豆が生産されています。そんな大豆から天然水を使用して造られた納豆が販売されています。町内のスーパーでは猪肉が11月中旬から4月下旬の期間限定で販売されており、牡丹鍋にして味わえば、体も心もあったまります。
【豊能町での住まいなら】
これから豊能町で新生活を始めようとお考えなら、戸建ての賃貸はいかがでしょうか。戸建て賃貸に暮らすメリットとしては、集合住宅のようにまわりの住人に気を使わずに生活できるという点にあります。小さいお子さんがいると、どうしても椅子から飛び降りたり、走り回ったりして階下に音が響き、他の住人に迷惑を掛けがちです。小さい子供に言って聞かせてもなかなかやめさせられず、集合住宅では肩身の狭い思いをしているというファミリーも多いのではないでしょうか。戸建て住宅ならそんな気遣いは必要ありません。豊能町は一つ一つの住宅の敷地が広いため、多少大きな音で音楽を聞いても騒音でクレームを言われる事はないでしょう。ですからピアノやギター演奏が趣味の方にも戸建て住宅をおすすめします。また、戸建て住宅には庭がありますので、農作物を作ったり、ガーデニングを楽しんだりもできるでしょう。集合住宅ではペット可住宅はなかなか見つからず、ペット愛好家にとっては苦労しますが、戸建て住宅なら大型犬の飼育だってできますよ。また、車やバイクが趣味という方は駐車場が敷地内なので洗車をしたり、好きなだけ車をいじる事もできます。一戸建て賃貸ならご自身の趣味の世界を広げることが可能です。また、ファミリーは洋服も荷物も人数分だけ、歳の数だけ増えていきますね。収納スペースが多い戸建て住宅なら、室内が荷物だらけで生活スペースが狭くなるような事もありません。豊能町で心豊かな生活を送るなら、戸建て賃貸もあなたの選択肢の一つに入れてみてはいかがでしょうか。