インタビュー

これまでにはない視点から住まい探しをご提案するレタス不動産様

レタス不動産 神谷社長

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これまでにないようなアイディアが盛り込まれた不動産物件をご紹介しているレタス不動産様。
今回は、レタス不動産様を含め、壁画制作・飲食店経営と幅広いジャンルを手掛ける株式会社カブトス代表取締役の神谷様と、チーフディレクターの野田様にお話を伺いました。

美大卒業から不動産業界へ携わるようになったきっかけ

―神谷様は東京造形大学出身で、元々壁画制作や空間装飾のお仕事をされていたとのことですが、そこから不動産業に携わろうと思ったきっかけは何だったのでしょうか?

神谷代表取締役(以下:神谷):きっかけは、空間の創造をもっと根底から変えたいと思ったことですね。
私は30代になる頃までは、壁画制作や空間装飾などの仕事を中心に行っていましたが、当時は大手企業さんからの下請けが7~8割を占めていました。また、20代の頃は自分の才能をひけらかすことに注力していた感じですが、30歳を超えると「自分のやることが街をもっと面白くするのかな、そういう初心に戻れる仕事ができないかな」と考えるようになりました。そこで不動産業に興味を持ったのです。

普通、美大へ行ってアートを学ぶ方は、将来はギャラリーや美術館で個展を開くことを目指しますが、私は街を面白くしたいという気持ちがあったので、そういうファインアートに全く興味がありませんでした。どちらかというと、ビルや店舗の壁に絵を描くような商業アートにすごく興味があって、19歳か20歳くらいの頃に「将来はこれで食べて行きたい」と思ったのです。
そして当社スタッフの野田は、私が昔手がけた大学病院の小児科をデザインする案件の時に、アルバイトスタッフとして採用したメンバーの1人でした。彼もまた、私と同じく美大の絵画科の学生でしたが、卒業後はなぜか不動産業界へ進んだんです。

―美大出身者が不動産業界へ就職というのは珍しいですね。

神谷:そうですよね。美大でも建築学科出身の方が不動産業界へ進むケースはあるのですが、絵画学科のようなアート系学科出身の人間が不動産業界へ進むケースは聞いたことがありません。しかも、親御さんが元々不動産会社を経営していて、その跡を継いだというならまだしも、野田のように裸一貫で飛び込むケースはなかなかないと思いますよ。
ただ、私が不動産業に興味を持ち始めた時に、野田が不動産業界に進んだという話を思い出し、彼に連絡を取って何度か食事をして「一緒に面白いことをしよう」と誘ったのです。この時の野田は、既に5年ほど不動産業界にいましたからね。

レタス不動産 神谷社長

―野田様がいらっしゃった不動産会社さんは、どのような会社さんだったのでしょうか?

野田チーフディレクター(以下:野田):私がいたのは、地場で賃貸仲介を行っている会社でした。

自分だけの空間が欲しくて始めた飲食事業

―御社ではカフェも2店舗運営されているそうですが、飲食店を始めたきっかけを教えてください。

神谷:結論から言うと、「自分だけの空間が欲しい」と思ったことです。
私はこれまで、渋谷パルコPart1の壁に絵を描いたり、産経新聞社さんの元印刷工場の内装と外装のデザインを手掛けるお仕事をしていましたが、28歳頃までは壁画の仕事だけで食べることができませんでした。もちろんお仕事の依頼はいただくのですが、それだけでは生活ができなかったため、アルバイトもしていました。それが30代になってようやく稼げるようになってきて、お金が増えていくわけです。

ただ、私の仕事はどうしても塗装屋さんや壁画屋さんといった括りにされてしまことが多く、「このままで良いのだろうか?」と思うようになったんです。
そこで安直な発想ですが、自分だけの空間が欲しいと思ってカフェを開きました。その時に造ったのが、藤沢市の鵠沼にある『カブトスカフェ』です。ここは中学の同級生だった調理師の方と一緒に始めました。それがオープンしてもうすぐ10年になるのかな。ここは今でも頑張っていますよ。
その後に造ったのが、田町の『ビストロRoven』ですね。4年くらい前にオープンしましたが、こちらは女性目線を狙って造ったお店です。おかげさまで思った以上にヒットしまして、お越しいただくお客様の9割は女性です。

社名のレタスに込めた意味

―御社のレタス不動産という社名には、どういった意味や由来があるのでしょうか?

神谷:レタス不動産は『RE』と『足す』を掛け合わせた言葉です。REは、リノベーション・再生・リアルエステートの『RE』ですね。それに価値をプラスする=足すという意味を込め、REに+をつけて日本語読みにして『レタス(RE+)』となります。

野田:社名が決まるまではすごかったですよ。夜な夜なLINEで色々な案が出てきて(笑)。

神谷:名前って結構重要じゃないですか(笑)。それで会社の雰囲気が判ることもありますし。
私は不特定多数の方を相手にするより、何か1つでもこだわりを持つような、そういう特定の方を相手にしたいタイプで、レタス不動産も同じです。もちろん通常業務も行いますが、普通の不動産会社さんの視点にプラスの価値を与える。同じ物件を探すことでも、選ぶ時により価値をもたらしたいと考え、そういう意味を込めてレタスと付けました。

レタス不動産 神谷社長が手掛けた過去事例

画一的ではない、価値の足し方

―先程、社名の由来に「価値を足す」という意味が込められているとおっしゃっていましたが、それを表すような具体的な事例はございますか?

