インタビュー

ペットにこだわった事業を展開する株式会社エルピープロ チャーリーホーム様

山岸社長と愛犬たち

  • faebook
  • ツイッター
  • グーグル+
  • bookmark
  • ポケット

目次

ペット可賃貸物件の仲介に特化し、ペット教室も開催する株式会社エルピープロ チャーリーホーム様。
今回は、こちらの山岸社長にお話を伺いました。

ペット好きが高じて始めた不動産業

エルピープロ山岸社長

―まず、山岸社長がペット可賃貸に特化した不動産会社を始めようと思ったきっかけをお聞かせください。

山岸社長(以下:山岸):それを話すには、少々長くなってしまうのですが(笑)。
私は大学で、中高の家庭科の教員免許を取得して、就職活動をする時に家庭科の先生になるか一般企業では不動産会社か化粧品会社で考えていて、 当時は化粧品会社に進み、その後30歳を過ぎた時に犬を飼うようになり、2匹目の犬が市販のドッグフードを全然食べなくて、痩せていくばかりでした。その時に藁をもすがる思いで、大学時代に学んだ栄養学を活かして手作りの犬用ごはんなどを作っていたのですが、きちんとペットの栄養を知りたいと思い、ペットの栄養学を学んだんです。
ホームページにも掲載していますが、ペット関連の資格は『愛玩動物飼養管理士』『ペット栄養管理士』『ホリスティックケア・カウンセラー』を取得しました。

そしてペットに関することを一通り学ぶうちに、「ペットに携わる仕事をやりたい。自分で商品を作りたい」という想いから、2010年にエルピープロという会社を創りました。
ただ、創業したものの、商品についてはまだ構想中で、具体的に商品が完成するというところまでは至っていませんでした。
その時に、フレンドリーで家庭的な不動産会社にお世話になりました。

―ということは、1度どちらかの不動産会社さんで勤務されていたのですか?

山岸:はい。実務や現場のことを教えていただいて、その時に宅建も受けて合格しました。
そして、ちょうど宅建の合否が出る頃に色々な方とのご縁に恵まれて、私が考えていた商品の実現化が上手く進んで、そちらの準備が整ったんですね。でも不動産もやりたい。
そこで「私にしかできないことは何だろう」と考えた結果、ペット商品の企画販売をはじめながら、ペット可賃貸に特化した不動産屋もはじめる今のスタイルとなりました。
恐らく私のような経歴を持つ方は、同じ不動産業界でいらっしゃらないと思います。

エルピープロ店内壁画

―確かに、初めて伺いました。
最初から、ペット可の賃貸仲介をされることを決めていたのでしょうか?

山岸:そうですね。私の経歴や知識を活かした方がお客様のお役に立てるのではないかと考えて、このスタイルを選びました。

―完全にご自身の武器を活用されているのですね。
現在、会社は山岸社長お1人でされていらっしゃるのでしょうか?

山岸:はい。あとは少しサポートで手伝ってくれる方が2人いますが、基本的には私が1人で全部やっています。そのため、せっかくご来店いただいても他のお客様を接客中ですとご迷惑をかけてしまうので、予約制とさせていただいています。

―御社へいらっしゃるお客様は、どういった経路でお越しになるのでしょうか?やはり口コミでしょうか?

山岸:口コミと言えるほどの宣伝はしていないですね。私がペット関連のイベントやドッグカフェへ出かけることが好きなので、「実は私、こういうことをしているんです」とお話して、少しずつPRをしていきました。ホームページ作成はその後ですね。

オーナー様のことを考えて始めたペット教室

山岸社長と愛犬たち

―御社のブログも拝見したのですが、ペット教室のようなこともされているそうですね。

山岸:はい、1年半前くらいから。以前は月1回だったのですが、この春からは1週間に1回になりました。1階の店舗で開催しています。

―ここがワンちゃんでいっぱいになるのでしょうか?

山岸:はい。当社のペットイベント『ペットのア・ソ・ビ・バ』は、私がやって欲しいことをプロのしつけの先生に来て頂いてやっています。

―そちらは特に不動産を意識されているわけではないのでしょうか?

