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赤ちゃんの下痢の原因とは?気になる症状とホームケア

寝ている赤ちゃん

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赤ちゃんのうんちは、離乳食を始めるまでは軟便です。

しっかりと母乳やミルクを飲み、機嫌が良いなら、多少の下痢くらいなら心配はありません。

しかし、「うんちの回数が多い」「いつもより水っぽい」「機嫌が悪くて泣きやまない」など、いつもと変わった症状がみられる場合は要注意です。

今回は、赤ちゃんの下痢の原因と症状、ホームケアの方法、予防法についてご紹介します。

ウイルスや細菌…赤ちゃんの下痢の原因と症状

おむつ姿の赤ちゃん

赤ちゃんが下痢を起こす原因は、主に以下の4つです。

胃腸炎

胃腸炎とは、ウイルスや細菌などが胃腸に感染し炎症を起こす病気です。

ノロウイルス胃腸炎やロタウイルス胃腸炎、細菌性胃腸炎などに感染すると、消化吸収機能が低下して下痢を引き起こします。

とくに、ウイルス性の胃腸炎は乳幼児の下痢の主な原因ともいわれるほどです。

・食欲がなくてぐったりしている

・発熱やおう吐

・うんちの色が白い、または赤い(赤黒い)

・うんちのにおいが酸っぱい、いつもより強い

下痢に加えて、上記のような症状がみられる場合は胃腸炎の可能性が高く、命に関わることもあるため、すぐに医療機関を受診してください。

乳糖不耐症

母乳やミルクを飲んだ後に下痢をする、という場合は「乳糖不耐症」の可能性があります。

乳糖不耐症とは、簡単にいうと「牛乳を飲むとお腹がゴロゴロする体質」のこと。

乳糖を含まないミルクに変えることで症状は改善しますが、もしも下痢が続くようなら、かかりつけ医にみてもらいましょう。

食物アレルギー

離乳食を始めてから、特定のものを食べた後に下痢をするなら、食物アレルギーの可能性を疑いましょう。

多くの場合、下痢と同時に咳や呼吸の乱れ、蕁麻疹(じんましん)などが現れます。

重症化するとアナフィラキシーショックを起こす危険性があるため、速やかに医療機関を受診してください。

抗生物質

風邪をひいた際に病院で処方される抗生物質が、下痢の原因となるケースも珍しくありません。

腸内の善玉細菌「ビフィズス菌」を害してしまい、腸内フローラのバランスが崩れてしまうためです。

症状の程度によっては抗生物質の服用を中止する必要があるほか、整腸剤を併用することもあります。

どちらにしても、自己判断で抗生物質の服用を中止するのはおすすめできないため、かかりつけ医に相談しましょう。

赤ちゃんが下痢になったら…4つのホームケア

ママの手を触る赤ちゃん

こまめにおむつを替える

水分の多いうんちは刺激性が強く、デリケートな赤ちゃんの肌に負担をかけてしまうため、こまめにおむつを替えましょう。

しかし、おむつ替えのたびにおしり拭きを使うと、肌が赤くヒリヒリしてしまうので、ぬるま湯でおしりを洗ってあげると良いですよ。

水分を取らせる

下痢になると体の水分が体外へと出て、脱水症に陥る危険性があります。

湯冷ましのほか、乳幼児用の麦茶やイオン飲料などを少量ずつ、こまめにあげましょう。

また、下痢やおう吐、食事量の低下によって体温が下がるため、温かい飲み物をあげるなどして体を温めてください。

食事は医師に相談する

上記のように、赤ちゃんの下痢には様々な原因が考えられます。

様子を見ながらミルクを数回に分けて与えたり、薄めて与えたりするのも良いでしょう。

しかし、重症化している場合や脱水症状に陥っている場合は水分・栄養不足にならないよう、必ず医師の指導の下、食事を与えてください。

二次感染の防止を徹底する

胃腸炎が原因の場合、うんちや吐しゃ物にもウイルスや細菌が含まれています。

家族への二次感染を防止するためにも、おむつ替えや吐しゃ物を片付けた後は石鹸などでしっかりと手を洗いましょう。

このほか、マスクをしたり、部屋を換気したり、エアコンや空気清浄機で部屋の温度や湿度を保ったりして、二次感染を防ぐことが大切です。

赤ちゃんの下痢を未然に防ぐ!簡単にできる4つの予防法

先でも述べたように、赤ちゃんの下痢は主にウイルスや細菌が原因です。

口や鼻などから感染するため、食品、哺乳瓶、おもちゃなどの赤ちゃんが口にするものはもちろん、それらに触れるものも熱湯消毒・除菌を徹底しましょう。

・食べ物はよく加熱する

・哺乳瓶や調理器具を熱湯消毒する

・冷蔵庫の中を定期的に掃除する

・外出した際やペットなどの動物に触れたときは手を洗う

こうした衛生管理を徹底するだけでも、ウイルスや細菌の感染を予防することが可能です。

まとめ

離乳食前の赤ちゃんのうんちは軟便なので、下痢かどうか気づきにくいケースがあります。

下痢が続くと体内の水分が失われ、脱水症につながる可能性があるため、下痢以外の症状も見落とさないように注意して様子をみましょう。

また、医療機関を受診する際は、うんちの回数や量、色、下痢の期間などを聞かれます。

これらについてメモを残したり、写真を撮ったりしておくと、医師の質問にスムーズに答えられるので、「何か変かな?」と心配なときは記録を残しておきましょう。

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