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まだ捨てないで!野菜くずを活用する方法あれこれ

料理に使う野菜

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野菜くずとは

料理中に野菜くずを処理する女性

毎日の調理の中で、「これもったいないな」と感じながら生ゴミを出してしまっていませんか。

特に野菜は、食べることができる部分を捨ててしまうことが多く、何とか活用できないか考えたかたも多いでしょう。

野菜くずとは、調理の際に出た皮や芯、ヘタ、タネなど捨ててしまう部分のことを言います。

捨ててしまう部分でも食べられるものが多いですが、硬さや味などの理由で捨てられてしまうことが多いです。

しかし、捨ててしまう部分にこそ重要な栄養素が詰まっているのをご存知でしょうか。

野菜くずには、ファイトケミカルと呼ばれる栄養成分が豊富で、その活用法によっては身体に取り入れることができます。

野菜くずに含まれるファイトケミカルとは

ファイトケミカルとは、野菜くずに含まれる栄養成分のことを言います。

野菜くずとして捨ててしまう皮には、野菜を害虫や紫外線から守るための栄養が豊富に含まれています。

また、タネやヘタには、新しく命を育てるための栄養が含まれています。

ファイトケミカルには、抗酸化作用があると言われています。

抗酸化作用は、人の身体を老化させる活性酸素の働きを抑え、美肌にもかかわります。

また、抗ガン作用も期待されており、ビタミンとミネラルを一緒に摂取することで細胞のガン化を抑制すると言われています。

さらに、免疫力向上も期待でき、風邪をひきにくくなるなどの強い身体作りに役立ちます。

このような魅力的な栄養が野菜くずに含まれるのを知ると、何とかして活用したいと思いますよね。

ベジブロスとは

ベジブロスとは、野菜くずを活用した出汁のことを言います。

ベジタブル(野菜)とブロス(出汁)を合わせて、ベジブロスと呼びます。

ベジブロスは、野菜くずを利用するため、エコロジーで野菜の旨みを味わうことができ、注目を集めています。

まろやかな出汁ですが、野菜の風味や甘みを感じることができ、和食や洋食に活用することが可能です。

クセが少ないため、煮物やスープの基礎をつくる際に使いやすく便利です。

また、加熱により引き出されるファイトケミカルを摂取する方法として適しています。

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ベジブロスの作り方

野菜くずを利用してベジブロスを作る女性

野菜くずと水が必要です。

鍋1ℓの水と両手いっぱいの野菜くずを準備しましょう。

ベジブロスの作り方は簡単です。

鍋に水と野菜くずを入れ、弱火で20分煮込むだけです。

灰汁は取らずにそのまま煮て、最後にザルなどでこします。

なお、どんな野菜くずでも作ることができますが、5種類以上の野菜くずを入れると味に深みがでて風味が増します。

また、玉ねぎの皮はぜひ加えていただきたい食材です。

玉ねぎの皮は、味がしっかり出る上に、色も良くなります。

セロリやパセリ、ネギなどの香りの強い野菜くずを加えると、さらに良いでしょう。

キャベツやブロッコリー、カリフラワーなどのアブラナ科の野菜は、独特な風味があるため、活用するなら少し控えめにするとまとまりの良い味になります。

野菜くずは、皮など野菜の外側になる部分がよく集まります。

農薬や汚れをしっかりと洗い流して活用しましょう。

ベジブロス以外の野菜くずの活用法

野菜くずをベジブロスに活用すると、ファイトケミカルが摂取できる出汁がとれることが分かりました。

その他にも野菜くずを活用する方法はありますので、ご紹介します。

人参や大根の皮を一品料理に活用する

人参や大根の皮は、きんぴらにするとおいしく味わうことができます。

ゴボウのきんぴらとは違い、柔らかい噛み応えのきんぴらは、小さな子どもも食べやすいためおすすめです。

ブロッコリーの茎を一品料理に活用する

たくさんの野菜くずが出てしまうブロッコリーの茎は、もったないですよね。

そのまま茹でたり炒めて食べることもできますが、浅漬けにするとおいしいです。

椎茸の芯を一品料理に活用する

