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地元企業×学生の協同プロジェクトによる賃貸の空室率改善作戦

賃貸のマサキスタッフと天理大学生

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近年、全国各地で問題となっている空き家。

一戸建てに限らず、賃貸アパートやマンションなどの集合住宅でも、空室が目立つ物件が増えており、オーナーさんや管理会社は空室対策に頭を悩ませるケースも少なくありません。

そんな賃貸物件の空室を埋めるべく、奈良県のある不動産会社さんでは、地元の学生さんと協同プロジェクトを展開しているそうですよ。

地方創生推進事業を基に発案したプロジェクト

賃貸のマサキスタッフと天理大学生会議中

奈良県奈良市にある正木商事株式会社様(屋号:賃貸のマサキ 以下正木商事様)は、JR奈良駅前・近鉄奈良駅前・尼ヶ辻・天理駅前の4店舗を構える不動産会社さんです。

正木商事様は、1965年(昭和40年)に奈良市で創業し、今年で52年を迎える地域密着型の不動産会社さんで、賃貸のマサキとして地元のために永く貢献されていらっしゃいます。

そんな正木商事様は、昨今の賃貸住宅の過剰供給によって、空室が増えていることを懸念していました。

実際、総務省統計局が5年毎でまとめている『住宅・土地統計調査結果』を見ても、奈良県の空き家状況は以下のようになっています。

1993年(平成5年)

①総住宅数473,100件

②空き家数…46,100件

③空き家率…9.7%

2013年(平成25年)

①総住宅数…615,000件

②空き家数…84,500件

③空き家率…13.7%

上記のように、奈良県の空き家数は、20年で2倍近くまで増えていることが判ります。

しかも、1993年時点での奈良県の空き家率は全国平均の9.8%を下回っていましたが、2013年の調査結果では、全国の空き家率13.5%を上回る結果となっています。

それほどまでに深刻な問題となっている、奈良県の空き家問題。

そのため正木商事様では、そういった空室をどうにか埋めることができないか、地元のためにもっと地域貢献できることはないだろうかと模索していたそう。

そこで着目したのが、地方創生推進事業でした。

天理大学生

奈良県では、2015年度から2019年度の5年間を、『奈良県地方創生総合戦略』と名付け、『住んで良し・働いて良し・訪れて良し』の3つを軸に、地方創生に取り組んでいます。

賃貸のマサキとして不動産事業を行う正木商事様は、この地方創生推進事業を基にして、地元の大学に通う学生さん達と共同でお部屋作りを行うプロジェクトを決めたそうです。

学生目線で行うお部屋作り

正木商事様が立案したプロジェクトは、『学生の学生による、学生が作る学生のための部屋』がコンセプトです。

賃貸のマサキと天理大学がコラボする部屋

同社が店舗を構えるエリアの1つである天理市は、近年空室が目立ってきており、家賃の下落も見られるほど深刻です。

ある賃貸物件では、エアコン付きのワンルームの家賃が20,000円を切っているケースも珍しくありません。

その一方で、天理駅周辺には単身者向けの賃貸物件が多く、入居者の大半が天理大学の学生さんとのこと。

そこで、天理大学の学生さん達の力を借り、学生目線ならではのお部屋作りを行うことで、空室率の改善を図ろうと考えました。

天理大学生内見

実は正木商事様は、賃貸のマサキとして賃貸仲介や不動産管理といった事業の他、地元大学や大学生協と提携して学生さんの入居を促進する学生事業も行っているのです。

今回のプロジェクトでは、正木商事様が提携を結んでいる学校の1つである天理大学の学生さん6名にご協力いただき、実際の空室を魅力あるお部屋へプロデュースすることになりました。

学生さんとコラボレーションする目的

内見中の賃貸のマサキスタッフと天理大学生

正木商事様が今回のプロジェクトで目指す目的は、いくつかあります。

まず、学生さんに「この部屋に住みたい!」と思ってもらうためには、同じ年代の現役学生の意見やアイディアが必要不可欠です。

また同時に、短期インターンシップとして行うこのプロジェクトを通じて、学生さんにとって学び舎のある地元の魅力、そして奈良で働くことの魅力を知る良いきっかけになってほしいという狙いもあります。

そして、これから大学進学を控えている高校生や既卒生の方、天理大学のことを知らない方々に対して、大学の良いPRにもなるでしょう。

「天理大学って、地元の企業と一緒にこういうことをやっているんだ」ということが伝わり、その魅力に惹かれて奈良に住んだり訪れる方が増えれば、地域活性化に良い影響を与えるはずです。

さらに、オーナーさんにとっても、空室率が改善され入居率が向上することは、所有する不動産物件の資産価値が上がることにもつながります。

このサイクルが生まれることで、活気に溢れた地域へと発展していくことでしょう。

正木商事様が考案したプロジェクトは、地元企業・大学・賃貸物件のオーナーさん・地域と、四者に良い相乗効果をもたらすであろう注目のプロジェクトなのです。

まとめ

賃貸のマサキスタッフと天理大学生

プロジェクト参加メンバーの皆さん

(左から)畑山士郎・藤尾怜雄・山内樹羅・日下宗大・中谷拓夢・美並順佳・水田成美・吉田政孝

学生さんの意見やアイディアを基にお部屋作りを行い、空室率を改善し、不動産価値を上げること。

不動産のプロが持つ知識と、学生さんの柔軟な発想がコラボレーションしたお部屋が、どのように生まれ変わるのかとても楽しみですね。

地域活性化につながる地元企業×地元学生によるプロジェクトにご興味のある方は、ぜひ正木商事様のホームページをご覧ください。

正木商事株式会社様(賃貸のマサキ) ホームページ

http://www.chinmasa.com/

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