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子どもがかかりやすい病気やけがは?応急手当と予防方法のポイント

辻村 美咲

子どもがかかりやすい病気やけがは?応急手当と予防方法のポイント

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子どもはとにかく病気にかかったり、けがしたりしやすいものです。

「風邪が治ったら次はけが?」と親としてハラハラドキドキな毎日ですよね。

とくに子どもは大人と違って症状がひどくなりやすく「熱が高くなる」「咳が止まらない」など、対処する方もどうしたら良いのか分からないときがあります。

また「子どもは大人のミニチュアではない」といわれるように、体のつくりも未熟で、大人と異なっているため、市販の薬を気軽に飲ませることも出来ません。

急な病気やけがは本当に大変です。

周囲に頼れる人がいないと余計に心細いですよね。

でもそんな時こそ、焦らないことが大切。

冷静に対処しましょう。

必要以上に不安を抱いたり焦らないために、事前に病気やけがの特徴と処置方法を知っておくと良いですよ。

焦ってはダメ!子どもがかかりやすい病気の症状と応急処置

焦ってはダメ!子どもがかかりやすい病気の症状と応急処置

「子どもがかかりやすい病気」の主な症状はいったいどういうものがあるのでしょうか。

また、その応急処置方法についてまとめています。

・高熱

高熱はインフルエンザが代表的なものですが、いわゆる風邪と診断される場合でも38度以上の熱が出ることがあります。

応急処置方法は、熱を下げるために太ももの付け根や脇の下などリンパ部分を冷やします。冷やすものは濡れタオル、保冷材が適切です。

ジュースやゼリーでも口に出来ればなんでも良いので、水分はしっかりと取るようにします。

汗をかいたら着替えさせ、充分な睡眠がとれる環境をつくりましょう。

暑がるようなら布団を1枚減らし、逆に寒がるようなら布団を増やします。

・咳

止まらない咳は、風邪がもととなる気管支炎のほかに後鼻漏(こうびろう)や喘息など様々な病気が考えられます。

咳の応急処置は、まずこまめな水分補給です。喉をうるおすことにより、症状を和らげることが出来ます。

また鼻が詰まっているようであれば、鼻水の吸引を行ってあげましょう。

お風呂で鼻をかむと、鼻水が柔らかくなって出やすいですよ。

マスクを嫌がらなければ、家でも着用した方が喉の加湿となります。

風邪が原因の咳は安静で治まりますが、喘息であれば専用の薬が必要となってきますので注意してくださいね。

・腹痛

腹痛を訴えたときは、まず子どもの様子を観察しましょう。

元気に泣くことができるのであれば、便秘やガスがたまっている可能性が大きいのでお腹をマッサージしてあげます。

また浣腸を使用してあげると効果的な場合もあります。

注意が必要なのは「何日もわたって腹痛を訴える」「おなかをひどくぶつけた」などです。

このようなときは、医療機関で医師の判断を仰ぎましょう。

・嘔吐

子どもが嘔吐する代表的なものはロタウイルス、ノロウイルスです。

他にも周期性嘔吐(自家中毒)といった病気もあります。

ロタウイルス・ノロウイルスの場合は吐き気が強い時間は飲食させず、症状が落ち着いたら少しずつ水分を与えます。

一方、周期性嘔吐(自家中毒)では、水分を与え飴玉など血糖値があがるものを与えることがポイントです。

・頭痛

頭痛を訴えている時は「どこかに頭をぶつけていないか」をまず思い返してみてください。

心当たりがあればすぐに医療機関へ行くことが大切です。

熱中症の場合でも頭痛を訴えることがあるので、暑い季節であれば部屋を冷やしてあげてください。

また子どもであっても片頭痛になることがあり、その場合はラクな体勢をとらせて症状が落ち着くのを待ちます。

・下痢

下痢は嘔吐とセットであらわれることが多い症状です。

この場合もロタウイルス・ノロウイルスであることが多く、下痢止めは使用せず便を出してなるべくウイルスを排出する方が良いとされています。

またオムツだったら何度も便をすることにより、お尻がかぶれてしまいますので、こまめなケアが必要です。

水分は下痢のピークが治まるまで控えましょう。

症状が治まってきたら、30分~1時間おきにスプーンに一口ずつの量を与えても大丈夫です。

・便秘

便秘は腹痛の原因の一つです。

「何日も便が出ていない」などあきらかに便秘の症状があれば、ワセリンを塗った綿棒を用意し、肛門を刺激する綿棒マッサージを行います。

