住まいのノウハウ

皇居のある街 千代田区の魅力と住みやすさ

千代田区にある国会議事堂

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千代田区ってどんなところ?

千代田区にある国会議事堂

千代田区は、東京23区の中心に位置し、皇居を個性豊かな町が囲んでいます。

霞が関や永田町は、国政の中心地として国会や最高裁判所、首相官邸や各省庁を有しています。

神田、神保町は出版社や古本屋が多く建ち並び、古くから続く学生の街として今もその姿を残しています。

丸の内、大手町は銀行や新聞社が多く存在し、秋葉原は言わずと知れたサブカルチャーの発信地です。

千代田区に住む住民数は、ここ数年増加傾向にあり、待機児童数0の記録を維持しつづける施策にも注目が集まっています。

また、ネコの殺処分0の活動もされており、譲渡会などで飼い主を見つけたり、去勢手術をしたりとボランティアの協力を得ながら、ノラ猫の命を守る活動もしています。

千代田区の人口

千代田区は、昼夜の人口差が20倍以上にもなると言われています。

つまり、ほとんどのかたは千代田区以外に居住し、通勤や通学、観光で訪れる場合が多いことが考えられます。

千代田区は、東京23区内で最も人口が少ない街です。

日中たくさんの人が行き交う千代田区も、夜になればひっそりと静かな空間に変わります。

職場が近く、夜は静かな環境で過ごしたいと考えながら千代田区に通勤しているビジネスマンには、住みやすくおすすめの地域です。

最近は分譲マンションが多く建設されてきており、ここ数年の人口増加率は都内トップクラスです。

特に30代~40代の子育て世代の移住者が増えてきており、子育て支援にも注目が集まっています。

千代田区の住宅事情

住みやすさの判断基準の中で、家賃相場も気になるポイントです。

千代田区は家賃が高いことでも知られています。

一戸建て・マンション・アパートの平均家賃は107,500円で、23区内では2番目に高い数字です。

都心でアクセスしやすい立地では、やはり物件も高額になってしまうようです。

千代田区の環境、住みやすさ

千代田区の中心には皇居があり、皇居の敷地が区の約15%を占めています。

皇居の周りには緑が多く、都会にいながらも豊かな自然を感じることができます。

ランニングをするために、皇居の周りを走っている人も多いですよね。

走りやすく景色の良い環境が整っている場所は、都心の中では珍しいのではないでしょうか。

また、皇居や国政の主要機関が密集しているため、パトロールの警官も多く、比較的治安は良いと言われています。

国政の主要機関が密集する地域では、防犯対策がしっかりしているため、女性には嬉しいポイントです。

千代田区の交通事情と住みやすさ

千代田区には東京都の鉄道の玄関口である東京駅もあります。

東京駅には、毎日多くの人々が行き来し、どこに出かけるにも便利です。

近年では、職場に近い場所に住居を構えたい人が増加しているため、オフィス街を多く有する千代田区では住みたいと考えている人も多いでしょう。

通勤や通学に移動時間の短縮は、住みやすさを考える上でとても大切なポイントです。

千代田区には、JR山手線や総武線・中央線、東京メトロ有楽町線や半蔵門線などの多くの路線が通り、通勤や通学に非常に便利な立地です。

千代田区から新宿や池袋・渋谷・六本木・銀座などの繁華街へ行くにも電車で15分程度で、アクセスのしやすさは住みやすさにも繋がります。

また、これらの繁華街へタクシーで移動したとしても、およそ3,000円程度で行くことができます。

終電を逃してしまっても、比較的安価で家に帰ることができますね。

千代田区から自家用車で移動する場合には、国道1号線や幹線道路の利用により、首都高速都心環状線などにもアクセスしやすいです。

平日は混み合う道路も、夜間や休日になれば空いているため、通勤には公共交通機関を利用し、休日に自家用車を使用する方も多いです。

千代田区は家賃相場が高い代わりに、交通機関が発達しているため、自家用車を所有せず交通機関を利用すると住みやすいかもしれませんね。

千代田区の福祉施策

千代田区は、ここ数年の間に人口が増加し注目を集めています。

住みやすい街づくりにつながる独自の支援を受けることができ、特に子育てについての施策が充実しています。

