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お部屋のカビ対策でジメジメした梅雨を快適に過ごそう!

大城 直樹

お部屋のカビ対策でジメジメした梅雨を快適に過ごそう!

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雨が続きジメジメとする梅雨の時期。

エアコンや除湿器があるから大丈夫!と油断しているとお部屋の中がカビだらけになってしまう可能性も。

そしてカビは、部屋が汚くなるだけではなく人体にも悪影響を及ぼします。

そうならないように、今回はカビの危険性や梅雨を快適に過ごせるお部屋のカビ対策をご紹介します。

カビを放置すると危険?梅雨を快適に過ごすためにカビの種類と危険性を知ろう


一般的に、室内で繁殖するカビの種類は「黒カビ」「青カビ」「赤カビ」の3種と言われています。

この3種の主な発生場所と放置することの危険性を順にご紹介します。

<黒カビの発生場所と危険性>

黒カビは、室内のどこでも発生する可能性はありますが、特に「浴室」「結露する窓の近く」「エアコン」など湿気が多く汚れやすい場所に存在します。

生命力が強く、菌糸(植物の根っこのようなもの)が建材の奥深くまで張るため、1度掃除をしたくらいでは除去できないことも。

見た目は、黒い点々なので目にしたことがある方も多いはずです。乾燥や低温にも強いので放置すると繁殖が拡大します。

そして、黒カビの一種「エクソフィアラ」は黒くドロドロとしたカビで排水管などに発生する二大危険カビの一つであり、傷口などから感染すると最悪の場合は死に至ります。

<青カビの発生場所と危険性>

主に、食べ物に発生するカビですが室内でも発生します。

ペニシリンと呼ばれる世界初の抗生物質の元となるカビ菌ですので、知っている方も多いと思いますが放置すると人体に悪影響を及ぼす可能性もあります。

そして、青カビだけの危険性ではありませんが、カビの胞子を吸い込むことでアレルギー症状を引き起こす可能性もあるため注意しましょう。

<赤カビの発生場所と危険性>

青カビと同じように、食べ物に発生するカビですが室内でも発生します。

赤カビ単体での危険性は低いですが、黒カビのエサになるので注意が必要です。

梅雨を快適に過ごす!お部屋のカビ予防方法


カビを発生させないための予防方法が気になる方も多いと思いますのでご紹介します。

<キッチン>

料理をするキッチンは、温度が高くなりやすくカビのエサとなる食材などが非常に多い場所です。

常に水気を取り清潔にしておくことが重要で、料理後に水拭きと乾拭きするだけでもカビの発生を抑えることが可能です。

キッチンシンクの排水口も定期的に清掃することで、黒カビの一種である危険な「エクソフィアラ」の発生も抑えられます。

<バスルーム(お風呂)>

バスルームも温度が高くなりやすく、湿度も高いのでカビが良く発生する場所です。

バスルームのカビ予防で主な方法は5つ。

・50℃以上の熱いお湯を90秒以上かける

カビも生物の一つですので高温に弱い特徴があり、50℃以上の熱でタンパク質が変質して死滅します。

そして、まだ表面(見えるところ)まで繁殖していないカビにも効果があります。ただし、火傷する恐れがあるため十分注意してください。

・バスルームの天井掃除

換気扇や湯気で巻き上げられたホコリ、湿気によってまだ表面に出ていないカビが発生している可能性もある場所です。

壁や床を掃除しても、天井からカビ菌が落ちてくることで再発生することが考えられます。

アルコール除菌シートとペーパーモップで消毒するとカビを抑えることが可能です。

・バスルームの換気

窓があるなら窓を開けておくことで換気できます。窓がない場合は最低でも2時間ほど換気扇をまわしましょう。

浴室のドアを開けっぱなしにすると、洗面室や室内に湿気がたまる可能性もあるため、換気が終わるまでドアは閉めておく方が無難です。

・水気を取る

最後に使った方が、水気を取るだけでもカビの発生を抑える効果があります。タオルなどの布や水切り用ワイパーでしっかり水気を取りましょう。

・バスルーム用のカビ防止くん煙剤などのグッズ

熱湯を流したり、頻繁に掃除をしたりするのは大変ですよね。そこまでするのはムリだ!と考えている方にオススメなのがカビ防止グッズです。

煙でカビを防止してくれるくん煙剤や、置くだけで効果を発揮してくれるものなどカビ防止グッズは多岐に渡りますのでぜひご検討ください。

<クローゼット(押入れ)>

