住まいのノウハウ

子どもが主軸!プレファミリーのマンション選びのポイント

いえらぶコラム編集部

マンションに住む世帯

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まだ子どもがいない夫婦の中には、「駅から近くて通勤に便利だから歓楽街から近くても気にしない」という方は多いでしょう。

しかし、子どもが生まれるとなるとそうはいきません。

部屋は2つ以上必要になりますし、公園や図書館、学校などの環境が整った場所のほうが子育てしやすいと言えます。

また初めてママ・パパになる方にとって、他の子育て世帯が住んでいる、または住みやすいと感じているエリアに住まいを設けたいと思うのは至極当然のことでしょう。

子どもと一緒に暮らすには、夫婦二人だけのときとは違った視点で住まいを吟味しなくてはならないのです。

そこで今回は、そろそろ子どもを…と考えているプレファミリー※に向けて、マンション選びのポイントをご紹介します。

※これから家庭を持つ未婚層(=プレファミリー)に使われることが多いのですが、この記事では「これから子どもを持つ予定の夫婦」をプレファミリーとしています。

安全?便利?子どもと出かけることを想定しながら周辺環境を探る

マンションの周辺環境

夫婦二人だけなら、通勤のしやすさだけで物件を選んでも問題ないでしょうが、子どもがいると安全性や買い物の利便性も考慮しなくてはなりません。

例えば、歩道の歩きやすさは意外と見落としがちな点でしょう。

子どもの性格にもよりますが、歩けるようになると急に手を離して駆け出したり、地面に寝転がって駄々をこねたりする子どももいます。

特に、イヤイヤ期(生後6カ月~1歳半ごろに始まり2歳ごろにピークを迎えることから"魔の2歳"とも言われる)になるとその行動は顕著です。

ただ道を歩くだけ、そんな普通のことが子どもといるだけでワクワクしたり、ドキドキしたりと心が大忙し。

もし自宅周辺の道が、車の通りが多いのに歩道がないとなると、外出のたびに必要以上に気を張っていなければなりません。

あまりにも心への負荷が大きいと、それが疲れやストレスの原因になり、子育てに注ぐパワーがどんどんすり減ってしまいます。

ただでさえ初めての子育ては気疲れするものなので、少しでも心への負担を軽くするためにも、

「歩道はあるか」

「子どもと一緒に歩ける広さがあるか」

「子どもが一人で歩くようになったときでも安全か」

「車の死角になるような場所はないか」

といったポイントをしっかりと確認しましょう。

この他、「買い物がしやすいか」「休日に家族で出かけられるスポットが近くにあるか」「子どもと一緒に入りやすい飲食店があるか」などもチェックしておくと安心です。

保育園や幼稚園は?小児科は?子育て環境が充実しているかを探る

保育施設

プレファミリーがマンションを探す場合は、自宅から通える範囲内に複数の保育園や幼稚園、塾があるかを確認しましょう。

特に、子どもへの教育方針が合う園を選びたいという方にとっては重要ですし、認可か認可外(無認可)のどちらを選ぶかによってもマンション選びは変わってくるでしょう。

・認可保育園の特徴

国の基準を満たしており認可を受けている保育園。保育料は世帯の住民税取得額によって異なりますが、多くは認可外保育園よりも安価です。

入園基準は「保育を必要としている世帯」。仕事や病気などを理由に子育てができない場合に利用可能です(仕事を理由に預ける場合は復職・就職が必須)。

認定保育園の他にも、保育園と幼稚園の機能や特長をあわせ持つ「認定こども園」もあり、こちらは保育だけでなく教育にも力を入れている認定施設です。

・認可外(無認可)保育園の特徴

自治体の基準を満たしている保育園(認証保育園)、もしくは国および自治体の基準を満たしていない保育園(認証以外)があります。入園基準は保育園独自で、先着順や抽せん、面接など手法は様々です。

