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特徴を理解して新居に導入してみよう!便利なIHクッキングヒーター

IHクッキングヒーター

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IH(アイエイチ)って、聞くとどんな印象を持ちますか?

グーグルで「IH」と検索すると、出てくるのは、IHクッキングヒーター、もしくはIH調理器、という単語です。

IHクッキングヒーターとは、火が出ないコンロ、電気で温めるコンロ。

大体そんなイメージをお持ちの方がほとんどではないでしょうか。

実際、家で使用されている方も多いと思います。

IHクッキングヒーターとは何か。

物理現象を利用しているIHクッキングヒーター、とっても奥深い世界です。

IHクッキングヒーター

IHクッキングヒーターの特徴

IHクッキングヒーターの特徴とは。

まず挙げられるのは、火を使わない熱源であり、安全性が高いということです。

IHクッキングヒーターは、ヒーター自体が加熱するのではなく、天板に埋め込まれた磁力発生コイルから出た磁力線が、鍋そのものを発熱させます。

火の熱で鍋を温めるガスコンロや、電熱線が熱くして鍋を温める電気コンロとは、異なる方式です。

IHクッキングヒーターは、ガスを燃焼させると発生する、窒素酸化物やPM2.5、硫黄酸化物などの発生がありません。

また、燃焼に必須である酸素の消費もないので、ガスコンロに比べると、換気が必須とはなりません。

ガスコンロの場合、締め切った部屋で使用を続けると、酸素が足りず不完全燃焼を起こし、一酸化炭素が発生することがあります。

一酸化炭素中毒は命にかかわる危険な中毒、避けなければいけないものです。

    熱効率

また、IHクッキングヒーターは熱効率が高い、と言われます。

熱効率とは、発生させた熱のうち、調理に使用できる熱の割合のこと。

例えばガスコンロであれば、火を付けて空気を温め、鍋を温めることで調理します。

一方、IHクッキングヒーターは鍋そのものを温めるので、空気を介さず、その分エネルギーが効率的に調理に使えるのです。

数値で示すと、IHクッキングヒーターの熱効率とは83%程度、ガスコンロは60~70%程度とのこと。

エネルギー損失が少ないので、よりエコ、とも言えます。

  お手入れラクチン

IHクッキングヒーターの外見の特徴といえば、フラットであること。

トッププレートが水平なので、お手入れは基本的にふきんで拭くだけ、とてもラクチンです。

落ちにくい汚れは、薄めた台所洗剤をふきんに付けて拭きます。

また、トッププレートに焼き付いてしまったような落ちにくい汚れは、クリームクレンザーを汚れに乗せ、アルミ箔でこすり取ります。

最後は、ぬらして絞ったふきんで、仕上げましょう。

ガスコンロもガラストップのフラットなトッププレートが増えていますが、ガスを通す穴と鍋を支える五徳部分は必要ですよね。

IHクッキングヒーターは、磁力線発生コイルがトッププレートの下に埋め込まれていますから、フルフラットのトッププレートが可能なのです。

  苦手なこと…

IHクッキングヒーターは改良が重ねられて、とろ火から強火まで、様々な出力が可能になっています。

ただ、トッププレートと鍋が接触しているとき、鍋そのものを温める、という原理からも分かるように、鍋を放すと加熱停止してしまう機種が多くあります。

そのため「あおり調理」「あおり炒め」に向きません。

あおり炒めとは、よく中華料理に出てくるような、中華鍋やフライパンを振って、炒めること。

チャーハンなどをパラパラに仕上げるのに必要ですよね。

IHクッキングヒーターでのあおり調理は、加熱されないだけでなく、持ち上げて戻した際にガラストップにぶつけ、割れる可能性もあります。

そのため、あおり炒めをしたい場合はフライパンを水平方向へ滑らせながら、と注意書きのあるメーカーもあります。

料理する

     IHクッキングヒーターの仕組み

そもそも、IHとはなんでしょうか。

IHとは「induction heating」の略。

直訳すると、誘導加熱。

なんだか難しい言葉ですね。

  誘導加熱とは

導線に交流電流を流すと、その周りに磁力線が発生します。

この導線の近くに電気を流す金属を置くと、この磁力線が影響して金属の中に過電流が流れます。

金属に電気が流れると、電気抵抗によって熱が発生します。

この現象が誘導加熱です。

つまり、IHクッキングヒーターとは、誘導加熱の原理を利用し、金属鍋に過電流を発生させることで、鍋そのものを温めるコンロのことなのです。

    IHクッキングヒーターで使える鍋は?