クローゼット(押入れ)は、ホコリがたまりやすく湿度も高いためカビが良く発生する場所です。

クローゼット(押入れ)のカビ予防で主な方法は4つ。

・着た後の洋服などはしっかり乾燥させてからクローゼットに収納する

1度着た洋服などは、ホコリが付いていたり汗などの湿気を含んでいたりします。

しっかり乾燥させてからホコリを払い収納しましょう。

クリーニングに、出した洋服などもビニールを外してから収納することでカビの発生を抑えることが可能です。

・扉を開けて換気する

狭いクローゼット内は湿気がたまりやすいので、扉を開けておくだけでも効果があります。

さらに、扇風機やサーキュレーターを使うことでより高い効果が見込めます。

・スペースを開けて収納する

ぎっしりと収納していると空気の循環が悪くなりますので、スペースを開けて余裕を持たせることでカビの発生を抑えられます。

もう使わない服などは、リユース品として譲渡、販売するか処分しましょう。

・除湿剤や防カビ剤など

カビは、湿度が60%以下で繁殖力が落ちると言われていますので、市販の除湿剤と防カビ剤を使う方法や除湿と消臭効果のある重曹や炭を使う方法があります。

重曹に、アロマオイルを数滴垂らすことでアロマ効果も狙えますので自作するのもオススメです。

炭の場合はバーベキュー用などの燃料系よりも竹炭がオススメです。

他の場所にもカビは発生しますが、上記の場所が頻繁に発生しますので特に注意してくださいね。

梅雨を快適に過ごす!室内のカビ撃退方法とは


カビは繁殖力が強いので、しっかりと予防していても発生することがあります。

もし、カビが発生してしまっても諦めるのではなく早めにカビを撃退しましょう。

<リビングや寝室でカビを発見した場合>

窓を開けて換気しながら掃除することが大事です。締め切った状態で掃除をしてもカビの胞子が空気中に残り再発生の原因になります。

その後に、カビを除去することが大事ですので軽いカビであれば住宅用の中性洗剤で拭き取りましょう。

そして、ドライ式モップで床にあるカビの胞子を除去し掃除機で細かいゴミを取り除きます。

掃除が終わった後にエタノールスプレーを吹きかけるのも有効です。エタノールはカビのタンパク質を死滅させる効果があり揮発性も高いため乾くのも早いのがその理由。

ニオイも残りませんのでアルコール臭が苦手な方でも大丈夫ですよ。

<キッチンやバスルームなど水回りでカビを発見した場合>

こちらも換気をしっかりできる状態で掃除することが重要です。

軽いカビであれば住宅用の中性洗剤で除去できますが、除去できない場合は市販のカビ取り剤を使いましょう。

また、市販のカビ取り剤は漂白殺菌と呼ばれる方法が多いので、吹き付けた後にラップなどで密着させると高い効果が見込まれます。

注意点は、ゴム手袋やビニール手袋を着用することと酸性の洗剤と併用しないこと、換気をしっかりとすることです。

<靴箱やクローゼット(押入れ)でカビを発見した場合>

換気をしながら洋服や靴などに付いているカビを落とすことが重要です。

タオルやキッチンペーパーに、エタノールを含ませて軽く叩くような感じでカビは除去できます。

カビを除去した後の洋服などは、しっかりと天日干しをして乾燥させましょう。

注意点は色落ちしないか確認することです。

靴箱やクローゼット内も、エタノールを含ませたタオルなどでしっかりと拭き取ることで再発生を抑えることが可能です。

ご紹介したカビ撃退方法は室内の他の場所でも効果がありますので、ぜひ参考にしてくださいね。

まとめ

今回は、ジメジメした梅雨を快適に過ごす方法の一つカビ対策をご紹介しました。

カビを放置すると部屋が汚くなるだけではなく、アレルギー症状を引き起こす場合や死に至る可能性もあります。

健康で楽しく生きるためにもカビ対策をしっかりやりましょう。

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Writer この記事を書いた人

大城 直樹
不動産キャリア18年。宅地開発・用地仕入からキャリアをスタートし、賃貸まで幅広く経験。賃貸物件の新築提案業務ではデザイナーズ物件のデザインやリノベーションに関わり、各メディアでの掲載実績を持つ。不動産会社退職後、これまで培った人脈を活かし他業種へと転職。現在に至る。 得意分野:不動産全般、デザイナーズ・リノベーション提案などの設計・建築分野
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