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採光性と通風性に優れた中庭のある家とは?メリットとデメリットはなに?

大城 直樹

採光性と通風性に優れた中庭のある家とは?メリットとデメリットは?

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念願のマイホーム建築で失敗しないためのポイントは多いです。立地や建物の間取り、設備などそのポイントはさまざま。

注意点が多すぎてどうしたらいいのかと悩む方が多いのは当然だと思います。

今回は、その悩みの種の中から採光性と通風性に優れた中庭のある家についてご紹介しますので、ぜひ参考にしてくださいね。

そもそも中庭とはなに?建物の形は?

そもそも中庭とはなに?建物の形は?

まず、中庭とはなにかをご説明します。

<中庭とは>

簡単に説明すると、住宅の壁や塀に3方向もしくは4方向を囲まれた庭のことで、内庭と呼ばれることもあります。

同じような言葉で「坪庭」と呼ばれているものもありますが、違いは「坪庭=小さなスペース」で「中庭=大きなスペース」と考えていただければ大丈夫です。

では、中庭のある家で使われる建物の形をご紹介します。

<ロの字タイプ>

建物を上から見た形が、カタカナの「ロ」の字に似ていることからロの字タイプ(ロの字型)と呼ばれています。

中庭の4方向を建物などに囲まれていて、外部から直接出入りできないのでプライベート性の高いことが特徴です。

<コの字タイプ>

コの字タイプ(コの字型)は、3方向が建物などに囲われていて外部から直接出入りすることも可能です。

プライベート性はロの字タイプより若干落ちますが、開口部分があるので開放感はあります。

他にも、ドーナツタイプなどありますが、費用面や施工の難しさから一般的ではないので割愛しますね。

中庭のある家のメリットとデメリットはなに?

中庭のある家のメリットとデメリットはなに?

一般的に、中庭のある家はロの字タイプとコの字タイプですが、実際に検討する場合はメリットやデメリットが気になるかと思いますのでご紹介します。

<中庭のある家のメリット>

・採光性

健康で笑顔の絶えないマイホームに必要な条件が採光性です。

太陽の光が入らない家では、気も滅入ってしまいますし、カビ繁殖などの危険性も。

中庭のない家では、採光は建物の外側窓や天窓から取るしか方法がありません。

しかし、中庭のある家では建物の外側+内側(中庭)の両方向から取れるので採光性に優れていると言えるでしょう。

・通風性

こちらも、健康で笑顔の絶えないマイホームに必要な条件です。

中庭のない家は、外側の壁にある窓からしか風通しができないので、空気の循環(入替え)が効率よくできません。

空気の循環が悪い家だとホコリやカビなどが原因で健康に悪影響を及ぼす恐れもあります。

しかし、中庭のある家だと窓の数を多くできるので、効率よく空気の循環が可能です。

・プライベート性

3方向もしくは4方向を囲われていますので、普通の庭と比べてプライベート性が高いのもメリット。

人気のあるアウトドアリビングや庭でのプチキャンプ、DIYなどを楽しめます。

さらに、住宅の壁や塀に囲まれているので防音性も普通の庭より高いです。

外部からの視線などを気にせずに家族の時間を楽しめることが1番のメリットとかも知れません。

・防犯性

中庭のある家は、外部から直接出入りすることが難しいので、中庭に面している窓を開けていても防犯面での危険性は低くなります。

さらに、子どもを遊ばせていても普通の庭より防犯面での危険性が低くなると考えられることもメリット。

上記のメリットから中庭のある家は、隣家との距離が近い都市部に向いているとも言えます。

もちろん、郊外の家でも中庭があることによるメリットは大きいですよ。

<中庭のある家のデメリット>

・建築(リフォーム)費用が高くなる

ロの字タイプ、コの字タイプどちらのタイプでも、壁の面積や窓が多くなります。

そのため、建築費用は普通の家と比べて高くなりやすいのがデメリット。

このデメリットへの対策方法は、複数の建築会社へ見積もりをお願いすることや優先度の低い部分のコストを下げることです。

そして、建築士としっかり打ち合わせするのも重要ですよ。

・居住スペースが狭くなる

中庭のある家は、前述した通り費用がかかるので、居住スペースを削り調整しなければならない可能性があります。

このデメリットの対策方法も複数社への見積もりですが、居住スペース内のムダを減らすことでも対応できます。

生活動線をしっかりと考え、廊下部分にスペースを取られないようにしたり階段下などのデッドスペースを有効活用したりすることで、居住スペースの確保が可能です。

・断熱性

採光や通風のために、窓を多くすることで断熱性が低くなる可能性はあります。

対策方法は、断熱性の高いペアガラスを利用するなど工夫を凝らすことです。

中庭のある家は、デメリットもありますが対策をしっかりと行うことで対策可能ですよ。

中庭のある家の注意点とは

中庭のある家の注意点とは

中庭のある家を建築するときに、いくつか注意点がありますのでご紹介します。

<中庭の排水>

ゲリラ豪雨や台風などで、集中的に雨が降ると中庭に雨水が溜まる可能性もありますので、排水に注意が必要です。

家の外への排水管を余裕のある大きさにし、詰まらないよう定期的に掃除をすることで対策は可能。

ウッドデッキにする場合は、水はけの良い素材にしたり傾斜をつけたりすることも大事ですよ。

<生活動線>

中庭が建物の中心にくるので、間取りを決めるときに生活動線をしっかりと考えることが大事です。

キッチンからリビングへの動線や、洗濯機置き場から干し場への動線など、日常生活で頻繁に使う経路を考慮することで対策可能。

建築士と相談するときに、理想の生活動線を細かく打ち合わせすることが重要です。

<窓の大きさや位置>

窓の大きさや位置を誤ってしまうと、採光性や通風性のメリットが失われてしまうので注意が必要です。

日照時間や風の向きなど、地域の特性にあわせて窓の大きさや位置を決めることが対策方法。

建設予定地に詳しい建築士や建築会社との相談が大事になってきます。

<建築士や建築会社の経験>

中庭のある家は、注意点やデメリットもありますので、何棟も手掛けている経験ある建築士や建築会社が理想です。

しかし、実際に手掛けていなくてもアイデアの豊富な方や、真面目で一生懸命考えてくれる方ならば一考の価値があります。

経験だけではなく、いい家を創ろうと一緒に考えてくれることはとても重要ですよ。

まとめ

今回は、中庭のある家のメリットとデメリットや注意点をご紹介しました。

メリットも多いですが、デメリットや注意点もあります。

後悔しないマイホームのために、事前にさまざま面から考えることで納得のいくマイホームになると思います。

そして、納得のいくマイホームのためにとても重要なことは家族みんなで考えることですので、楽しみながら相談して素敵なマイホームを創ってくださいね。

Writer この記事を書いた人

大城 直樹
不動産キャリア18年。宅地開発・用地仕入からキャリアをスタートし、賃貸まで幅広く経験。賃貸物件の新築提案業務ではデザイナーズ物件のデザインやリノベーションに関わり、各メディアでの掲載実績を持つ。不動産会社退職後、これまで培った人脈を活かし他業種へと転職。現在に至る。 得意分野:不動産全般、デザイナーズ・リノベーション提案などの設計・建築分野
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