いえらぶ物件検索 > 住まいのノウハウ > マニュアル > 中古物件購入マニュアル > 中古物件ってどんな物件?
中古物件と聞いてどんなイメージが思い浮かびますか?「中古物件には住みたくない!」「古そう」「なんとなく嫌だ」と思う人も多いかと思います。
しかし中古物件には新築物件にはないたくさんのメリットがあります。もちろんその反対にデメリットが存在するのも確かですが、うまく付き合うことでデメリットもメリットに変わってくる場合があります。住宅購入の際は中古物件も視野に入れ、自分らしい住まい選びをしましょう。
新築物件と比較すると安値で購入できるのが中古物件の一番の魅力です。物件の状態にもよりますが、似たような状態の新築物件の3割から4割、中には半額以下に届きそうな程の安値で売り出されている中古物件もあり、同じ予算内でより広い家を手に入れることが可能です。低価格のためローンを組まなくて済んだりローンを組んだとしても返済期間を短く設定できますので住宅購入後にかなりの経済的余裕が生まれます。
また割安になった分をリフォーム資金にすることができするので自分たちの暮らし方や建物の状態に合わせて必要部分に手を入れれば、更に快適な暮らしを手に入れることが可能です。
新築する際の面倒くさいやりとりが一切ないと言う利点があります。新築の際には住宅メーカーや施工業者との打合せが必須です。契約前だけでかなりの回数の打ち合せがあります。ただこれは新築する人にとっては楽しい時間でもあると思うので、一括りに苦になるという訳ではありません。
また住み始めてからも新築より気を遣わず に過ごせます。例えば小さい子供が居て家の中で駆け回って遊んだり散らかしたり汚したり…新築だと目に留まってしまうかもしれませんが、それほど過敏にならずに済むと言う点も中古住宅の利点と言えます。
日本の中古一戸建て住宅は築20年ほどで価値がゼロに近くなると評価されているようですが、古くてもきちんとした工程で建てられて、更に定期的にメンテナンスを行なっていた建物は低コストで雑に仕上げられた新築住宅よりよっぽど価値がある場合があります。
そして中古住宅の戸数は全国的に飽和状態にあり、その数は全国に約2154万戸もあるので「いつまでもこの街に住みたい」、「憧れの街で暮らしたい」などどエリアを限定して探すなら断然中古の方が物件が見つかりやすいと言う利点があります。
そのため、不動産会社にも「このエリアで見つけたい」とはっきり伝えておくことで、その地域に限定して、条件に合った物件が出るたびに情報を教えてもらえたりもします。
中古住宅の場合売主がまだ居住中であれば、その暮らしぶりを見て購入に進む事ができます。
購入するかの検討中とは言え他人の家にお邪魔をするので少し勇気がいるかもしれませんが、日当たりや窓からの景色、内装状態やキッチン、その他周辺環境などもしっかりチェックしましょう。しっかりチェックをした事で、面倒なご近所トラブルなどを避けられた方も非常に多くいます。