山岸:そうですね。来て頂いている先生は、私が飼っているペット達のしつけの先生なんですよ。長くお付き合いしていただいている先生で『ペットのア・ソ・ビ・バ』のお話をして、引き受けて下さったんです。

内容は、遊びを取り入れてルールを学んだり、ペットを飼育する上での飼い主様のマナー講座、一時預かりなど都会に暮らすペットに寄り添ったプログラムです。
先生は大学で動物行動学を学び、現在は大学などで講義をしている方で、ペットを飼育するための知識が豊富です。
単なるペットトレーナーではなく、動物の生態を熟知した上でしつけやトレーニングをして下さるので、幅広い対応ができる点が魅力ですね。
それで、「これはオーナー様が安心してお部屋を貸すことができるように、私がお手伝いできることではないか」と考えて、『ペットのア・ソ・ビ・バ』を作りました。

『ペットのア・ソ・ビ・バ』は初回無料で受講いただけ、その後はチケット制でいつでも受講できます。ここまで来ると、もはや不動産会社ではないという感じですが(笑)。
やはり、お部屋を借りることありきで当社を知るというには、きっかけの間口が狭いと思うので、ペットを飼っている全ての方々に当社を知って頂くためには、こういうイベントの開催も大切だと考えています。

エルピープロ店内

―途中からペット可にされた物件の場合、よくトラブルが起きやすいと聞きますが、その点についてはいかがでしょうか?

山岸:私が過去にご紹介したお客様の中では、今のところそういったトラブルの報告はないですね。ただ、退去の時が1番トラブルの原因となるのですが、今はまだそんなに退去されている方がいないということもあります。
ペット可賃貸の場合、大部分の原状回復が必要なくらい汚れるケースと、そこまでかからない汚し方とありますので、内見時や契約時などに「これをやってしまうと大変ですよ」と、事前にお伝えしています。そうしないと、退去の時にものすごいことになってしまうので。
お客様をびっくりさせるということではないですが、「こういう事例があります」ということはご説明しています。

―オーナー様からお預かりするペット可賃貸の物件を探す時は、どのようにして探されているのでしょうか?

山岸:物件を探す時は、普通に不動産業のネットワークを活用しています。
あとは、ペット不可の物件をペット可にするということは少し厳しいので、1匹飼育を2匹OKにしたり、小型犬のみの飼育を中型犬まで広げてみたりと交渉するのは、当社で多いパターンですね。

―その場合も「しつけのマナー教室をやっているので」とPRされるのでしょうか?

山岸:まさしくそうです。
1匹でもしつけができていないペットですとトラブルになりますが、きちんとしつけができる方は、2匹以上でも問題なく飼っていらっしゃいますよ。
またオーナー様には、もし何かトラブルがあっても、「当社でこういったサポートもしています。ですから、何とか認めていただけませんか?」と交渉しています。
ほとんど成功するとは言いませんが、成功率が高い交渉は、1匹飼育から2匹飼育への許可ですね。

―御社のサイトにも、多頭飼いの物件がありますよね。

山岸:はい。でもホームページに載せているのはほんの一部なので。
ほとんどがご依頼頂いて、その条件に合わせて1から探す感じです。

―だからこそ、事前にご予約をしてお越し頂いて、一緒に相談をされるのですね。

山岸:そうですね。そうしないと本当に良いお部屋は見つかりません。
「このタイミングだから引っ越したい」というのではなく、「こういう条件のお部屋を探してほしい」ということを事前に仰って頂いて、その条件に合うお部屋が見つかったタイミングが引っ越し時だと思っています。ペットを飼われている方は特にね。
経験上、そういったことを理解しているお客様が当社へご依頼されることが多いです。

周辺施設情報の意外な活用法

エルピープロ山岸社長

―御社がいえらぶをご利用頂いてから1年半ほどになるかと思いますが、最初に導入しようとお決めいただいた理由は何でしょうか?