椎茸の芯は細く切り、出汁をとったあとの昆布と一緒に佃煮にすると、昆布の再利用もでき一石二鳥です。

野菜くずを活用したキッチン栽培

様々な野菜は水耕栽培により新たに収穫することができます。

全ての野菜くずが水耕栽培に向いているわけではありませんが、普段使用する機会の多い野菜を水耕栽培することで、無駄を省くことができます。

キッチン栽培は、リボーンベジタブル(再生野菜)を略してリボベジと呼ばれています。

人参や大根の野菜くずを水耕栽培する

人参の葉っぱは、消臭作用があると言われています。

体臭の原因になる脂肪の酸化を防ぐことができるため、できれば捨てずに活用したいですね。

水耕栽培するために用意する野菜くずは、野菜の種類により異なります。

例えば、人参や大根はヘタの部分を2~3cm残してカットします。

人参や大根の野菜くずの水耕栽培で収穫できるのは、葉っぱの部分になります。

自宅で保管しているうちに時間の経過によって生えてしまった葉っぱがあるものは、比較的簡単に栽培することができます。

人参や大根の野菜くずを水耕栽培する際には、浅い容器を活用しましょう。

水は1cm程度入れ、ヘタより上の部分には水がかからないようにします。

葉物野菜の野菜くずを水耕栽培する

小松菜、チンゲンサイ、水菜、ミツバ、セリ、クレソンなどの葉物野菜は、根元部分の野菜くずを活用します。

根元部分は、約3cm程度残しておきましょう。

容器に根元部分が浸るよう水を入れます。

ミツバは購入した際に付いてくる容器やスポンジをそのまま活用することができます。

葉物野菜は、約1週間すると新しい葉っぱが生えてきます。

日照不足だと、細長く弱々しい葉っぱしか生えないため、しっかりと日光が当たる窓際で栽培します。

葉物野菜の野菜くずは、内側の新芽が出ている部分を活用すると、生育が早いです。

なお、根っこが多い分腐りやすいため注意が必要です。

水は1日に2回を目安に取り替えて、容器のぬめりを取り除きましょう。

葉物野菜は、土に植え替えても育てやすいです。

畑やプランターが置けるスペースがあるかたは、ぜひ土への植え替えをおすすめします。

水耕栽培よりも土に植え替えたほうが、より旺盛に育つ傾向にあります。

万能ネギ、長ネギの野菜くずを水耕栽培する

ネギは非常に強い野菜ですので、初めての水耕栽培でも失敗が比較的少なくおすすめです。

ネギの野菜くずを活用する場合は、根元の部分を残します。

ネギの根っこの部分は、5cm以上、できれば10cm程度残します。

縦に長いため、コップなどの深めの容器を活用しましょう。

根の部分を水に浸し、毎日水を取り替えます。

およそ3日~5日程度で新しい芽が出てきます。

2回目以降も収穫したい場合は、土に植え替えると良いでしょう。

キャベツや白菜の野菜くずを水耕栽培する

難易度は高めですが、白菜やキャベツも水耕栽培により再生させることが可能です。

水耕栽培に慣れてきたら、挑戦してみるのも良いでしょう。

白菜やキャベツの水耕栽培には、ヘタの部分を活用します。

芯を円錐状に包丁で切り取り、新しい芽が生える場所に水が浸らない程度につけます。

新芽が出たら、ひとまず成功です。

土に植え替えるとより本来の形に近いものが出来るかもしれません。

野菜くずを活用したキッチン栽培のポイント

野菜くずを利用したキッチン栽培

野菜の種類により野菜くずの活用部位が異なります。

水耕栽培にできない部分は、ベジブロスに活用しましょう。

水耕栽培は、日当たりがよい場所で育てます。

窓際のカーテン越しに日があたるようにスペースを確保しましょう。

水の交換はこまめに行いましょう。

1日に1~2回は必要で、その都度容器のぬめりや汚れを取り除きましょう。

夏に水耕栽培をする場合、菌が繁殖しやすいため注意が必要です。

カビが生えてしまったり、腐ってしまった場合は、迷わず処分しましょう。

水耕栽培は、観葉植物のようにおしゃれなインテリアにもなります。

活用する容器などを工夫し、見た目も楽しめるようにするとさらに良いでしょう。

野菜の価格は、季節や天候により変動しやすいです。

価格が高騰した時こそキッチン栽培により節約しましょう。

また、葉物野菜はプランターでも作りやすいため、自分でタネを購入して育ててみても良いでしょう。

その他の野菜くずの活用法

野菜くずを活用する方法は、他にもあります。