足を持ちあげゆっくりと肛門に綿棒を差し込みます。

そのまま数回ぐるぐる回すと効果が出る場合が多いです。

・皮膚の荒れ

急な皮膚の荒れはアトピー性皮膚炎の他に、脂漏性湿疹(しろうせいしっしん)や乾燥によるものなどがあります。

また溶連菌でも感染後に指の皮膚が剥けてしまうことが考えられます。

そういったときの応急処置は、ワセリンを塗り保湿することです。

ワセリンを塗ることで肌の表面に膜ができ、外の刺激から守ってくれます。

ワセリンは肌の内部に染みこみませんから、肌が傷むこともなく比較的安心して使えます。

子どものけが!パパとママは冷静に応急手当

子どものけが!パパとママは冷静に応急手当

子どもはちょっとした隙にすぐけがしてしまうものです。

目を離してなくても転んだり、ジャングルジムのような高い場所から落ちたりと油断できません。

そしてけがは「すぐ病院にいくべき?」と迷ってしまいますよね。

また病院が開いていないなど、すぐに行けない状況のこともあります。

そんなときは応急手当をして、様子をみましょう。

・転んで擦りむいた

転んだときは擦りむいた患部を水洗いして、砂利や小さい石を取り除きます。

そして患部が乾かないようにワセリンを塗り、絆創膏などの保護材を貼ります。

基本的に消毒はしませんが、感染が心配ならば行いましょう。

保護材にかぶれやすいお子さんの場合は、傷が小さくよく擦れる場所でないならワセリンのみで大丈夫だと思います。

また最近ではかぶれにくい素材のものが販売されているので、事前にストックしておくのも良いですね。

・やけど

やけどをしたらすぐ流水で冷やしましょう。氷水だと冷えすぎるためよくありません。

やけどの傷が深くなるか、浅くなるかは「流水に冷やすまでの時間」と「冷やしている時間」などが深く関わってきます。

15分から30分は最低でも冷やしましょう。

服を着たまま体の大部分をやけどしてしまったときは、服のままお風呂のシャワーで冷やします。

慌てて服を脱がせてしまうと、皮膚が剥がれてしまう可能性がありますので、まずは冷やすことが大切です。

・高いところから落下

家の階段、公園のジャングルジム。

子どもにとって危険な場所はたくさんあります。そんな高い場所から落下してしまった時はその後の様子を注意深く観察してください。

意識がもうろうとするようだったり、吐き気がでたりなどの症状があれば医療機関へ。

落下した当日に、このような症状が出るとは限りません。

2~3日あとに症状があらわれることもありますので、数日間は注意深くみていく必要があります。

・動物(ペット)に噛まれた 

犬や猫に噛まれる事故は家庭内でもよくあることです。

動物に噛まれた場合、油断できないのは想像以上に傷が深いことです。

傷の把握をきちんとするために、まず水で5分以上しっかりと洗います。水で洗うことにより細菌も落とせますので、ぜひ行いましょう。

血が出ているときは、ガーゼやタオルなどで患部を押さえ止血します。

その後は、医療機関を受診すると安心です。

・虫さされ

子どもが話せる年齢であれば、まずなにに刺されたかを確認しましょう。

そして流水でしっかりと洗い流し、かかないよう冷やしたタオルを当ててあげます。

ハチや毛虫に刺された場合は、肌に針や毛が残っていることがあるのでピンセットで取り除きます。

念のため消毒もしておきましょう。

蚊だったら家にある虫刺されの薬を塗っておけば安心です。

いずれにしても細菌感染を防ぐため、かかないようにすることがポイント。

子どもの誤飲と口の中をけがしたときの応急手当

子どもの誤飲と口の中をけがしたときの応急手当

子どもの誤飲事故は生後7ヶ月~4才ごろまでよくみられます。

・誤飲の原因と応急手当

誤飲の原因は「手にしたものを口に運ぶ」子どもの習性が大きく関係しています。

とくに生後10ヶ月になると、さかんに目の前のものに手を伸ばし、口の中に入れてしまいます。この行動自体は子どもの成長によるものなので、止めることは難しいです。

親指と人差し指でつくった輪っかほどの大きさのものなら、誤飲の可能性があるので子どもの手が届く場所にものを置かないことが、なによりの予防策です。

誤飲したときの応急処置の方法は、まずなにを飲みこんでしまったのかを把握します。

周囲を見てなくなっているものを確認しましょう。

洗剤や石油といった毒性のあるものを飲みこんでしまったら、水を飲ませ119番に電話して指示をあおぎます。

