住まいのノウハウ

埼玉の移住におすすめの街【2023最新】補助金や体験談も紹介

いえらぶコラム編集部

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都心からのアクセスが良好なことや、自然環境に恵まれていることから、埼玉県は移住先として人気があります。

しかし、どの地域が住みやすく、移住に適しているか悩む人も多いのではないでしょうか。

この記事では、埼玉県内の移住におすすめの街を紹介します。それぞれの街の特徴や魅力、住みやすさ、また補助金や物件情報なども詳しく解説しています。埼玉県内で移住した人の体験談も紹介しているので、リアルな声をもとに移住する上での注意点を把握できます。

移住や引っ越しを考えている人は、ぜひ記事を参考にしてくださいね。

埼玉へ移住する魅力やメリット:基本情報


埼玉の生活環境や魅力、メリットについてこの章では紹介していきます。基本情報だけでなく、「実は知らなかった埼玉の魅力」も紹介していきます。

埼玉の基本情報

埼玉県は、さいたま市を中心に南部地域、南西部地域、東部地域、県央地域、川越比企地域、西部地域、利根地域、北部地域、秩父地域の10のエリアに分かれています。各エリアには、それぞれの特色や文化があり、多くの観光客が訪れる場所となっています。東京へのベッドタウンとして昨日しており、総人口は7,330,000人。日本の中でも大きな県の一つです。

参照:総務省統計局「人口・世帯」

埼玉の気候・生活環境

引っ越してから思わぬ苦労を避けるためにも、事前に埼玉県の気候や暮らしについて把握しておきましょう。

埼玉県の気候は、晴天が多く太平洋側気候であるため、夏は非常に暑くなることがあります。冬には北西の季節風が吹き、夏の雷の発生率も高い傾向にあります。また、日本一暑いと言われる熊谷市では、2018年に国内最高気温である41.1℃を記録しています。しかし、降水量は全国平均よりも少なく、年間を通じてアウトドアなアクティビティが頻繁に楽しめる環境もあります。

埼玉県の暮らしについては、住宅総数に対する持ち家率が65.7%であることが分かっています。都心部で家を持つのが難しい場合でも、埼玉県であれば家族と共に持ち家での暮らしを実現することができるかもしれません。このように、埼玉県では住宅事情が比較的良好であり、地域によっては自然に恵まれた環境も存在しています。

埼玉の子育て・教育環境

埼玉県では、子育てをサポートするための会員組織である「ファミリーサポートセンター」があります。このセンターは、子育てのサポートを必要とする人と、子育てをサポートしたい人をつなげることを目的としています。会員になることで、一時的に子供を預けたり、預かったりすることができるため、共働きの家庭や、パートに出たいという方にとって、安心できる子育て環境が提供されています。

また、「パパ・ママ応援ショップ」という優待制度もあります。この制度は、妊娠中や18歳までの子供がいる家庭に配布される優待カードを使用することで、割引や様々なサービスを受けることができます。さらに、3人以上の子供がいる家庭を対象にした「多子世帯応援ショップ」制度もあり、割引などのサービスもあります。

埼玉県全体でも、行政地区ごとに様々な子育て支援が行われています。例えば、さいたま市では、子供の医療費の一部負担金を助成する「子育て支援医療費助成制度」があります。さらに、「さいたま市子育て緊急サポート」では、小学6年生までの子供を対象に、緊急時の子供預かりや、病児・病後児の預かりなどが提供されています。

また、埼玉県では、地域全体で教育環境に対する関心を高めるための取り組みも行われています。毎年11月1日を「彩の国教育の日」とし、学校・家庭・地域が連携して「彩の国教育週間」を実施することで、教育環境への理解を深めています。

参照:パパ・ママ応援ショップ(子育て家庭への優待制度)

埼玉の食・農業の魅力

埼玉県は35の酒蔵があり、荒川や利根川の伏流水を使用した地酒が多く生産されています。この地酒は、清酒の出荷量で常に上位にランクインしており、非常に高い品質を誇っており埼玉県内外からも人気です。

また、深谷牛という希少な黒毛和牛も有名です。このブランド牛は、数名の生産者によって肥育されており、年間出荷量が少ないため、埼玉県内でしか味わうことができないという貴重な存在です。深谷牛は、その柔らかさや旨み、甘みが特徴で、高級レストランでも取り扱われるほどの人気を誇っています。