上記の「誘導加熱とは」の項目でご説明した通り、IHクッキングヒーターで温めるためには、過電流の起こりやすい金属鍋が必要です。

と言われても、なんのことやら…ですよね。

具体的には、鉄や鋳物ホーロー、ステンレス製の鍋が適しています。

磁石がつくお鍋、という覚え方もオススメ。

中でも、SGマーク付きの(S IH)、(S CH・IH)の表示がある鍋がオススメです。

SGマークとは、財団法人製品安全協会が「製品ごとに安全な製品として必要なことを決めた安全性についてのSG基準を作成」し、それに「適合したものとして認証された製品」に付けるマークのこと。

SGとは、「Safe Goods」の略なのだそう。

つまりIH対応と書いてある鍋やフライパンでも、さらにSGマークが付いていれば、外部機関が安全性を認定した商品となりますから、より安心ですね。

また、メーカーごとにあっせん品としてお勧めの鍋を様々に揃えていることもあります。

特に天ぷら鍋については、あっせん品の使用、もしくは最初からセットで付いてくることも。

高温調理になる天ぷら鍋、取扱説明書をしっかり読んで、指定の鍋を使うようにしましょうね。

  鍋の形も注意!

IHクッキングヒーターに使える材質の鍋であっても、形には注意が必要です。

適している形とは、鍋底が平らなこと!

コンロ部分に接している鍋底に磁力線を当てて、発熱させるIHクッキングヒーター。

ですから、中華鍋はもちろん、鍋底が丸くなっている鍋、高足が付いていて平面でない鍋底などは使えません。

ベタっと水平の鍋底が、効率よく調理できる鍋の形です。

最初は上手く調理できていたけれど、最近温まりにくいな、と思ったら鍋や鍋底の形・汚れも確認してみてください。

焦げがこびりついていたり、経年で変形したりして、うまく誘導加熱されていないこともあるのです。

     オールメタル対応IHクッキングヒーター

鉄や琺瑯、ステンレス製の鍋しか使用できないのがIHクッキングヒーター。

3口コンロのうち、1つIHコンロでなくラジエントヒーターを入れ、どんな鍋にも対応しているという機種もあります。

というのも、今は昔。

IHコンロのうちすべてで、もしくは1口は「オールメタル対応」と銘打っている商品も増えてきました。

オールメタル対応とは、その名の通り、鉄やステンレスでなくとも、アルミや銅からできている鍋も使用可能、というIHクッキングヒーターのこと。

前から持っている鍋でも使えるなら、とってもありがたいですよね。

とはいえ、鍋底が反っていたり、コンロに接する部分が小さすぎたりすると、うまく熱せられないのは鉄・ステンレス鍋と同様です。

また、アルミや銅製の鍋は、鉄・ステンレス鍋に比べ、少し(メーカーによりますが、10~20%程度)火力が落ちるそう。

効率を上げるため、トッププレートも熱めになるそうです。

注意をしながら、使いたいですね。

料理中

     IHクッキングヒーターの種類

オール電化の住宅が増えてきた昨今、IHクッキングヒーターを入れようと考える方も多くいらっしゃるとか。

オール電化とは、空調や調理、給湯など家で用いるシステム全てを電気で賄うこと。

少なくとも、ガスの基本料金がかからないわけですから、エコ、ともてはやされたりもします。

オール電化住宅ではもちろんですが、給湯はガスを用いてコンロだけでもIHクッキングヒーターを入れたり、卓上用に導入したり?