千代田区の子育て支援

千代田区に住む子育てファミリー

千代田区の住民が妊娠し出産準備を始めると、妊娠20週以降には誕生準備手当て45,000円を受け取ることができます。

これは千代田区独自の制度で、2人目以降の子どもを出産する時でも対象になります。

また、他の自治体では中学生までとなっている医療費助成制度も、千代田区では高校生までに拡大されています。

通院、入院ともに高校生まで助成を受けることができる自治体はあまり例がなく、子育て世代が安心して生活できる基盤づくりが行われています。

そして、高校生相当年齢の児童には、1人あたり月額5,000円が支給されます。

こうした高校生になっても受けられる支援の充実は、子育て世代の住みやすさに繋がっています。

子育てを行う上で利用したい公園の数は、23区内で考えると少ないですが、人口比率に当てはめると十分に整備されていると言えます。

また、千代田区は区立の中高一貫校を初めて創設し、多くの子ども達が進学しています。

こうした独自の施策により、千代田区の乳幼児期児童(0歳~5歳)の人口は、10年間で約57%もの増加を記録しています。

少子高齢化が嘆かれ、高齢化率がどんどん上がっている日本において、この実績はとても魅力的で、千代田区の住みやすさが垣間見えます。

なぜ、千代田区の子育て支援がここまで充実しているのか気になりますよね。

千代田区には、全国に例を見ない「子育て施策の財源の確保に関する条例」により、特別区税の1%を子育て環境の整備にあてています。

高齢者施策に追われる自治体が多い中、千代田区は子育て支援に割り当てる財源が多く、子育て環境の充実ぶりは全国でもトップクラスといえるでしょう。

各地で課題となっている保育所の待機児童もほとんどいない現状です。

子育てをしながら両親が働ける環境も整っていることが分かります。

待機児童問題は、働くママにとって心配で仕方がないものです。

そういったストレスがないのは、今現在悩んでいるママにとって、とてもうらやましいことでしょう。

千代田区の福祉施策は、子育てばかりではありません。

高齢者の福祉施策についても充実しています。

例えば、75歳以上の高齢者が入院した場合、入院日数に応じて最大50,000円を受給することができます。

赤ちゃんから高齢者まで、このような幅広い支援策があり、千代田区の住みやすさにも繋がっています。

住みやすい?千代田区の街情報1

秋葉原

秋葉原は、国会などがある霞が関や永田町と真反対の位置にあります。

キラキラ光る電気街、サブカルチャーの独特な雰囲気は、千代田区のイメージとは少し異なるかもしれません。

しかし、日本の新しい文化も発信している街には観光客も多く、特に秋葉原駅は大勢の人でにぎわいます。

同じ趣味を持つ世界中の人々に出会える、アニメ好きにはとても魅力的な街です。

また、大型家電量販店が多数並び、海外旅行で訪れた外国人のお土産スポットにも選ばれています。

夜になっても明るい秋葉原駅周辺から歩いて7分の所には、神田明神があります。

明るく賑やかな秋葉原とはうって変わり、非常に厳かな空間が広がっています。

少しの距離で異なる街並みや風景を感じることができるのも魅力です。

秋葉原に住みやすさを感じたり、住みたいと希望するのは30代までの若い世代に集中しています。

現在は家賃相場が高めで、住みたくても住めないと感じている方も多いでしょう。

秋葉原から神田には、小規模マンションの建設やタワーマンションの建設が増えてきており、今後住宅街としてさらに住みやすくなることが期待されます。

住みやすい?千代田区の街情報2

外神田

秋葉原に近い外神田には、物件が比較的多いです。

買い物は秋葉原で十分に行うことができ、神田明神近くは静かで落ち着いた住宅街があります。

秋葉原に繰り出すことの多い方が住むにはおすすめの街です。

住みやすい?千代田区の街情報3

岩本町

神田や秋葉原は徒歩圏内で、スーパーも多く生活するには便利で住みやすい場所です。

物件が比較的多い街ですが、首都高に隣接するものも多いため、物件選びは慎重に行いましょう。

排気ガスや騒音などが気になる方は、そういった点も考慮して住みやすい場所かどうかの判断をすることが大切です。