山岸:当時、オリジナルでホームページを作っていたのですが、オリジナル性が強すぎると、物件検索しにくいと思いました。
そして色々検討した結果、ある程度テンプレートがある方が結果的に見やすいと気付いたんです。
私自身WEBなどが苦手なのですが、いえらぶさんはお若い方が多い会社だと聞いたので、その分そういったところが強化されているのかなと勝手にイメージしていたんです。それでお願いしようかなと思いました。
あとは周辺環境の情報を入れるページ。あれが気に入りました。

―本当ですか?ありがとうございます。

山岸:最初はあまり入力しなかったのですが(笑)。
入れていく中で、単なる物件探しのホームページとしてだけでなく、ペットに関する施設情報をさがすホームページとして、見て頂いた方にも利用していただければと思いました。

―確かに、ペット可を探されている方だからこそ必要とするお店情報がありますよね。
その点は、他の賃貸仲介とは違いますね。

山岸:はい。例えば、施設の種類を選択する項目に美容院がありますが、そこには人間用ではなくペット用しか入れていません。

―なるほど(笑)。ペット用美容室など、そういった項目も増やした方がよろしいでしょうか?

山岸:そうですね(笑)。あとは掲載している飲食店も、全てペットを連れて行けるお店のみです。
私が実際に現地に行って写真を撮り、電話でペット連れでも良いかどうかをきちんと確認したお店しか載せていません。

―ペット可に特化するために、そこも活用していただいているんですね。

山岸社長の愛犬たち

―では、「ここは改善してほしいな」や「こういう機能が欲しい」などのご要望はございますか?

山岸:対応は特に問題はないですね。機能については、PCで表示されているものがスマートフォンでは表示されないということがあって、私の中では「この機能はこっちにも付けてほしいのに」と思うことはありました。
あと、スマートフォン表示の際、右上にメニューボタンがあるかと思うのですが、あれが小さいですよね。
あそこに見ていただきたいものが盛り沢山なので、そこがすごくもったいないなと思いますね。

―かしこまりました。スマートフォン内の他のページへの動線もしっかりと検討します。

山岸社長が考える今後の展望

―では最後に、今後の目標や展望などをお聞かせください。

山岸:今後はお部屋紹介だけでなく、原状回復しやすい床材だったり、手軽に安く購入できるインテリアなど、そういったものを提供できると良いなと考えています。
そういった素材はホームセンターに行けばありますが、それよりもう少しきちんとした素材のものを提供したいですね。
現在の賃貸だと、フローリングの上にのり付けができず、ペットの足に負担がない物に仕上げるために、カーペットを敷き詰めたりする必要があります。
ですが、のり付けなしでもOKの床材など、そういうものを提供したいと思っています。
そういったものにした方が、オーナーさんにとっても賃貸物件が汚れたりしないですし、入居される方も安心ですよね。ペット達も怪我をしないし、良いことづくしですよね。
そこをもうちょっとお安く手軽にできるものを作りたいですね。

あとは不動産とあまり関係ないのですが、日本はペット後進国だと思うんです。
アメリカやヨーロッパなどと比べると、日本はペットに対する考えが低いと思います。
一緒に飲食店にも入れないですし、電車にも制限があります。
例えば、お店の横に自販機を設置していますが、それは殺処分を逃れた子たちを預かる施設に一部が寄付されるんです。
現金の募金はなかなか難しくても、何かを買った時に役に立つことができるので、自販機はベストな方法だと思います。
そういう点から、ペット後進国の日本を少しずつ変えていければと考え活動をしています。

エルピープロ店内ロゴ

―本日はありがとうございました。
動物を愛し、人とペットがもっと気持ちよく寄り添って暮らせる環境づくりに邁進する山岸社長。
今後も更なるご活躍を祈念しております。

いえらぶでは、取材にご協力頂ける不動産会社様を募集しています。
▼お問合わせはこちら
※「不動産インタビューに出演したい」にチェックをお入れください

この記事のタイトルとURLをコピーする
  • faebook
  • ツイッター
  • グーグル+
  • bookmark
  • ポケット

記事一覧へ戻る

Related article関連記事

New article 新着記事