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リフォームとリノベーションの違いとは?今こそリノベーションを選ぼう

いえらぶコラム編集部

リフォームとリノベーションの違いとは?今こそリノベーションを選ぼう

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リノベーションってよく聞くけど、リフォームとどう違うの?

賃貸物件や売買物件だけでなく、ホテルやカフェなどさまざまな分野で「リノベーション」という言葉を聞いたことがあるのではないでしょうか?

しかし、何かが新しくなっているのは分かるけど、具体的にはどんな意味なのか、リフォームとはどう違うのか、分からない方も多いと思います。

そんな方に向けて、この記事ではリフォームとリノベーションの違いや、リノベーションのメリット・デメリットをご紹介いたします。

リフォームとリノベーションの違いとは?

リフォームとリノベーションの違いとは?

リフォームとリノベーションの違いは、その工事をおこなう「最終的な目的の違い」にあります。

リフォームとは?

リフォームの目的とは「古くなったお部屋を元の形に戻すこと」です。

古くなった床や壁紙を張り替えたり、設備を新しくすることで、その建物やお部屋が建てられた当時のような綺麗さと利便性を取り戻すことを目指します。

つまり、リフォームとは大掛かりな原状回復とも言えるのです。

リノベーションとは?

一方、リノベーションはただ古くなったお部屋を新しくするだけではありません。

「古くなったお部屋をライフスタイルに合わせた付加価値や利便性をプラスして生まれ変わらせる」ことを目的としています。

内装や設備の交換だけでなく、大幅な間取りの変更や、収納や設備の追加など「元々のお部屋にはなかった付加価値」をプラスしていることが、リノベーションの特徴なのです。

リフォーム・リノベーション物件の実例

とはいえ、説明だけではリフォームとリノベーションがどう違うのか、分からない方も多いのではないでしょうか。

ここでは、リフォーム物件とリノベーション物件の事例を通して、それぞれの違いをご紹介いたします。

リフォーム物件の事例

リフォーム物件の事例
https://rehome-navi.com/articles/640

こちらは3点ユニットバスをバストイレ別へと変更した物件です。

以前の賃貸アパートやマンションでは、少しでも居住空間を広くするために、3点ユニットバスが多く使われていました。

しかし、最近ではストレスの発散にアロマバスや半身浴などバスタイムを楽しむ方が増えており、バスルームの広さや清潔さが重視されるようになっています。

3点ユニットバスではそのような時間を楽しむことが難しいため、バストイレ別へと設備を交換する物件が増えていますが、3点ユニットバスをバストイレ別にするだけでリノベーションとは呼べません。

なぜなら、バストイレ別にすることで、その分だけ居住空間が狭くなってしまうからです。

このように、設備単体の交換や内装材の張り替えだけを行っている物件や、生活における利便性が向上していない物件はリフォームにあたります。

リノベーション物件の事例

リノベーション物件の事例
https://www.renoveru.jp/journal/17333

こちらは、3DKのお部屋を1LDKへと間取り変更し、キッチンの位置や設備も変更した物件です。

以前は子どもも多く部屋数も必要でしたが、最近は夫婦のみの家庭や子どもが1人の家庭も多いです。

小さいうちは子ども部屋が必要ないと考えている方も多く、広いリビングで家族の時間を楽しむ方も増えてきています。

そのため、広いリビングに寝室が1つだけある1LDKのお部屋に人気が集まっており、間取りを変更する物件も多いです。

こちらの物件では間取りを変更するだけでなく、キッチンの位置をLDKの中心にあるアイランドキッチンに変更しています。

料理や家事をしながらでも家族の様子が伺えて、会話もしやすいので、より家族での時間が楽しめるようになっています。

このように、見た目が新しくなるだけでなく、ライフスタイルや利便性における付加価値がプラスされている物件はリノベーションになります。

リノベーション物件のメリットとは?

リノベーション物件のメリットとは?

