「地域の防災拠点」への進化と、在宅避難の新提案「見せる防災・しまう防災」

野村不動産ホールディングス株式会社

2021年3月10日 17時48分

東日本大震災より10年、公助・共助・自助からプラウドが考える、“災害時におけるマンションの役割”

 野村不動産株式会社(本社:東京都新宿区/代表取締役社長:宮嶋 誠一、以下当社)は、マンションにおいて、ハード・ソフト、あらゆる面で計画時から災害に備える住まいの実現に取組んできました。特に東日本大震災(2011年3月)発生以降は、より防災の取組みを強化し、公助・共助・自助の観点から、マンションが果たすべき役割を再整理した上で、地域に向けた「地域の防災拠点」としての貢献、および入居者に向けた安心して「在宅避難」ができる設備の充実等、双方に注力し、これら一連の取組みを「住まいの防災」と総称しています。
 このたび、その取組みの一環として、災害への備えをより身近なものにするための新たな取組み「見せる防災・しまう防災」を提案し、2021年11月に竣工予定のプラウド瑞江(東京都江戸川区)にて導入することを決定しましたので、お知らせいたします。

1.公助と連携した取組み~地域との共助を目指した防災拠点への進化~
 近年、マンションそのものの防災対応力向上とともに、大規模物件を中心に、公助である自治体との連携・地域との繋がりを強化しています。
 具体的には、有事の際に、地域の防災拠点の一つとして、マンション敷地内での帰宅困難者一時受入、地域防災倉庫設置による物資の提供、近隣住民へのインフラ設備開放等、それぞれの地域との共助を目指し、災害発生時を想定した様々な取組みを行っています。


<地域に向けた防災に関する主な取組み例>
・地域の防災拠点:災害時帰宅困難者一時受入場所の設定(一時休憩、水、トイレ、情報提供等)
・地域防災倉庫:マンションの敷地内に災害用格納庫(防災備蓄倉庫)を設置
・防災井戸:災害の発生に伴い水道の供給が停止した際、近隣住民利用が可能
・マンホールトイレ:災害の発生に伴い上下水道の供給が停止した際、近隣住民利用が可能
・かまどスツール(ベンチ):災害の発生に伴いガスの供給が停止した際、近隣住民利用が可能


<災害時、地域との連携を行うマンションの一例>
プラウドシティ日吉(神奈川県)、プラウドタワー川口(埼玉県)、プラウドタワー東池袋(東京都)、プラウドタワー木場公園(東京都)、プラウドタワー名古屋栄(愛知県)、プラウドタワー立川(東京都)、プラウドシティ浦和(埼玉県)


<プラウドシティ日吉の取組み>
 プラウドシティ日吉では、災害時には、帰宅困難者支援ステーションとして災害関連情報の提供等を想定したレジデンスII棟 地域貢献施設(グリーンショップ)と、一時滞在施設として帰宅困難者の受け入れを想定したレジデンスIII棟 地域貢献施設(カフェ・スタジオ予定)があり、水、トイレの提供(断水・停電時を除く)等を行う予定です。また、敷地の南側には有事の際の防災活動を想定した広場を設けています。レジデンスIII棟及び商業施設には耐震性に優れた中圧ガス供給や、一部の施設には街区共用の大型蓄電池による停電時の電源供給を可能とする事で、防災対応力の強化を図っています。


