大家さん相談所トップ > 賃貸管理会社 > 管理の委託と家賃の回収のフロー
親から相続したアパートを自主管理しているのですが、トラブルなどは対応しきれないこともあるので管理会社に委託しようと思っています。しかし、家賃の回収の点は、「入居者→管理会社→大家」という流れだと、管理会社が滞納することもあると聞いたので、「入居者→大家」という流れにしたいト思うのですが、どうですか?
グッドアンサーとは
お答えさせて頂きます。
株式会社T-Roomの権藤と申します。管理会社の委託契約には各管理会社ごとにシステムがございますのでここでは一般的な場合でのご説明をさせて頂きます。
まず管理委託される業務には複数の種類がございます。
1.集金管理
・・・ボーダーラインさんのおしゃっている「入居者→管理会社」の業務です。
入居者より毎月月末に前家賃及び共益費等を集金しオーナー様との管理委託契約で指定された入金日に一括して送金を行う。(但し、管理会社により、滞納の賃料等は送金しない場合があります)
2.建物管理
建物周囲及び共用部の清掃・営繕・修繕を行う。その他消防点検等、建物の維持管理に必要とされるもの。
3.募集・契約管理
空室の募集及び内覧のための鍵の管理・手配。新規申込の審査及び契約業務・契約更新処理。退室の立会・点検・精算業務
4.クレーム対応・修繕(緊急)・退室時の修繕
緊急を要する修繕の手配。近隣などのトラブルの対応・クレーム対応
以上がおおまかな種類ですがボーダーラインさんのご質問にありました入金管理業務につきましてはその業務の委託は行わず、その他を委託する形での対応も可能と思われます。但し、入金管理業務を委託しない場合、滞納した場合や退室の際の返金、入居者からの入金に関する確認等はすべてオーナー様への都度確認が生じるため、お電話などが多くなる可能性がございます。せっかくトラブルの対応などは委託することにより減少してもその他の部分でのお手間が増える可能性がありますので、ご注意が必要です。一番は安心して業務を遂行できる管理会社を選ぶことが重要です。各管理会社で管理委託のシステムが違うため、お近くの管理会社へ委託システムの内容及び費用負担・セーフティーネットなどご不明な点をすべてご質問をしてみてはいかがでしょうか?