IHクッキングヒーターとは一つだけでなく、種類がいくつかあります。

・ビルトイン型

新築でシステムキッチンを導入される方は、ビルトイン型IHクッキングヒーターを入れるかと思います。

ビルトイン型とは、名前の通り「はめ込み型」。

システムキッチンの天板や流し、足元収納などと一体で埋め込めるわけですから、高さも奥行きも揃いますし、統一感も出ます。

デザインとは快適に過ごすために重要な要素ですから、嬉しいですね。

これから紹介する他の種類のIHクッキングヒーターに比べ、高機能なものが多くあります。

幅は60㎝か75㎝、コンロの数やグリルの形状などに違いがあります。

埋め込まれているから、もし壊れたら大丈夫かしら、という心配もあります。

修理不可能なほど故障したり、長年使っていて交換したりしたい場合は、幅サイズが合えば交換可能です。

ちなみに、システムキッチンのガスコンロも、幅は同様に規格されています。

ですから、ビルトイン型ガスコンロからビルトイン型IHクッキングヒーターにリフォームすることも可能です。

ただし、高出力の電気で動かしますので、200Vの専用コンセントをコンロ近くに設置すること、20アンペアほど契約アンペア数を上げることが必要になります。

200Vとは何か。

日本で目にする普通のコンセントは100Vです。

その倍の電圧が必要になるので、専用のコンセントがいるわけです。

集合住宅の場合、各家庭での電力供給量の上限が決められていることもありますので、リフォームの際は注意が必要です。

・据え置き型

据え置き型とは、台の上に置いて使えるIHクッキングヒーターのこと。

置き換えるだけで交換可能ですから、より簡単に変えられます。

こちらも、200Vの専用コンセントが必要な場合が多くあります。

ガスコンロからの変更の場合は、ガスの閉栓処理も必要になります。

購入先の電気店や、専門の知識を持ったリフォーム業者と相談して、見積もりをしっかり取ってもらいましょう。

・卓上型

卓上型とは、持ち運びが可能なIHクッキングヒーターを指します。

一口コンロがほとんどで、100Vのどこにでもあるコンセント口に指せば使用可能です。

ですから、一人暮らしの方はもちろん、皆で鍋を囲みたいときにお勧めなのがこの卓上型IHクッキングヒーターです。

とはいえ、注意がひとつ。

みなで囲む鍋といえば「土鍋」ですが、昔ながらの土鍋は金属製ではありませんから、ビルトイン型、卓上型に限らずIHクッキングヒーターに使えません。

市販の土鍋でIH対応可、と表記してある土鍋もありますが、メーカーの殆どは「SGマークやIH用の表示があっても土鍋などの陶磁器は使用しないで」と呼びかけています。

陶磁器製の鍋は、IH用とあっても、IHクッキングヒーターが高温になると火力を落としてしまい、調理がうまくいかないそう。

土鍋にはあっせん品には、大抵「土鍋風の鍋」がありますから、美味しく鍋料理をいただくためにも、金属製の鍋がお勧めのようです。

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    機能いろいろ

日々進歩するIHクッキングヒーターの技術。

新しいIHクッキングヒーターには、様々な機能が付いていることもあります。

・グリル調理

ガスコンロ同様、さんまや干物、肉料理などに便利なグリル。

両面焼き機能が付いているものもあります。

身が崩れやすい焼き魚などは、ひっくり返す必要のない両面焼き機能はとても嬉しいですね。

・自動炊飯機能

ラジエントヒーター部分を利用するものですが、お米も炊ける機種も!

水加減した洗ったお米を鍋に入れたら、炊飯モードのボタンを押すだけ。

炊飯器がいらなくなる時代になったかも!?

・吹きこぼれ通知機能

五徳のあるガスコンロと違い、トッププレートが平らである分、吹きこぼれたらすぐに拭き取らないと、焦げがこびりついて火力に影響が及びやすいIHクッキングヒーター。

最近は、吹きこぼれを感知して、通知してくれる機能を搭載した機種も増えています。

すぐ拭き取れば、長持ちもしますものね。

・操作ガイド

磁力発生コイルが埋め込まれている分、何も表示がないとどこに鍋を置いていいのかわかりにくいIHクッキングヒーター。

最近は、鍋を乗せるべき部分に印が付いているだけでなく、熱を発生させているときは赤くリングで光ったり、音声で状態を案内したり、操作も教えてくれたりします。

話す家電、少しずつ増えていますよね。

そのうち、今日お勧めの料理、なども紹介してくれるIHクッキングヒーターも登場するかもしれません。

そう遠くない未来には、ありそうですね。

     IHクッキングヒーターの選び方

様々な種類があるIHクッキングヒーター。

火を使わないということも含め、様々な利点から導入を検討される方もいらっしゃると思います。

でも、種類がある分、どう選べばよいか迷いますよね。

まずは、置く場所から形を決めていきましょう。

新築・リフォームでビルトイン型にするのか。

賃貸でも据え置き型なら可能なこともありますし、管理会社へ問い合わせも必要ですが、ビルトイン型も可能かもしれません。

ただし、機能が多い機種は200V電源が必要です。

つまり、設置場所には置く場所に専用のコンセントが必要ですから、新築で最初から計画するとき以外は、200V電源が家まで来ているか、コンロ近くまで引けるかなど確認しましょう。

また、普段の料理を思い返してみて、必要な機能も考えてみましょう。

コンロは2口か、同時にいくつも作るなら3口必要か。

魚を焼くならグリルが必要でしょうし、あまり利用しないのであれば両面焼きグリルなどはなくてもいいか、など。

機能盛りだくさんも素敵ですが、要不要も考えつつ、予算の中に収めたいものですね。

主婦

    IHクッキングヒーターの活用法

IHクッキングヒーターの調理における利点とは。

一番は、微妙な火力調節が極めて簡単、ということです。

ボタン一つで微調整ができますし、メーカーの機種によっては10段階近い調整も可能です。

一定温度での調理や、タイマー設定、火を使わないのでこどもにも安心して手伝ってもらえます。

沢山使ってみて、あなたなりのIHクッキングヒーター活用法とは?を見出してみてくださいね。

    まとめ

IHクッキングヒーターとは何か、様々な視点からまとめてきました。

一時期は火力がちょっと…と敬遠されることもあったそうですが、今やガスコンロと遜色ない高火力での調理も可能になっています。

ガスも含めて選択肢の幅が広がったわけですから、コンロ一つでも楽しく選ぶことができそうですね。

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