東京都心へのアクセスが良いため、会社員として働きながら農業に携わることができます。「埼玉で始める農ある暮らし」という支援制度があり、移住者の就農をサポートしています。具体的な支援内容としては、実際に埼玉県で農業を始めた先輩移住者のトークや、個別相談会がオンラインで行われる移住セミナー、移住・就農後の農業普及員による指導などが挙げられます。

埼玉県ならではの魅力として、農業に興味を持っている人が移住してから農業を始めることができるという点が挙げられます。また、支援制度により、安心して移住し、新しい暮らしを始めることができます。農業に関心がある方にとって、埼玉県は魅力的な移住先の一つと言えます。

参照:埼玉ではじめる農ある暮らし - 埼玉県

埼玉へ移住する魅力

埼玉に住むメリットとしては都内へのアクセスの良さや、豊かな自然環境があげられます。

例として大宮駅・浦和駅からの都内の主要駅までのアクセス時間をご紹介します。


どちらの主要駅も、20分から30分程度で東京にアクセスできます。東京に通勤する人にとってはとても利便性が高いといえるでしょう。また、休日には都心での買い物やレジャーにも便利です。

東京へのアクセスが便利でありながら、地価が比較的安価で賃貸住宅の家賃も抑えられていることが特徴です。また、都内と比べ広い家にお手頃な価格で住むことができます。一方、都市圏としては栄えた街並みが広がっており、スーパーやコンビニ、銀行や病院などの生活利便施設が充実しています。そのため暮らしに不便を感じることはありません。このように住まいにかかる費用を抑えつつ、東京圏としての経済的恩恵を受けられるという点が埼玉県の大きな魅力だといえます。

埼玉へ移住する際のデメリット・失敗談


埼玉へ移住するデメリット

埼玉県は交通アクセスが非常に良いですが、多くの人が通勤するため、電車は非常に混みあいます。混雑率が180%を超えている個別路線11路線の中に、埼玉から東京へ通勤する際に利用される「京浜東北線」「埼京線」は混雑率がともに180%を超えています。

参照:国土交通省

東京圏の鉄道路線は非常に混雑しており、平均混雑率は163%と高いことがわかっています。さらに、遅延も頻繁に発生しており、国土交通省が公表したデータによると、JR埼京線・川越線やJR京浜東北線・根岸線では、平日20日間において1ヶ月あたり18.2回や17.7回の遅延証明書が発行されていることが明らかになっています。このように、ほぼ毎日のように電車が遅れているため、通勤する場合は余裕を持って出発する必要があります。

参照:「東京圏の鉄道路線の遅延見える化」(平成29年度)

また、埼玉県は夏が非常に暑いことで有名です。

2018年には熊谷市で記録史上最高を更新する41.1度を観測するなど、高温の日が多くあります。この暑さの原因としては、県の平野部が北や西に山が多くあるため、上空の空気が吹き下ろして空気が圧縮され温度が上昇するフェーン現象が発生しやすいことが挙げられます。また、南からの海風は都心のヒートアイランド現象によって暖められているため、フェーン現象と組み合わせると、より一層高温になることが予想されます。

これから移住を考えている人は、移住予定の地域の気温を調べて対策を事前に考えておきましょう。

埼玉へ移住する失敗談・注意点

注意点・失敗談としては下記がよくあげられます。

・埼玉高速鉄道は運賃が高く、都心に出るためには片道500円以上かかってしまうため、出費が大きい。 1日乗り放題券や定期があれば少しは安くなるが、都心に勤める場合、定期代が高いため負担が大きくなることも。

・東武東上線は事故が多いため、最寄り駅が東上線のみしか通っていない場合は、通学や通勤に注意が必要。事故や遅延が起こった場合は、予定を変更する必要がある。

・埼玉県は歓楽街が少ないため、夜の遊び場所が少ない。また、東京寄りの埼玉県では物価が上昇し、駅前などの家賃も高くなっている。

・埼玉県には多数の病院がありますが、医師不足が問題とされている。予約が取りにくかったり、待ち時間が長かったりすることもある。

・東急線から乗り入れている副都心線に乗って途中で池袋で西武線に乗り換える場合、同じ池袋駅でも1駅ぶんくらい歩かなければならない場合がある。小竹向原で西武線乗り入れの電車が待っている場合は、こちらで乗り換えると便利。また、西武線の地下鉄乗り入れ路線を利用する際には注意が必要。

