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クリスマスのイルミネーションや雑貨の意外な始まりとは?

辻村 美咲

クリスマスイルミネーション

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クリスマスのイルミネーションや雑貨は、クリスマス当日だけでなくイヴも盛り上げてくれるもの。

とくにイルミネーションは夜の雰囲気にぴったりで、自宅に飾るだけでなく街中でも見ることができます。

小さなサイズのものから、自分の背の何倍もあるようなものまで、キラキラと輝く様子はとっても幻想的ですよね。

また、クリスマスを彩る雑貨は子どもにとって非日常を感じる嬉しいアイテムです。リースやクリスマスカードを手作りしたことのある人も多いのではないでしょうか。

今回は、ワクワクを倍増させるクリスマスのイルミネーションやクリスマス雑貨についてご紹介します。

イルミネーションや雑貨にくわしくなって、家族や友だちに自慢しちゃいましょう。

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キラキラ輝く地上の星「イルミネーション」の由来

もみの木とキャンドル

クリスマスを彩るイルミネーションは、多くの人々の目を弾きつけてやまないもの。そんなイルミネーションは、美しい星を見た一人の男の愛によって始まったと言われています。

・愛する我が子へ…イルミネーションの始まり

クリスマスのイルミネーションの始まりには、16世紀の宗教改革で活躍したドイツのマルティン・ルターが関わっていると言われています。

というのも、1510年のある日の夜、クリスマス礼拝から帰宅する途中だったルターは森の常緑樹の間からふと見えたきらめく星の数々に感銘を受けました。

自分の帰りを待つ我が子にも「この素晴らしい光景を見せてあげたい」と思い立ち、家の中に小さなモミの木を持ちこみ、枝の先端に星に見立て多くのロウソクを飾りました。

中世ヨーロッパでは子どもは簡単に外出できず、星を見ることが難しかったそう。モミの木の枝にロウソクがきらめく光景は、きっとルターの子どもたちを喜ばせたに違いありません。

「子どもたちのため、モミの木に星をイメージした灯りをともす」というルターのアイデアは、徐々に広がりをみせ、のちにドイツの各都市へと広がっていくことに。

これが、イルミネーションの源流となったのです。

一説によるとルターがイルミネーションの起源だとする話は創作だとの見方もあります。

しかし、ちょうどこの時期、クリスマスツリーにロウソクを飾る習慣が登場したことから、現在でもルターの説が有力と考えられています。

なお枝の先端を選んだ理由はふたつあり、ひとつは先でも述べましたが「星を再現したかった」というもの。そしてもうひとつは、「木が燃えないように」というルターの配慮だったそうです。

・エジソンの発明でイルミネーションは現代の形に

ロウソクを飾ることが主流だった当時、「燃えないように」との配慮があっても実際に火事が頻繁に起こっていました。

「イルミネーションを楽しみたいけど火事が心配だな」と不安に思っていた人々を救ったのが、かの有名なトーマス・エジソンによって1879年に発明された白熱電球でした。

発明からわずか3年後の1882年、マンハッタンで大規模な電球のデモンストレーションが行われたのですが、これが白熱電球を使用したイルミネーションの始まりだと考えられています。

マルティン・ルターとトーマス・エジソン、生まれた時代も国も違うふたりの働きが今のイルミネーションにつながっていると考えると、なんだかロマンティックですよね。

日本でのイルミネーションの始まり

クリスマスイルミネーション

日本でのイルミネーションの起源は、1900年4月30日に行われた神戸沖での艦隊式です。夜の真っ暗な海面をイルミネーションで飾られた各艦隊が照らしたと言われています。