料理に再利用するだけではなく、肥料にしたり草木染めに利用することも可能です。

野菜くずを活用して肥料を作る

畑やプランターで菜園を作っているかたには、肥料を手作りすることもおすすめです。

用意するのは、プランターと、土、米ぬかと野菜くずです。

プランターに入れた土に穴を掘り、そこに野菜くずを入れます。

米ぬかをかぶせ、その後土をさらにかぶせて、雨の当たらない場所に1~2週間置いておくだけで自家製の肥料が完成します。

すべて自然由来のものを使用した肥料なので、安心して使うことができます。

キッチン栽培で水耕栽培に活用した野菜くずを、この肥料を使い土に植え替えるとさらに良いでしょう。

野菜くずをぬか床の捨て漬けに活用する

ぬか漬けを経験したことのあるかたはご存知だと思いますが、新しいぬか床を使用してぬか漬けを作る際、そのまま使用したのではおいしい仕上がりになりません。

新しいぬか床は、捨て漬けにより発酵を促し準備をする必要があります。

野菜くずを捨て漬けに活用すれば、本来捨ててしまう部分を活用できるためおすすめです。

玉ねぎの野菜くずを草木染めに活用する

草木染めは、自然な色合いで独特の風味が感じられる染め物です。

日本に生えているほとんどの植物は、草木染めに利用することができます。

植物により活用する部位は異なり、花や茎、葉っぱ、根、樹皮など様々です。

玉ねぎの皮は、色が出やすく比較的簡単に染めることができます。

準備するものは、木綿の衣服と玉ねぎの皮150g、焼きみょうばん3gです。

まだ着ることはできるけど、飽きてしまった木綿の服はありませんか?

草木染めをする際、ポリエステル素材のものは染めにくいため、木綿のものを活用しましょう。

また、玉ねぎの皮は、一度に150g用意することができないかもしれません。

毎日少しずつ乾いた状態で保管しておきましょう。

玉ねぎの皮を活用した草木染めの方法

水5ℓを中火で火にかけます。

沸騰したら、玉ねぎの皮を入れ20分間弱火で煮込みます。

ザルなどでこして皮を取り除くと、湿らせた木綿の衣服を入れます。

再び沸騰させ、その後弱火で20分間煮込みます。

一度木綿の衣服を取り出し、少量の水で溶かした焼きみょうばんを入れます。

焼きみょうばんは、色止めの役割を果たします。

みょうばんを入れたあとは、木綿の衣服を戻し10分間煮込みます。

火をとめ、2時間以上おきますが、できれば一晩そのままにしておきます。

置いておいた木綿の衣服を取り出し、色が出なくなるまで洗い、乾かせば完成です。

初めのうちは色うつりの恐れがあるため、他の衣類とは別に洗濯しましょう。

野菜くずを活用して掃除をする

ジャガイモの皮は、鏡を磨くのに重宝します。

鏡を磨いたあと、乾いた布で拭き取るだけで、ピカピカの状態になり、曇り止めの効果も発揮します。

レモンの絞りかすは、お茶パックに入れて沸騰させると水垢おとしになります。

ヤカンや電気ケトルの掃除に活用しましょう。

まとめ

捨ててしまう野菜くずも、様々な活用法があることが分かりました。

今回ご紹介した活用法を複数組み合わせると、野菜くずの処分量が激減します。

例えば、野菜くずを水耕栽培に活用し、新しい料理を作ります。

水耕栽培に適さないものは、ベジブロスに活用したり、ぬか漬けの捨て野菜に活用します。

それでも余ってしまう部分の野菜くずは、土に入れて肥料にします。

作った肥料は水耕栽培に活用した野菜くずを植え替える際に活用できます。

こうしていくと、ほとんどの野菜は再利用できることが分かります。

野菜を育てたことのないかたでも、種から栽培するわけではないため、比較的簡単です。

ひとつひとつは少し手間のかかる作業かもしれませんが、育てる楽しさやインテリアとしても活躍するキッチン栽培は、子どもと一緒に行うと勉強にもなります。

夏場は特に衛生面に注意が必要で、カビなどの繁殖に注意しながら行ってください。

野菜くずに含まれるファイトケミカルは、加熱により細胞から溶け出すため、生野菜で摂取するよりベジブロスに活用したほうが効率的に摂取することができます。

今まで重要な栄養成分を捨ててしまっていたことを知ると、とてももったいなく感じてしまいますね。

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