住みやすい?千代田区の街情報4

市ケ谷、飯田橋近辺

千代田区 市ヶ谷駅前の釣り堀

千代田区には大型スーパーが少ないと言われますが、市ケ谷や飯田橋近辺にはいくつかスーパーがあります。

また、比較的緑地も多く、リラックスできる空間が都心にあることが魅力です。

また、グルメ街の神楽坂が近いため、外食好きな方も住みやすいでしょう。

スーパーが近いかどうかは、生活をする上での利便性を考えたり、住みやすさを考える上で重要なポイントです。

住みやすい?千代田区の街情報5

神保町

古くから学生の街として知られています。

神保町駅は、日本大学法学部や経済学部に通う学生の姿をよく見ることができます。

古書店が多くあり、本が好きな方には嬉しい街で、実際に神保町に移住したいと希望する方の多くは本好きが多いです。

交通の便も良く、アクセスのしやすさが魅力です。

スーパーは少ないですが、コンビニやドラッグストアが充実しています。

学生が多いためか、安く食事ができる飲食店が多く、一人暮らしならあまり困らずに生活できるのではないのでしょうか。

住みやすい?千代田区の街情報6

御茶ノ水

御茶ノ水は、アクセスのしやすさが魅力です。

JR中央線御茶ノ水駅や、東京メトロ千代田線新御茶ノ水駅、丸の内線淡路町駅、都営新宿線小川町駅などが近いため、歩いて乗り換えることもできます。

学生が多く住み、比較的静かな環境です。

カフェや居酒屋、スーパーなども揃っています。

住みやすい?千代田区の街情報7

北の丸公園

皇居に隣接する森林公園で、昭和30年代に整備されました。

芝生や池、多数の樹木があり、都会にいながらも自然豊かな風景が感じられます。

都内有数の桜の名所としても知られています。

約330本のソメイヨシノなどが咲く様子は壮観で、毎年多くの人が花見に訪れます。

家族連れで賑わう場所でもあり、のんびりできる空間として人気です。

住みやすい?千代田区の街情報8

麹町

麹町は一等地で、歴史ある高級住宅街として今もなおハイクラスな生活を目指す人々の憧れの街です。

霞が関や永田町に近く、政治家なども多く住んでいます。

東京メトロ有楽町線の麹町駅や、JR中央線四ツ谷駅、東京メトロ半蔵門線の半蔵門駅が利用できます。

新宿通り沿いにはドラッグストアやスーパーがあります。

まとめ

千代田区は、住む街により様々な風景や雰囲気を味わうことができる魅力的な場所ですね。

福祉施策の充実により、家賃相場は割高でありながらも人口増加がみられるように、住みやすさに魅力を感じている人は多いのでしょう。

他の地区と比べて家賃相場が高くても、通勤や通学時間の短縮と夜間の住みやすさ、移動にかかる費用が削減できることを考慮し、千代田区に住みやすさを感じる方も多いのではないでしょうか。

東京駅をはじめ、電車やバスなどの公共交通機関の充実により、様々な場所へ行きやすいのも住みやすさのポイントです。

ショッピングや食事には東京駅近辺、アニメや電化製品を求めて秋葉原、緑地を求めて皇居外苑など、目的に応じて短距離で移動できるのも特徴です。

千代田区の約15%を占める皇居は、その周囲が緑地化されており、昔から変わらない自然豊かな景色が残っているのも魅力です。

1本道路が違えば、途端に違う印象の街並みを見ることができるほど、個性豊かな街が集まっています。

昔ながらの商店街や古本屋がある神保町にも足を運んでみたくなります。

千代田区の魅力を調べていると、住みやすさを感じるポイントは人それぞれで、様々なニーズに合った街が集まっていることを感じます。

例えば、アクセスのしやすさを重視する人がいれば、職場への距離を優先する人もいます。

福祉施策に注目する人もいれば、趣味が存分に楽しめる環境に惹かれる人もいます。

千代田区には、実に様々な面があり、色んなニーズに応えやすい環境が揃っています。

住みやすさの基準には、長い目で見て仕事や趣味、家族との生活が無理なく行える生活スタイルを考えて選ぶことが大切です。

特に家族がいる方は、今後長く生活していける場所を探したいと考えるのが自然です。

千代田区の魅力を知ることで、住んで暮らす場所の選択肢のひとつに加えられるかもしれませんね。

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