1歳未満の乳児が電池など気管に詰まってしまうものを飲みこんでしまい、窒息状態の時は、背部叩打法・胸部突き上げ法(胸骨圧迫)が有効です。

背部叩打法とは乳児のあごを片方の手で持ち、うつぶせにさせ頭部を下げるようにし、手のひらで背中(肩甲骨の間)を強く叩きます。

胸部突き上げ法は乳児を上向きにし、頭を逆さにします。そして人差し指と中指で胸骨の下半分を数回圧迫しましょう。

1歳以上の場合は大人に行われるような、背部叩打法・胸部突き上げ法が有効です。

口の中をけがしたときの応急手当

口の中をけが おかゆ

転んだ、高い場所から落ちた、お友だちとぶつかった。

そんな時は口の中をけがしがちです。

口のなかをけがしてしまうと、出血が多く子どももびっくりしてしまうので、実際のけが以上に泣いてしまいます。

そんな状況でまず確認することは、口の中のけがの状態、歯が折れていないかです。歯が抜けた場合は、近くに歯が落ちていれば拾って保管しておきます。

歯を保管するのは、後から歯医者さんに持っていけるようにするためです。

また口の中を切っていて血が止まらない時は、ガーゼなどで圧迫し止血します。15分を目安とし血が止まれば一安心。

注意すべきなのは、舌を噛んでしまったケースです。

この場合かなり出血するのでパパやママも心配になってしまいますよね。でも、ガーゼで止血し、病院を受診することで大事に至らないことが大半です。

また口の中を切ってしまって一番困ってしまうのが、食事です。

痛いので食事を嫌がってしまうかもしれないので、けがをして2~3日はおかゆなどやわらかいものをあげると良いですよ。

子どもを守るのはパパとママ!予防が大事

子どもを守るのはパパとママ!予防が大事

どんなに気をつけても子どもは病気になるし、けがもします。

それは仕方のないことで成長する上での一つの経験なのかもしれません。

大切なのは「予防できることは予防する」気持ちです。

たとえば帰ってきた時のうがいや手洗いなら誰でもできますし、小さな子でもパパやママがお手本を見せればやってくれるものです。

最初は嫌がっても、だんだんと嫌がらなくなるので大丈夫ですよ。

「ばい菌をやっつけよう!」と誘ってみても良いですね。

赤ちゃんの場合は周囲の大人が手洗いやうがいをし、ウイルスを家に持ち込まないようにしましょう。「ちょっと熱っぽいな」と思ったらうつさないようにマスクをします。

また風邪などの病気と違い、けがや誤飲は防ぎやすい出来事です。

お友だちとぶつかりそうになったら「危ないよ」と、さりげなく離れるよう誘導したり、子どもの手の届くところにタバコや電池をおかないようにしたりする工夫が必要。

子どもを守るのはいつも一緒にいるパパとママです。

予防に気をつけたうえで、病気になったときやけがをしてしまったときの応急処置を覚えておくと、大切な子どものためにも安心です。

パパとママと子どもの味方!Webサイト「こどもの救急」とは

パパとママと子どもの味方!Webサイト「こどもの救急」とは

パパとママと子どもの強力な味方といえば、Webサイト「こどもの救急」です。

こどもの救急は、日本小児科学会監修のもと生後1ヶ月から6歳までの気になる症状への対策を網羅しています。

「診療時間外だけど病院に行った方がいいの?」「家で様子をみたらいいの?」といった疑問を解消してくれます。

子どもの症状をチェックシートで確認できるようになっていて、子どもにあった対応の仕方が分かりやすくなっています。

また病院に持っていくものや、その際の注意点、看病ポイントも教えてくれるのでパニックになっているパパ・ママでも大助かりのサイトです。

まとめ

子どもの病気、けがは突然おこるものです。

しかし焦ってしまうと「どうしたらいい?」と、症状の見極めが困難になってしまいます。

そんな時は応急処置の方法を思いだして、冷静に対応したいものです。

また処置後も症状がよくならなければ、医療機関への受診をおすすめします。

子どもの健やかな成長を見守れるよう、予防策や対処法が大事ですのでぜひ参考にしてくださいね。

Writer この記事を書いた人

辻村 美咲
結婚・出産を機に、広報担当の会社員からフリーのライターに転身。最近の楽しみは、娘と一緒に通っている英会話教室。日本語だけではなく、いつか外国語でも情報を発信したい。美容、健康、観光など、いろいろなジャンルの記事を執筆しています。
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