保育料は割高ですが、保育を必要としていない世帯でも預けられる他、居住区外でも入園できるので子どもの教育方針の合う園を選びやすいという利点もあります。

認可と認可外のどちらを選択するかは世帯によって異なりますし、各自治体の待機児童数についても把握しておく必要があることを理解しておきましょう。

さらに、学区に関しては幅広い視野で考えることが大切です。

プレファミリーにとって、小中学校入学はまだ先の話。どこか一つの学校に絞るよりも、「通学校以外(学校選択制や私立など)にも目を向けるかもしれない」「進学受験率が高くて勉強習慣が付きそう」など、様々な視点から選ぶと良いでしょう。

他にも、小児科が近くにあるかどうかも大切なチェックポイントです。

子どもはとてもデリケートで、乳児から幼児の間に何度も病気になることがあります。

子どもの急な病気にも対応できるように、マンションから通える範囲内に小児科があるかを確認してみてください。夜間診療や休日診療、救急外来があるとより安心です。

マンションにはどんな人が住んでいる?他にも子育て世帯がいるかを探る

マンションに住む世帯

プレファミリーの方におすすめなのが、他の子育て世帯も暮らしているマンションです。

育休中や、子どもがまだお迎えが必要な保育園、幼稚園の時期なら問題はないかもしれません。

しかし、世帯によっては小学校低学年から鍵っ子※になることもありますし、そうなると親が帰宅するまでの間は一人で過ごすことになります。

「このマンションにいる子どもは自分の子ども一人だけかも」「もしも何かあったら…」と不安になるママやパパもいるようです。

しかし、他にも子育て世帯が住んでいれば、いざというとき互いに助け合えるため、小さい子どもがいる方でも心強さを感じて安心できるでしょう。

※両親が共働きなどの理由から、学校から帰宅しても家に親や他の家族(保護者)がおらず、自分で家の鍵を所持している子どものこと。

ガードを付けられる?子どもに危険がない間取りかを探る

チャイルドガードごしの女の子

室内の間取りをチェックする際は、子どもの危険を極力省けるかという点に重きを置きましょう。

例えば子どもにとってキッチンは、ママやパパがいることからどうしても突撃したくなる場所。火のついたコンロに触れたり、勝手に引き出しを開けたり、包丁を触ったりして怪我をするおそれもあるでしょう。

子どもがキッチンに入るのを防ぐためにも、アイランドキッチンではなく独立キッチンというように、ガードが付けやすい間取りがおすすめです。

また、寝室の危険対策にも力を入れる必要があります。

子どもの寝相によってはベッドから床へ落ちてしまう危険性もあるので、「畳の部屋に布団を敷いて寝かせる」「ベッドガードを付ける」など、寝室のスタイルを検討しましょう。

また、子ども部屋(寝室あり)が他の部屋から離れているかもチェックしてください。

例えば、子ども部屋とキッチンが隣り合っている場合、冷蔵庫のドアを開閉したり電子レンジやコンロを使用したりと、ちょっとした生活音で目が覚めることがあります。

子どもによっては起きてきたり、ぐずったりすることもあり、寝かしつけに苦労してしまうので、子ども部屋の位置は事前に確認してください。

さらに、部屋の収納力にも目を向けましょう。

子どもがいると、どうしても服やおもちゃ、本など様々なものが増えていくので、片付けに困らない程度の収納は必要と言えます。

この他、角が丸く作られた部屋やドアの指詰め防止、ベランダへの締め出しを防ぐ機能を持ったマンションも増えているので、子どもが安全に暮らせる住まいを探してみてください。

まとめ

子どもと暮らすなら通勤の利便性だけでなく、周辺環境や子育て環境、マンションに住む他の世帯や間取りなど、様々な点に考慮しながら住まいを探すことが大切です。

ご紹介したポイントをぜひ参考にして、家族が笑顔で生活できるマンションを探してみてください。

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Writer この記事を書いた人

いえらぶコラム編集部
不動産業界・賃貸物件に関する広報活動を行いながら、現在はいえらぶGROUPのライターとして活動中。おもに、不動産・賃貸物件・税金・片付け・車といった暮らしに関わる記事を執筆しています。
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