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シャワーのお湯が水になってしまう原因や対処法は?故障についてもご紹介

いえらぶコラム編集部

シャワーのお湯が水になってしまう原因や対処法は?故障についてもご紹介

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2月に入ってからも、真冬らしく身に染みるような寒さが続いています。

この季節の入浴時間は、身体の緊張をほぐして一日の疲れを癒すために欠かせませんよね。

しかし「シャワーを気持ち良く使っていたら温かなお湯が突然、冷水になって驚いた!」という実体験も少なからずあるようです。

そこで今回は日常のちょっとしたお悩みとして、シャワーのお湯が水になってしまう原因と対処法をまとめてご紹介します。

さらにもしも故障が原因だった場合の修理費用や流れについても補足していますので、快適な暮らしを維持する基礎知識としてぜひ参考にしてみてください。

シャワーのお湯が水になってしまう原因とは?

シャワーのお湯が急に水に変わってヒヤリとする経験は、お風呂で良くあるエピソードの1つですよね。

少し我慢してシャワーを出しているとお湯に戻ることもあるので、あまり気にしていないという方も多いようですが、大切なマイホームの設備にかかわる現象であるため原因をしっかり把握しておきたいところです。

ここではまず、シャワーのお湯が途中から水に変わる3つの原因について解説します。


<原因1.冷水サンドイッチ現象>

冷水サンドイッチ現象は、主に瞬間式の給湯器を使用している場合の原因といわれています。

瞬間式の給湯器は水の流れを検知して水を熱する仕組みのため、シャワーが止まれば給湯器の動きも止まります。

そのため給湯器に残っていた温かいお湯がシャワーから出切ってしまうと、再度、水を熱して安定した温度のお湯となるまで水のままシャワーから流れ出てしまうことになります。

こうした理由でお湯とお湯の間に水がでてくることから、この原因は冷水サンドイッチ現象と呼ばれています。

とくに水やお湯の量を自分で調節する「2ハンドル式」やレバーでおおまかな温度調節をおこなう「レバー式」では、シャワーから出るお湯の温度変化が起こりやすくなります。

<原因2.ガスの供給遮断>

シャワーのお湯が水に変わる原因としては、ガスの供給が遮断されていることも考えられます。

この原因では、ほかの原因と違いシャワーを使い続けてもお湯に変わることはないため早急に確認することが大切です。

キッチンのガスコンロが点火するかなど、ほかのガス器具でガスの供給が遮断されていないかどうか確認しましょう。

<原因3.水量や水圧の低下>

シャワーや蛇口の水圧低下も、お湯が水に変わってしまう原因となります。

前述したとおり瞬間式の給湯器はシャワーなどの流れを検知して水を熱する仕組みのため、水圧が極端に低いと燃焼しない場合があります。

またシャワーを使っているときにキッチンなどほかの場所でお湯を使用していると、水圧が下がってお湯が急に水になってしまう原因となります。

シャワーのお湯が水になってしまう場合の対処法

シャワーのお湯が水に変わってしまう原因には、さまざまな理由があるようですね。

ここでは上記で挙げた3つの原因について、それぞれの対処法についてご紹介します。


<1.冷水サンドイッチ現象の対処法>

こちらの原因で水になってしまう場合は給湯器の故障ではないため、シャワーから出るお湯の温度を手や足で確認したり、バスタブに向かってシャワーを出すなどして適温になってから使用すると良いでしょう。

冷水サンドイッチ現象は給湯器の仕組みによって起こる現象で故障ではないため、修理による対処法はありません。

それでも「毎回、水を流し続けるのは不経済…」「マイホームのシャワーをもっと快適に使いたい!」という方は、原因の説明でも触れた2ハンドル式やレバー式の水栓をサーモスタット混合水栓に交換するのがおすすめの対処法といえるでしょう。

サーモスタット混合水栓は2ハンドル式やレバー式に比べて温度変化が起こりにくく、お風呂やシャワータイムのストレスを大幅に軽減できます。

<2.ガスの供給遮断の対処法>

ガスメーターが赤く点滅している場合は、何らかの理由によってガスの供給が遮断されているので復旧作業をおこないましょう。

ガスの復旧作業は、すべてのガス器具の使用を中止してからおこないます。

ガスメーターの復帰ボタンのキャップを左に回して外し、復帰ボタンをしっかり押し込みます。

ランプが赤く点灯した後、再び点滅が始まるまで3分ほど待ち、さらに赤ランプの点滅が消えると復旧完了です。

キャップを元に戻して、ガス器具が使えることを確認しましょう。

もしもほかのガス器具は使えるのにシャワーのお湯が出ないという場合は、給湯器のガス栓が締まっている可能性があるので確認してみましょう。

<3.水量や水圧の低下の対処法>

蛇口が少ししか開けていないと水量が少なく給湯器が燃焼しないことがあるため、この場合は蛇口を緩めて水量を確保することで解決できます。

またキッチンや洗面所などで同時にお湯を使用していることから水圧が低下して、シャワーのお湯が水になってしまう場合は、シャワーを使っている間はほかの場所でお湯を使わないようにすることがもっとも簡単な対処法となります。

シャワーのお湯が水になってしまう原因は給湯器やサーモユニットの故障の可能性も!

上記のような原因や対処法を試してもシャワーのお湯が水に変わる状態が続く場合は、給湯器やサーモスタットの故障が考えられます。

故障には以下のようなものがあり、場合によっては修理や取り換えが必要です。


<給湯器の故障>

給湯器が故障すると、お風呂の蛇口やシャワーからお湯が出なくなることがあります。

給湯器の寿命は約10年が目安となるので、使用年数が長かったり、エラーコードが出た場合は取扱説明書を確認し、メーカーに問い合わせてみましょう。

<サーモユニットの故障>

対処法でもご紹介したサーモユニットですが、このサーモユニット自体の故障によってシャワーのお湯が水になったりぬるくなったりすることがあります。

経年劣化によってサーモユニットのバブルが正常に作動しないと水温の調節が正しくできなくなるため、サーモユニット自体を新しいものに交換するのがおすすめです。

サーモユニットを交換する際は、ハンドル部分もいっしょに交換するのが良いでしょう。

メーカーや型番にもよりますが、サーモスタットとハンドルがセットになった部品は7,000円前後で購入可能です。

サーモユニットとハンドルの交換は専門業者に依頼するほか、以下のような手順で自らおこなうこともできるので参考にしてみてください。


1.止水栓を閉める
2.ハンドルと側面のキャップを外す
3.ストッパーやリングの付属品を外す
4.袋ナット(バブルガイド)を外す
5.サーモユニットを新しいものに取り換える
6.付属品やハンドルなどを元通り取り付ける
7.止水栓を開ける
8.お湯を出してハンドルを回し温度調節する
9.ハンドルをネジで固定して側面のキャップを戻す
10.水漏れの確認をして完了

まとめ

まだまだ寒さが続くこの時期、帰宅後のお風呂やシャワーは毎日の楽しみです。

そんなときに温かいお湯が水に変わると不快なだけでなく、体調に悪影響をおよぼすこともあります。

シャワーを快適に使えない原因を早めに突き止めて、自分でできる対処法を試してみましょう。

もちろん故障の可能性もあるので、その場合はメーカーに問い合わせたり適合する部品を交換するなど、適切かつ速やかな対応をおすすめします。

いえらぶコラムでは、今回ご紹介したような、住まいに関するお役立ち情報をご紹介しております!

ぜひチェックしてみてくださいね。

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