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【ラクし過ぎは危険】「不便なもの」が凄いらしい

便利の逆をいく不便グッズで世界を救う?

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今の世の中、便利なもので溢れ返っています。

どこに行くにも車や電車といった移動手段は山ほどあり、あまり歩かなくても遠くまで行けますね。

それは家にいても同じです。

リモコンに手を伸ばすだけで好きなチャンネルに切り替えられ、スマホ1つあれば出前を頼むことだってできるのです。

最近は音声で電気を付けたりなど、家電を声で動かすことも可能になりました。

しかし、「何かを得れば、何かを失う」という言葉があるように、便利さを追求すればするほど、私たちの暮らしにはマイナスの変化が生じています。

その1つに運動不足が挙げられます。

WHO(世界保健機関)によると、およそ320万人もの人々が毎年運動不足による病気で死にいたっているそうです。

私たちの身の回りにある「便利さ」は、知らず知らずのうちに危機をもたらしているのです。

あまり体を動かす必要がない現代社会を変えるべく、あえて「不便さ」を追求したグッズを創り出したデザイナーたちがいます。

便利の逆をいく不便なもの

いらずら心いっぱいのユニークなものばかりですよ。

<押した階まで行ってくれないエレベーター>

押した階まで行ってくれないエレベーター
出典:http://www.pleasurabletroublemakers.com

ドイツで開発されたこのエレベーターは、押した階より1つ下の階で停まるという何とも不便なエレベーターなのです。

1つ下の階で停まることにより、目的の階までは自分の足で上って行かないといけない状況を作ることで、運動不足を解消するといった目的があります。

Intervator | by Johannes Jessen from Siegen Experience & Interaction on Vimeo.

このエレベーターの名前は、"Pleasurable Troublemakers"(楽しいトラブル)。

仕組みさえ知っていれば、行きたい階よりも1つ上のボタンを押せば、階段を使うことなくそのフロアに行けますよね。

使う人々がストレスを感じることのないように、わざとインチキできるように作ったそうです。

階段を使うことを「強いる」のではなく、「あくまであなた次第」というメッセージが込められているのです。

<車の鍵を取るとバイクの鍵が落ちてくるキーラック>

車の鍵を取るとバイクの鍵が落ちてくるキーラック

出典:http://www.pleasurabletroublemakers.com

こちらもまた斬新なアイディアを取り入れたグッズです。

車とバイクの両方を持っている場合、やはり車の方が荷物の持ち運びができるなど、何かと楽ですよね。

この車の鍵とバイクの鍵を片方ずつに掛けられるキーラック。

おもしろい仕掛けがされているのです。

The Keymoment: Change through friendly friction | by Matthias Laschke from Siegen Experience & Interaction on Vimeo.

車の鍵を取ると、バイクの鍵が落ちるような仕組みになっています。

床に落ちたバイクの鍵を見て、どちらを運転するべきかあらためて考えるというのがデザイナーの狙い。

こちらも先ほどのエレベーターと同じように、簡単にごまかせます。

バイクの鍵を挿さないでおくか、車の鍵とバイクの鍵を逆に差し込めばいいだけです。

たしかに車の鍵を取るたびにバイクの鍵が落ちてしまっては、キーラックが嫌いになりそうですもんね!

<座るたびにグラグラする椅子>

座るたびにグラグラする椅子

出典:http://www.trendhunter.com

立ち上がるのが面倒臭くなるほど気持ちのよいソファがあるなら、その逆をとって立ち上がりたくなるような椅子を開発!

座っている最中は常にバランスをとっていないと倒れてしまうので、バランス感覚と筋肉を鍛えるのにも最適です。

番外編

日用品でも、運動不足を解消してくれる不便なものがあります。

<石で作られた重たすぎる傘>

これはもう、傘の意味をなさないですよね。

持ち上げるだけで、筋肉がつくこと間違いありません。

<形がおかしいジョウロ>

商品としての価値はゼロですが、とてもおもしろい商品。

注ぎ口が曲がったジョウロ。

どうやっても水が自分にかかってしまいます…。

<家に入るまでに時間がかかる!?鍵と鍵穴>

鍵の開け閉めができない鍵。

もう一生外出できないという不便さ。

インテリアとして、ドアに取り付けるとおもしろいかもしれませんね。

まとめ

便利なグッズに囲まれている生活を続けていくうちに、運動不足が原因で病気になってしまうかもしれません。

こちらで紹介した不便グッズを開発したデザイナーたちは、「ちょっと不便を感じるくらいがちょうどよい」というのを世界に訴えてくれているのかもしれません。

いたずら心がある不便商品も多いので、ぜひ探してみてはいかがですか?

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