移住してこういった失敗談や体験談がよく聞かれます(いえらぶ編集部調べ)。

交通アクセスや実際の住み心地・医療面で不安を感じる人が多い印象があります。移住したい地域への下調べはしっかり行いましょう。

埼玉への移住で利用できる補助金や制度


埼玉県の公式ホームページからも応募できる移住者向けのセミナーでは、実際に移住して就職や起業を経験した方々が貴重な話を共有し、暮らしの様子や関連情報を提供してくれます。これらの情報は、移住計画に役立つでしょう。

埼玉県移住総合相談窓口「住むなら埼玉移住サポートセンター」は、東京都有楽町にあり、移住に関する様々な相談に対応しています。一つの窓口で対応してくれるだけでなく、住まいや子育て、仕事に関する情報や、埼玉県の多彩な魅力を紹介してくれます。これらの情報は、移住の際の参考になるでしょう。

埼玉県への移住を検討する場合、移住金支援金制度を知っておくことが重要です。東京23区から埼玉県の対象地域に移住して、中小企業での就職や起業をする場合、最大100万円の移住支援金が支給されます。この支援金は、新しい生活をスムーズに始めるのに役立ちます。

参照:移住セミナー情報

埼玉への移住おすすめの街5選

埼玉の移住でおすすめの街①和光市


和光市は、人口約8.3万人が暮らす、東京都最南部に位置する住みやすい街です。練馬区、板橋区と隣接していて、東京都内へのアクセスも良好です。また、家賃や住宅相場が都内に比べてリーズナブルなため、通勤・通学を目的とした移住先として注目されています。

和光市駅前には、大型商業施設「EQUiA PREMIE和光」があり、成城石井やユニクロをはじめとした日用品から衣料品まで充実した品揃えが魅力です。駅周辺にはイトーヨーカドー、いなげや、サミット、ヤオコーなどの一般的なスーパーマーケットや、コンビニも多数あり、仕事帰りの買い物にも便利です。

子育て環境にも優れており、和光市近くには大泉中央公園や樹林公園など、多数の公園があります。また、15歳以下のお子さまの医療費を助成する制度や、妊娠期から就学までの相談に対応する子育て世代包括支援センターもあるため、安心して子育てをすることができます。

交通利便性にも優れており、「和光駅」からは、電車で東京駅まで約35分、池袋駅まで約15分です。「和光市駅」から池袋駅まで14分、渋谷駅まで25分、有楽町まで33分と、都心部へのアクセスが良好です。

和光市は、上述のように魅力的な暮らしを提供する街であり、移住を検討する方にとっては穴場だといえるでしょう。

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和光市について治安・家賃相場等を詳しく知りたい方には下記の記事を参考にしてください。

和光市の住みやすさは?家賃相場や子育て、治安も解説【2023最新】

埼玉の移住でおすすめの街②戸田市


戸田市は、人口約14.1万人が暮らす、自然やレジャースポットが豊富で、子育てに優れた街です。東京都に隣接し、都内へのアクセスが便利でありながら、閑静な住宅街が広がっています。

戸田公園駅周辺には、スーパーマーケットのサミットやビーンズ、無印良品、KALDI、マツモトキヨシ、TOBU BOOKS、スターバックス、サイゼリアなどがあり、帰宅時の買い物には困りません。また、T-FRONTEという複合型商業ビルもあり、日用品の買い物も充実しています。

教育環境にも力を入れており、埼玉県の『地域子育て応援タウン』に認定されています。家事援助や育児援助などの有料サポートを提供しており、子育てに関する悩みや困りごとをサポートしています。

交通利便性にも優れており、JR埼京線が市内を縦断し、3つの駅があります。都内へのアクセスも良く、池袋駅や新宿駅まで20〜25分程度でアクセスできます。また、国道17号線、首都高速道路、外環道などの幹線道路が市内を通っており、車でのアクセスも便利です。さらに、関越道や圏央道、東北道などにもアクセスしやすく、仕事やレジャーにも適したエリアです。

子育て支援にも力を入れており、15歳以下のお子さまの医療費を助成しています。また、「とだファミリー・サポート・センター」という会員制の組織があり、子育てのお手伝いをしたい方と、子育ての手助けがほしい方が相互に援助する活動を行っています。

戸田市は、自然に恵まれた住みやすい街であり、子育て環境にも優れています。都心部へのアクセスも良好であり、移住を検討する方にとっては魅力的なエリアとなっています

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戸田市へ引っ越しや移住を考えている方はこちらの記事もぜひ参考にしてください