またその3年後、1903年(明治36年)には大阪での博覧会の会場正門にライトアップされたイルミネーションが評判となりました。

そしてさらに2年後の1905年、明治屋が銀座に出店した際にイルミネーションを飾り、年々派手になっていく装飾に人々は夢中になったようです。

当時の新聞にもその様子が掲載され、「華やか」だと記されました。

このようにして、イルミネーションは当時の日本人の間で徐々に認知されていったのです。

現在ではLEDが発明されたことにより、イルミネーションの規模が大きくなり、誰もが気軽に楽しめるようになりました。

自宅の庭を彩る光景もよく見られますね。

また近年では、空間や建物に映像を投影するプロジェクションマッピングとイルミネーションのコラボが行われるなどして注目を集めています。

プロジェクションマッピングは、いわばイルミネーションの新しい形と言えるもの。時代の変化とともに、イルミネーションも少しずつ形を変えていくのかもしれません。

見るだけで心がほっこり…クリスマス雑貨の歴史

クリスマスに欠かせないものは、ツリーやイルミネーションだけではありません。

リースやスワッグ、クリスマスカードなどもイベントの気分を盛り上げる重要なアイテム。部屋に飾ったり、プレゼントしたりと、多くの人々の目を楽しませています。

そんなクリスマス雑貨にはどんな歴史があるのでしょうか。

・リースの歴史

クリスマスリース

クリスマスリースは、クリスマスの雰囲気をたっぷりと演出するアイテムとして知られています。玄関の扉や壁、窓などさまざまな場所に飾れるのも嬉しいですよね。

そもそも、リースの起源は古代ギリシャ時代から始まっています。

当時のローマ人はお祭りのとき、英雄をたたえるときに、月桂樹やオリーブで作った冠を身につけたり贈り物として活用したりしていたそうです。

また、葬儀の祭石棺にかけるなど死者への最後のプレゼントとしても使われていたそうで、このことからいかにリースがローマ人にとって重要なものだったのかを伺い知ることができます。

その後リースは各地に広まるのですが、リースがクリスマスと結びついたのは16世紀のドイツです。ちょうどルターにより、イルミネーションが生まれたころですね。

さらに、19世紀になるとヨハン・ウィヘルン牧師が、子どもたちにクリスマスの日や意味を知らせるために、現在のリースの原型となる車輪をドアにかけるようになりました。

車輪のリースはシンプルなもので、ロウソクが立てられただけだったそうです。

そして後、リースに常緑樹が使われるようになり、現在のようにクリスマスリースを飾る習慣が誕生したというわけです。

・スワッグの歴史 

クリスマススワッグ

スワッグとは植物や花を束ねて逆さにし、壁に飾ったもののことです。

スワッグはドイツ語で「壁飾り」との意味があり、昔から魔除けや浄化の効果があるとされていました。

また16世紀のイギリスでは、スワッグという単語には「垂れ下がるもの」「揺れるもの」といった意味も含まれていたようです。

発祥はドイツとの説もありますが、それよりももっと古い時代からだったという話もあり、正確な起源は特定されていません。

そんなスワッグですが、現在ではリースの代わりとして玄関に飾られるパターンが多く、素人でも簡単に作れて目立つことからクリスマスの定番として普及しています。

なお、材料となるモミなどの針葉樹には「永遠の命」をあらわす他に、枯れにくく緑が長持ちしやすいといった現実的なメリットもあります。

・クリスマスカードの歴史

クリスマスカード

クリスマスカードは、クリスマスを祝う言葉などが書かれたグリーティングカードです。

日本ではあまり一般的ではありませんが、親から子へと贈ることもあるようですよ。

クリスマスカードの起源は1834年のイギリス。ビクトリア・アルバート美術館の館長であるヘンリー・コールが発案したもので、芸術家のホースリーに文字や絵を書かせものを1000枚販売したのが始まりです。

当時のクリスマスカードには複数の男女が描かれ、クリスマスと新年を祝う言葉が掲載されています。

コール氏が「クリスマスカードを販売しよう」と思い立ったのにはいくつか理由があったようですが、もっとも大きな理由となったのは郵便料金改定にともなった郵便事業の振興のためだそうです。

