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日本は世界一座りすぎの国?病のリスクとすぐにできる対策方法

辻村 美咲

デスクワークによる肩こり

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交通機関の発達や長時間のデスクワークなどによって、座っている時間が世界でもトップクラスになった日本。

近年では、座りすぎによって健康に悪影響を及ぼすことが研究結果によって明らかになりました。

そこで今回は、長時間座り続けることによるリスクについて解説していきます。

代謝や血流の悪化を招く!?座りすぎによる病のリスクとは

デスクワークによる肩こり

長時間座り続けるライフスタイルは、代謝や血流の悪化を招くおそれがあります。

筋肉を使わなくなり、全身の7割をしめている下半身の筋肉への刺激が少ない状態が続いてしまうと、ブドウ糖の吸収を促す働きがあるインスリンの働きが低下します。

そうなるとインスリン抵抗性がおこり、血糖値が上昇して糖尿病になるリスクが高まるのです。

加えて、この生活習慣を長期間続けてしまうと糖尿病だけでなく、肥満や認知症などを引き起こして寿命を縮めるおそれもあります。

さらに血流に関しても、脚の筋肉が常に休んでいる状態になり、うまく循環しない状態になってしまうため注意が必要です。

第2の心臓と呼ばれるふくらはぎは、全身へ血液を巡らせる働きがあります。

しかし座り続けていると、ふくらはぎが本来の役割を果たせなくなるため血流が悪化してしまうのです。

この他、座り続けることは肉体だけでなく精神的にも悪影響を及ぼします。

1日12時間以上座り続けている人は、6時間の人と比較して鬱(うつ)や心理的なストレスを抱えている人が3倍以上という調査結果もあるので、長時間座り続ける生活の早期改善が望まれます。

病のリスクを下げる!座りすぎを緩和する4つの対策方法

立ちながら仕事をする男女

座りすぎによる病のリスクを低下させるためにも、以下の対策を日常生活に取り入れてみましょう。

・20~30分座ったら2~3分立って動く

座りすぎの対策方法としては、やはり立って動くことが効果的です。

基準として、20~30分ほど座り続けたら1回は立って2~3分ほど動くことを心掛けましょう。1時間ごとにウォーキングするよりも効果的です。

また、屈伸やストレッチといった何らかの動作も行うと、より効果が高まります。

・かかとを上げる

座り続けているとふくらはぎの筋肉が動かず、血流が悪くなってしまいます。

少しでも筋肉を動かすために、かかとを上げて動作をしましょう。

やり方は簡単で、座った状態でふくらはぎに力を入れ、つま先を支点にしてかかとをゆっくりと上げ下げをするだけです。

この動きは10回ほど行うだけでも効果が期待できるので、デスクワークの合間や休憩時間、新幹線の移動中などに行うのも良いでしょう

・脚上げをする

かかと上げも効果的ですが、より効果を高めたい方には太ももの筋肉を鍛えられる脚上げがおすすめです。

まずは座った状態で足を前に伸ばし、つま先を垂直に立てます。その状態で太ももに力を入れて、脚全体を上げ下げしましょう。

ふくらはぎよりもより大きい太ももの筋肉を動かすことで、血流の改善が期待できますよ。

・立ちながら作業をする

仕事や勉強などを立って行うことで、座りすぎを根本的に解決することが可能です。

例えば、机自体の高さを高くしたり、机の上に台を設けて高さを出したりといった方法があげられます。

また、立ちながら作業をすると脳への血流が高まり作業効率が上がると言われているため、作業中に座りすぎていると感じたら立ちながら作業をしてみましょう。

「健活☆タイム」は座りすぎによる病のリスク対策になるか

ダンベル

長時間の座りすぎに対して、企業も取り組みを進めています。

例えば、企業の事務代行サービスを手掛けている「MYJ」では、1日3回3分間の「健活☆タイム」を設けています。

健活☆タイムとは、席を立って自由に活動する時間のこと。健康器具を利用したストレッチなど、体を動かすプログラムを従業員に提供しています。

この取り組みの結果、肩こりや眠気が解消したとの声が多数あがったため、後に全社的に導入が開始されたそうです。

また、健活☆タイムは健康面のリスクを低下させるだけでなく、社員同士のコミュニケーションを促すというメリットもあります。

円滑な人間関係の形成は生産性の向上にもつながるので、様々な企業で導入が検討されるかもしれませんね。

まとめ

座りすぎは体の不調を招くだけでなく、精神的にも良くない影響を与えると言われています。

かかと上げや脚上げなど毎日続けられる簡単な対策を取り入れて、病のリスクを低下させることが大切です。

デスクワークをしている方や、タクシーやトラックのドライバーをしている方など、日ごろから座りすぎが懸念される方は、今回ご紹介した対策方法をぜひ参考にしてみてください。

Writer この記事を書いた人

辻村 美咲
結婚・出産を機に、広報担当の会社員からフリーのライターに転身。最近の楽しみは、娘と一緒に通っている英会話教室。日本語だけではなく、いつか外国語でも情報を発信したい。美容、健康、観光など、いろいろなジャンルの記事を執筆しています。
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