神谷:以前、私が運営するカブトスカフェで働いていたスタッフが独立開業をするということで、私がある物件を紹介したんですね。その物件は「これを紹介するの?」というくらい古い物件でしたが、当社がリノベーションをした結果、かなり良い感じに生まれ変わりました。

リノベーション前とリノベーション後の店舗

この物件自体は別の不動産会社が賃貸として仲介していたものだったのですが、それを当社が買い取りました。
当社も2店舗の飲食店を経営しているので解るのですが、飲食店を始める場合、席数にもよりますが、私が元スタッフに紹介した規模くらいの店舗ですと、最低でも開店までに1,500万円くらいはかかります。ですがこの物件の場合、実際にかかった金額は言えませんが、すごく安い価格でできました。
普通の工務店に任せると、こういう仕上げはできません。ただ、画一的なことをするとつまらなくなってしまうので、私はそういうことをしたくないのです。費用を浮かしつつ、面白い建物を造ること。オーナーさんは想定通りの予算の中で、他にはない面白い物件を造ることができる。そうしてできた建物は、注目度も高くなります。

リノベーションは他の不動産会社さんでもたくさんやっていますが、その中で私達がやりたいことは、新たな視点をそこに吹き込んで、それまで以上に建物の価値を上げることです。

―これまで何件かリノベーションを扱う不動産会社さんを取材させていただきましたが、ここまで変わるのは初めてです。

神谷:ありがとうございます。ただ、実際に施工するには結構勇気がいりますよ。なぜなら皆が皆出来上がったものに対して「良いね」と気に入っていただけるとは限りませんから。
それでも私は、無難な方法をご提案するつもりはありません。商売を行う以上、リスクを考えるとどうしても無難な方に流れて行きがちです。しかし、これまで私が無難を避ける生き方をしてきたのに、不動産会社を始めた途端に無難になってしまうことは矛盾していると思いますし、そんなことで価値を足すご提案はできないと思います。

お客様がワクワクする家探しを目指す

―御社は今後もリノベーションを中心に展開される方針でしょうか?

神谷:どうでしょう?別にそこまでこだわりはありません。
野田はもう不動産業界歴が7年ほどになりますが、私の経験はまだ1年ちょっとです。そういう意味では、私はまだ素人の視点を持っていますので、それを活かした住まい探しをご提案できると考えています。

それと、私は19歳の頃から今まで12回ほど引っ越していて、お店の契約も含めると、不動産業を始める前から15件くらい物件契約をしていることになります。ですが、これまでのお部屋探しでワクワクしたことがほとんどありませんでした。お金を払うことが嫌ということではなく、お部屋探しの過程で腑に落ちないことが多かったのです。
それを踏まえて、せっかく当社にいらしたお客様が、担当スタッフやお店の雰囲気次第で住まい探しにワクワクしなくなってしまうことが嫌なのです。何十万もお金を払って、鍵を受け取ってドアを開けるという最後の物語のところでワクワクしない。そこを変えたいと考えています。

レタス不動産 神谷社長

例えばある方が「引っ越したい」ということで、当社へお部屋探しに来るとしましょう。そこでお客様のことを色々伺いますが、当社ではそのヒアリングを踏まえて「こういうところに住んだら面白いのではないでしょうか?」と、お部屋探しでいらしたお客様をワクワクさせられるような、そういう提案をしていきたいと考えています。訪れたお客様が「あ、明日からここに住みたい!」とワクワクできるような流れを作りたいです。

―それはお客様のライフスタイルや個性に合わせてということでしょうか?

神谷:そうですね。もちろん、ご要望に合う物件も2~3件ご紹介しますが、「もしかしたら、このお部屋もいいのではないか?」という物件もご提案させていただきます。そして実際に内見していただいて、こちらが提案したお部屋を「面白いですね」と言っていただけたら嬉しいですね。

―それが『プラスの価値』ですね。

神谷:そう。だから、リノベーションにはそんなにこだわっていません。リノベーションをやる必要がある場合はやりますが、元々が良い物件で手を加える必要がなければ、そのまま貸す方が良いと思います。オーナーさんとしても借主さんとしても、無駄なお金はかけたくないですからね。
そのために1番大切なことは『視点』ではないかと考えています。お客様を見る視点が単に予算や条件というものだけでなく、「レタス不動産さんで契約したおかげで、人生が楽しくなりました」ということを言っていただきたいなと思う目線。素敵でしょ?(笑)
一般的な仲介もしますが、せっかくなら気持ち良くご契約いただける不動産会社になりたいですね。

―ありがとうございました。
既存の概念に囚われず、異業種出身の価値観を活かし、ワクワクする家探しをご提案するレタス不動産様。
今後もどのようなアイディアを取り入れた家が生まれるのか楽しみです。

【レタス不動産 ホームページ】
http://retous.jp/

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