しかし、印刷料金が今とは桁違いに高かったため、クリスマスカードがイギリスに普及することはありませんでした。

印刷料金の高騰は1860年代に印刷技術が進化することで終息。ちょうどこの時期、アメリカからグリーティングカードの風習が持ちこまれました。

このことが影響し、イギリス国内でクリスマスカードが広く普及することとなったのです。

・スノードーム歴史

スノードーム

クリスマスらしさを感じられるスノードームは、球体の中に液体と雪をイメージしたアイテムが入れられたものです。

スノードームがはじめて登場したとされるのが、1878年に行われたパリ万博でした。

当時の様子が記された調査所によると、「ガラスドームのペーパーウェイト」とだけ記載されており、どこのだれが作ったものなのかいまだに不明だそうです。

パリ万博からさらに10年余りが経過した1889年、またしてもパリ万博にスノードームが登場します。

パリの有名建造物であるエッフェル塔が入れ込まれたスノードームはたちまち評判となり、万博土産として飛ぶように売れたと伝えられています。

スノードームの人気はそのままとどまることなく、各地のモチーフを入れたものが数多く制作され、巡礼地グッズとして人々の間で人気を集めていくことに。

クリスマスとの直接的な関係は不明ですが、サンタクロースが入れ込まれるなどしたスノードームは、その見た目からクリスマスの定番雑貨となっています。

・オーナメントの歴史

クリスマスオーナメント

オーナメントはツリーの上に飾るもの、とイメージする人も多いかもしれません。

しかし、海外ではオーナメントはギフトとして贈ることが一般的。

なかでも星型オーナメントは、キリストが降誕したことを知らせたとされるベツヘルムの星をあらわしているとされることから、高い人気を誇っています。

クリスマスを手作りで祝う 花束型スワッグの作り方のポイント

スワッグの材料

スワッグにはいろいろな形がありますが、花束型はもっとも作られている形です。

簡単だけどお洒落にみえる花束型スワッグには、いくつかの作り方のポイントがあります。

今年のクリスマス、スワッグを手作りしてみたいという方はぜひ参考にしてみてくださいね。

・花材を選ぶ時はドライフラワーにしやすいものを

一度作ったら長く楽しめるスワッグには、ドライフラワーにしやすい花材を選ぶことが大切です。

向いているものはミモザのような水分の少ないものです。

水分が多いものだとドライフラワーにしにくいため、チューリップのように瑞々しい花は避けたほうが無難です。

・使用する紐は麻縄がおすすめ

スワッグは逆さにして吊るすので、花材をまとめる紐は落ちずにきちんと束ねられるものを選びましょう。

おすすめは、麻縄です。

麻縄の質感や色合いはスワッグにぴったりですし、ほどけないようしっかりと束ねることができます。

・メリハリを意識する

スワッグの花材は、グリーンカラーを基本とします。

ただしすべてがグリーンというわけではなく、メリハリのためにホワイトやパープルといったワンポイントカラーも入れます。

また落ち着いた色合いが良いのか、生き生きとした色合いのものを作りたいのかによって選択する花材が違ってきます。

いずれにしても、完成品はメリハリのある色合いを意識すると上手くいくでしょう。

また、長い植物と短い植物のバランスにも気を配るとGOOD!手前に短い植物を、後ろには長い植物を配置することで、形のバランスも格段によくなります。

・形はアーモンド型に

スワッグの形は、アーモンド型を意識します。

初めて作る人は扇型にしてしまいがちですが、扇型だと見た目が思った以上にばらついてしまい、きれいにまとめにくいのです。

まとまりのよい美しい形にしたいなら、アーモンド型を意識して花材を並べてみましょう。

・はさみはよく切れるものを用意する

スワッグ作りでは、よく切れるはさみを用意します。

枝を切る作業が主なので、切れ味の良いものでないとカットした部分がいびつになってしまいます。

そうすると見た目もよくないばかりか、作業効率も悪くなってしまうので、よく切れるはさみを用意しましょう。

・材料が余ってしまったら

「たくさん材料を用意しすぎて余っちゃった」ということは、よくあることです。

スワッグを作り終わったときに材料が余ってしまったら、小さな花束やコサージュ、髪飾りを作ってみてもよいかもしれませんね。

きっと、忘れられないクリスマスの思い出になりますよ。

まとめ

クリスマスのイルミネーションや雑貨には、昔の人のアイデアや思いが詰まっています。

その思いのひとかけらを毎年知らずに受け取っているなんて、何だかサンタクロースからの贈り物のようですね。

クリスマスを飾るアイテムに込められた思いが、今年のクリスマスもきっと世界を温かく彩るに違いありません。

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Writer この記事を書いた人

辻村 美咲
結婚・出産を機に、広報担当の会社員からフリーのライターに転身。最近の楽しみは、娘と一緒に通っている英会話教室。日本語だけではなく、いつか外国語でも情報を発信したい。美容、健康、観光など、いろいろなジャンルの記事を執筆しています。
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