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そもそもスーモやホームズって何?(初心者目線)不動産ポータルサイトについても解説

そもそもスーモやホームズって何?(初心者目線)不動産ポータルサイトについても解説

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こんにちは!いえらぶコラム編集部です。

皆さんは、SUUMO(スーモ)やHOME’S(ホームズ)が実は不動産会社ではないことをご存じでしたか?SUUMO(スーモ)やHOME’S(ホームズ)は不動産の賃貸や売買を行っているわけではなく、不動産会社とユーザーとの架け橋になっているのです。

SUUMO(スーモ)やHOME’S(ホームズ)などの不動産情報サイト(不動産ポータルサイト)は不動産会社にとっては、成約促進手段として活用されており、一般ユーザーにとっては自らが希望する物件を探す手段の一つとして支持されています。

今回はそんな不動産ポータルサイトの仕組みについて、「名寄せ」・「代表物件」といったキーワードを交えながら、不動産会社がどのようにして物件を売り出し、物件の情報をユーザーに届けているのか解説していきます。

名寄せとは

まずは、不動産ポータルサイトを詳しく説明するために名寄せについて解説します。

名寄せとは

名寄せとはデータベースの中にある重複したデータを一つにまとめる作業です。

物件情報を取り扱う不動産ポータルサイトではデータベース上に、同一の物件が複数登録されていることがあります。それらを物件名などから同じ内容のデータであるか判断して、同じ物件を一つにまとめているのです。

一つの物件を複数の不動産会社がポータルサイトに掲載するため、名寄せを行わないと不動産会社の数だけ同じ物件が掲載されてしまいます。そのため、多くの不動産ポータルサイトで名寄せを行っています。

名寄せをした結果、ポータルサイトの物件一覧上では一つの物件が表示されます。

この時に、表示されている物件を「代表物件」と言います。

代表物件とは

代表物件とは

前述のとおり、名寄せをした結果、検索結果一覧上に表示される物件のことです。

つまり、ユーザーの皆さんが一覧や検索でたどり着くのは代表物件だけなので、不動産会社からすると代表物件にならないと、ユーザーに情報が届かず、不動産ポータルサイトに物件を登録した意味がなくなってしまいます。

不動産ポータルサイトはより使いやすいサイトにするべく、独自の方法で名寄せを行っています。すべてはユーザーに必要とされる情報を届け、良い評価を得るためのものなので、どのような情報が記載されていると、見ていてイメージしやすいかを念頭に置いて物件を登録することで代表物件に選ばれる可能性が高くなります。

その結果、不動産会社はより詳細な物件情報を提供するので、不動産はSUUMO(スーモ)やHOME’S(ホームズ)などの不動産ポータルサイトを通すことでよりイメージしやすい物件がユーザーのもとに届くのです。

代表物件に選ばれる基準

代表物件に選ばれる基準

代表物件の選定基準にはこれといった明示的な評価基準は存在しません。しかし、先ほども述べた通り不動産ポータルサイトはユーザーに必要とされる情報を届け、良い評価を得るためのものなので、ユーザーが満足する物件情報を含んだ物件を代表物件に選びます。

そのため、不動産ポータルサイトにおいて、登録物件の情報量が多いほど代表物件になる傾向にあります。特に画像が充実していることが重要な指標になります。

なぜなら画像があるとユーザーがよりそれらの物件をイメージしやすくなるからです。

また、不動産ポータルサイトによってはオプション掲載(掲載料とは別にお金を払って、パノラマ画像や、動画などを掲載できるサービス)を行うとより代表物件に選ばれやすくなります。

不動産会社が反響を得るためにしていること

不動産会社が反響を得るためにしていること

条件の良い物件というのは人気があります。誰だって、希望通りの物件に住みたいはずなので、好条件の物件はすぐに売れてしまうのです。

好条件の物件が売れた後、不動産ポータルサイトで入居者を待っている多くの物件は条件が似たり寄ったりなので、条件の良さが理由でユーザーから反響がとれることはなかなかありません。

不動産会社が名寄せを乗り越え、代表物件に選ばれたとしても条件が似たり寄ったりでは、結局どの物件が良いのかがわからず、ユーザーに選ばれることは難しいのです。

実はここで重要になってくるのが、キャッチコピーやコメントなどのテキスト情報です。

ありきたりな表現で止めずに物件情報にセールスポイントを添えてあげることでより物件がイメージしやすくなります。

また、物件のメリットばかりを描くのではなく、デメリットもテキスト情報に加えたほうがユーザーの物件に対するイメージをより強く蜂起させることができるのです。

そしてこれらのテキスト情報は詳しければ詳しいほど見ている側にとって好感度が高く、テキストによって不動産会社の実直性を示すことで、物件を掲載している不動産会社に対しても良い印象を持たせることができるのです。

不動産ポータルサイトは物件情報が羅列されたカタログではなく、競合ひしめく広告サイトです。

物件そのものに差が出ることはほとんどなく、不動産会社がどれだけユーザーに寄り添えるかが重要になってきます。

物件を探すときに、不動産会社の人が何を考えて物件を掲載しているのかを頭の片隅に置くことで皆さんが楽しく物件探しをできたら嬉しい限りです。

(画像提供元:写真AC)

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