戸田市の住みやすさ【2023最新】子育て環境や治安・実際住んだ体験談を紹介

埼玉の移住でおすすめの街③朝霞市


朝霞市は、約14.3万人が住む住みやすいまちで、市内には陸上自衛隊朝霞駐屯地が広がるエリアもあります。年間を通して様々なイベントが行われ、特に有名なのが8月初旬に行われる『彩夏祭』です。3日間にわたり、和太鼓ライブや露店などがあり、約9,000発の花火が打ち上げられる一大イベントです。

生活環境は、朝霞駅周辺にはセイムス、東武ストアやEQUiA朝霞など、買い物や飲食店探しには困りません。また、朝霞台駅や北朝霞駅周辺には、路線を乗り換える方も多く、居酒屋やファーストフード店などが充実しています。ただし、市内には大型の商業施設はありません。池袋や渋谷などへ足を運ぶ必要がありますが、20~30分ほどで到着できます。

教育環境としては市営保育園が11園あり、その他にも法人等が運営する園が60園以上あります。ただし、待機児童も多く、改善すべき課題があります。また、幼稚園が8園、小学校が10校、中学校が5校、高校が2校あり、東洋大学の朝霞キャンパスもあるため、進学にも安心です。

交通利便性は、東京都内まで30分以内で通勤・通学が可能です。JR武蔵野線と東武東上線が交わるため、都内の主要な駅へ乗り換えなしでもアクセスできます。例えば、池袋駅までは約22分で到着します。また、市内を走る国道は川越方面と東京方面を結んでおり、車での移動もスムーズです。

支援制度については、15歳以下の子どもの医療費を助成する制度があります。

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埼玉の移住でおすすめの街④さいたま市

さいたま市は、人口約133万人を抱える首都圏有数の中心都市です。ビジネス街が中心ですが、郊外には住宅地も広がり、幅広いライフスタイルに対応しています。一人暮らしや家族向けのエリアもあり、住みやすさに定評があります。

生活環境は、ベッドタウンとして快適な生活が送れます。病気やケガの際には、「さいたま市医療なび」で市内の病院を簡単に探すことができます。

交通利便性は、都心に近く、数十分から1時間程度でどこへでもアクセス可能です。市内から都心への通勤・通学者は2割以上いると言われています。

教育環境は、中学3年生の英語力が全国平均を約40ポイントも上回るなど、高い教育レベルが特徴です。市内では、小学校から中学校まで9年間、一貫して英語を学ぶ「グローバル・スタディ」を実施しており、子供の英語力向上に取り組んでいます。また、公立の高校もレベルが高く、都内の私立の中高一貫校に通うこともできます。教育に熱心な家庭では選択肢が多いでしょう。

支援制度として、良質な住宅を相場より安い家賃で借りられる「マイホーム借上げ制度」があります。空き家(空き家になる予定)の物件を賃貸住宅として転貸することで、住宅問題にも取り組んでいます。

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埼玉の移住でおすすめの街⑤秩父市

秩父市は自然豊かな秩父山地に囲まれ、約1万人が住む地域です。市街地は荒川を中心に広がり、皆野駅や親鼻駅周辺には住宅や学校があります。

生活環境としては、道の駅ちちぶの隣にある商業施設「ウニクス秩父」には大手スーパーや書店が入っており、秩父市民に人気です。また、秩父鉄道沿線にはベルクやコープみらい、ヤオコー、ヤオヨシなどのスーパーが複数あり、日常の買い物に便利です。映画館もあります。

教育環境は、保育園は公立保育園4ヶ所、私立保育所7ヶ所、認定こども園8園あり、待機児童はゼロです。これから子育てを開始する方は安心できますね。

交通利便性は、秩父鉄道、西武秩父線が通っており、西部観光バス、小鹿野町営バスなどが運行しています。市内の公共交通機関が充実していますが、マイカー利用率も高いため、公共交通機関の利用者が減少しています。しかし、高齢者や車を持たない学生などには唯一の交通手段として、国や県、市の補助制度で路線を確保しています。

支援制度として、18歳以下の子供への医療費を助成しています。また、小学6年生以下の子供を預けることができる病児保育施設も充実しています。

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まとめ

この記事では埼玉で移住におすすめの街を紹介してきました。

移住を考えている方の参考になれば幸いです。

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Writer この記事を書いた人

いえらぶコラム編集部
不動産業界・賃貸物件に関する広報活動を行いながら、現在はいえらぶGROUPのライターとして活動中。おもに、不動産・賃貸物件・税金・片付け・車といった暮らしに関わる記事を執筆しています。
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