リフォームとリノベーションの違いについて分かっていただけたところで、ここからはリノベーション物件のメリットについてご紹介いたします。

リノベーション物件には、リフォームにはないようなメリットがたくさんあります。

①新築のような新しいお部屋に住める

リノベーション物件ではお部屋がまるごと改装されていることも多いです。

そのため、まるで新築のように新しい空間で新生活を始めることができます。

②新築よりも家賃が割安

もちろん物件によって変わりますが、新しい室内でありながらも家賃が新築と比べて安めです。

建物の築年数自体は古いことも多いため、同じような広さや設備の新築と比べると、家賃が安めに設定されることが多いようです。

外観や共用部の古さにこだわらない方は、リノベーション物件を選ぶと良いです。

③おしゃれで個性的なお部屋が多い

より付加価値を持たせるために、デザインにこだわったおしゃれなお部屋が多いです。

無垢フローリングなどの建材にこだわったお部屋、ホテルのような洗練されたお部屋など、さまざまな個性的なお部屋があります。

なかには古民家やヴィンテージマンションを改装した昭和レトロなお部屋もあります。

④生活動線が考えられている

賃貸物件では家事動線までしっかりと考えられている物件は少ないですが、リノベーション物件ではここに付加価値を足している物件も多いです。

たとえば、間取りの変更に伴って脱衣所を設けたり、洗濯機置き場をベランダやテラスの近くに配置したりと、さまざまな方法があります。

団地物件をリノベーションしたものでは、窓際にサンルームがあることもあります。

⑤知人や友人に自慢できる

個性的で他にはないおしゃれなお部屋が多いので、ついつい自慢したくなるのもメリットのひとつでしょう。

間取り変更で広々としたお部屋になっていることも多いので、知人や友人をお部屋に招きやすいのも嬉しいポイント。

ホームパーティなどのときに、ちょっとした自慢になりますよ。

リノベーション物件のデメリットとは?

リノベーション物件のデメリットとは?

このように素敵なメリットばかりのリノベーション物件ですが、もちろんデメリットも存在します。

また、リノベーション物件のデメリットはリフォーム物件にも共通するものも多いので、そちらもご確認ください。

①水回り設備はそのままの可能性がある

新築同様の新しさが魅力のリノベーションですが、お風呂などの水回り設備は既存物をそのまま利用していることも多いです。

どこが新しくなっていて、どこはそのままなのか事前にチェックする必要があります。

また、多くの場合は配管工事も同時におこないますが、見えない部分なので元の配管をそのまま使っていることもあります。

問い合わせ時や内見時に配管の詰まりや漏れがないか確認しましょう。

②地震に弱い可能性がある

リノベーション物件は築年が古い物件も多いです。

そのなかでも、1981年以前に建てられた物件は旧耐震基準のまま、現在の基準に適合していない可能性があります。

内見前や内見時に、耐震補強工事がおこなわれているか不動産会社に確認しましょう。

③防音性が低い可能性がある

リノベーション物件に限らず築年が古い物件全般に当てはまりますが、防音性が低く、生活音のトラブルに繋がる可能性があります。

以前に生活音に関するトラブルがなかったか、内見時などに不動産会社に確認しましょう。

また、防音機能のあるカーテンやカーペットを使うことで、少しでもトラブルの可能性を下げることもできます。

④電気容量が少ない可能性がある

昔は今ほど日常的に使う家電製品が多くなかったため、築年が古い物件は使える電気容量が少ない場合があります。

電気容量が少ない場合でも、電力会社との契約内容を変更し、アンペア数を上げることで対策が可能です。

ただし、元の契約よりも電気料金が上がり、工事が必要になる場合もあります。

電気容量を上げたい場合は、事前に不動産会社に相談しましょう。

まとめ

リノベーション物件には、リフォーム物件や一般的な物件にはない魅力的なメリットがたくさんあります。

デメリットも考慮することで、自分のライフスタイルに合ったリノベーション物件を選ぶことができますよ。

あなたも、新たに生まれ変わった空間で素敵なリノベライフを送ってみませんか?

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