【ご参考】プラウドシティ日吉 公式サイト:https://www.proud-web.jp/mansion/pc-hiyoshi/


今後も大規模マンションを中心に地域との共助を目指した防災拠点となるような取組みを強化してまいります。

2.共助・自助としての取組み~在宅避難に備える新提案「見せる防災・しまう防災」~
 現在、災害時には特にマンションにおいて、自宅で居住が継続できる場合は「在宅避難を推奨する」自治体が増えてきています(※1)。当社では、在宅避難に向けた取組みの一つとして、すべての新築分譲マンションの共用部に、防災倉庫を設置し、お引渡し時に防災備品を納品しています。
 一方で入居後のアンケート調査から、一部のマンションでは「防災倉庫がマンションのどこにあるか分からない」、「倉庫の中に何が入っているか知らない」等の声が挙げられており、入居後の課題がありました。
 そこでこのたび、災害への備えをより身近なものにするための取組みとして「見せる防災・しまう防災」を新たに提案し、2021年11月に竣工予定のプラウド瑞江(東京都江戸川区)に導入することとしました。日常的に利用するマンションの共用部内に、防災備品を設置・ディスプレイすることで、災害等の有事の際には在宅避難に向けた適切な初動対応が行えるよう、日ごろから入居者様の防災意識の向上をサポートしてまいります。
※1 東京都防災ホームページ:https://www.bousai.metro.tokyo.lg.jp/1002147/1008042/1008074.html

<住まいの防災~「見せる防災・しまう防災」の概要~>
■見せる防災
 防災備品を共用部のメールコーナーや、ラウンジの一角等、入居者様が普段から目にする場所にディスプレイ。誰もが目にする場所に設置することで、整理された状態が保持されると同時に、設置されている場所を把握できるため、有事の際にはすぐに使用できます。また、ディスプレイを参考に、ご自宅に必要な防災備品を考えていただくきっかけとなり、入居者様の防災に対する意識向上につながることを想定しています。


■しまう防災
 マンション共用部のラウンジやエントランスホールのソファの座面の中や、飾り棚に防災備品の一部を格納。災害が発生した際には、マンションでは災害対策本部(※2)をラウンジやエントランスホールなどに設置することが想定され、それらの場所で使用が想定される防災備品の一部をしまっておくことで、初期活動や、災害対策本部の立ち上げをスムーズに行うことができるようになります。
 導入第一号となるプラウド瑞江では、ソファの座面に収納できる家具を開発し、今後他の物件にも導入予定です。
※2  入居者で構成する自主防災組織の一例。災害時の防災活動に備える場等。


【ご参考】プラウドWEBサイト「住まいの防災」:https://www.proud-web.jp/proud/safety/bousai/

「プラウド瑞江」物件概要
物件名:プラウド瑞江
所在地:東京都江戸川区瑞江二丁目4番4他(地番)
交通情報:都営地下鉄新宿線 「瑞江」駅 徒歩1分
構造・規模:鉄筋コンクリート 地上15階
建物竣工時期:2021年11月下旬 (予定)
入居(引渡)時期 :2022年1月下旬(予定)
総戸数:99戸
間取り:1DK~4LDK
専有面積 :38.09m² ~ 107.27m² (※一部トランクルーム面積1.65平方メートル ・1.98平方メートル 含む)
管理形態:区分所有者全員で管理組合結成後、野村不動産パートナーズ株式会社に委託予定
施工:株式会社長谷工コーポレーション


公式HP:https://www.proud-web.jp/mansion/b115680/


 これまで行ってきた防災対策に加え、新たにこれらの取組みを導入することで、お住まいの方一人ひとりの防災に対する意識を高めると共に、暮らしのそばに安心と安全を備える住まいづくりを目指してまいります。


PROUD(プラウド)について
 野村不動産の分譲住宅「プラウド」は、2002年にシリーズ第1号を発表後、首都圏・関西圏を中心に展開、グループ全体で、製造・販売・管理を一貫で行い、さらにアフターサービスまで自ら提供する体制を構築しています。
 暮らしはじめた瞬間からその先もずっと、住むほどに愛される「世界一の時間」をお届けするために、「お客さまの未来を想う」をビジョンに掲げ、いつまでも快適に安心できる理想の住まいづくりに取り組んでいます。
<プラウドが追い求める5つの価値>
I 安心と安全
II 機能性と心地良さ
III 時と共に深まるデザイン
IV 環境と未来への対応
V 豊かな暮らしへのエスコート
プラウド公式サイト:https://www.proud-web.jp/
プラウド公式Instagram:https://www.instagram.com/proud_jp/

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