ドローンを活用した画像解析測量分野で、世界初のISO/IEC17025:2005認定。精度2センチ。愛知の空撮会社がドローン測量の標準化に成功。3Dモデル化にも対応。

株式会社八進

2017年8月25日 10時00分

「株式会社 八進(本社:愛知県刈谷市 代表:加藤弥純門)」が運営する「空撮サービス」が、ドローン測量の分野で世界初のISO/IEC17025:2005に認定。


近年、無人航空機(ドローン)の活用が世界的に拡大し、それに伴う技術開発や制度設計が活発になっています。2016年6月には北京で「無人航空機に関する国際標準化機構(ISO/TC20/SC16)」の第3回国際会合が開かれるなどし、ISOでの標準化検討も進んでいます。ドローンの活用は各国の課題でもあります。

そうした現状の中、「株式会社 八進(本社:愛知県刈谷市)」が運営する「空撮サービス」が2017年8月24日、ISO17025試験所認定機関である「PJLA(ペリージョンソンラボラトリーアクレディテーション 本社:アメリカミシガン州)」より、「ドローンを活用した3D画像解析測量」の分野で、世界初のISO/IEC17025:2005の認定取得を受けることが決まりました。

「株式会社 八進」は愛知県刈谷市に拠点を構える測定機関。放射能測定の分野でISO/IEC17025:2005(*1)の認定を2013年に受け、国内流通や諸外国への輸出時に必要となる日本産食品の放射能測定を行っています。

それが2016年10月、ドローンが持つ災害現場における救助支援などの機能に注目し、空撮業務全般を請け負う「空撮サービス」を設立しました。同年11月には航空局の標準マニュアルに準拠した訓練を終了し、国土交通省より全国の範囲でドローンの飛行許可を得ました。

そして今回、放射能測定の分野で得たISOのノウハウを生かし、ドローン測量の標準化に成功。8月末にISO/IEC17025:2005の認定取得を受ける運びとなりました。これは世界初の事例となります。

ドローン測量はコスト減や作業の効率化が見込まれ、国土交通省が主導する「i-Construction(*2)」で精度確保や作業手順をまとめたマニュアルが作成されています。しかし、それを保証する規格が存在していないのが現状です。それが今回、民間主導でドローン測量に国際標準が導入されることで、ドローン測量が大きく変わります。

標準化される大きな利点は、技術が普及して市場が拡大すると共に、品質や安全の向上が図れる点にあります。また、標準化に伴いドローン測量の分野で精度保証を行えるようになりました。現在の精度は2センチ。これは距離や対象物の大きさに関係なく行える他、測量で得たデータを活用して3Dモデルの形成も行えます。

ドローン測量の標準化に伴うサービス需要の展望として、既に名古屋の建設会社からドローン測量に関するコンサルティングや教育訓練の依頼を受けると共に、刈谷市内の自動車部品の製造を行っている会社からは県内工場の3Dモデル化の依頼を受けています。ISOは国際的な標準であり、海外工場にも適応が可能です。

現在、「株式会社 八進」は世界初の「ドローンを活用した3D画像解析測量」のISO/IEC17025:2005認定について知って貰うため、メディアからの取材を受け付けています。

八月末から九月初旬には、恵比寿プライムスクエアタワーにあるPJLAの日本支社で認定証授与式も予定しています。リリースの詳細についてお知りになりたい方は、お気軽に担当者まで連絡下さい。


(*1) ISO/IEC17025:2005の認定:
ISO/IEC17025:2005【*ISO/IEC 17025(2005)認定(PJLA認定#75055) 】。ISO(日:国際標準化機構 英: International Organization for Standardization)、略称 ISOは、国際的な標準である国際規格を策定するための非政府組織。1952年から日本工業標準調査会 (JISC)が加盟している。

(*2) 国土交通省が主導する「i-Construction」:
調査・測量から設計・施工・維持管理までのあらゆるプロセスでICT等(ドローンを含む)を活用し、建設現場の生産性向上を図る取り組み。生産年齢人口が減少する中、建設現場における生産性を向上させ、企業の経営環境を改善し、建設現場に携わる人の賃金水準の向上を図ると共に、安全性確保の推進を目指している。

「国土交通省 i-Construction」
http://www.mlit.go.jp/common/001113551.pdf


――――――――――――――――

■認定情報

試験・測定対象 : 構造物、地形
試験の内容 : ドローンを活用した3D画像解析測量
適用された使用、標準 : 「UAVを用いた公共測量マニュアル(案) (平成29年3月改正 国土交通省国土地理院)」に基づく無人航空機による空中写真を用いた数値地形図作成
使用機体 : DJI社製 Inspire2
認定機関 : ISO17025 試験施設認定機関 PJLA http://www.pjla.jp

■会社情報
社名 : 株式会社八進(かぶしきがいしゃ はっしん)
設立 : 2011年8月
本社所在地 : 〒448-0803 愛知県刈谷市野田町北屋敷101-1
代表 : 加藤弥純門(かとう やすひろ)


■国土交通省 許可・承認番号

Phantom4:国空航第5850号・国空機第5678号など
Inspire2:国空航第9183号・国空機第8149号など

■本件のお問合せ先

株式会社 八進:加藤
電話:0566-21-0350
FAX:0566-91-5535
E-mail:info@kuusatu-service.com

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