インタビュー

工務店が考える 新しい不動産のカタチ バダイ不動産(桃山不動産)様

バダイ不動産の川岸オーナーと鎌田マネージャー

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青葉台駅から徒歩8分、築50年の邸宅をフルリノベーションして開店したBADAI BASE。
今回は青葉台で生まれ育った川岸オーナーと鎌田マネージャーに、不動産を通した家造りに対する想いを伺いました。

実家を改装して店舗へ再生

―青葉台が地元ということですが、青葉台の魅力はどのようなところですか?

バダイ不動産の川岸オーナーと鎌田マネージャー

(川岸)まずは私が育ったということで、子育てにおすすめという点ですかね。
私の同級生はみんな地元を出ていますが、子どもが生まれるとまた戻ってくる人も多いんですよ。少し離れると緑もあるし、交通の便も良い。
足をのばせばあちこちに田畑が広がっていて蛍が見られますしね。
それと、今は地域のコミュニティでも「青葉台を盛り上げよう」と思っている方たちがすごく多くなっています。よそから青葉台に来た方々も「青葉台って良いよね」という運動を始めたりしていて、活気があると感じます。

―この青葉台にお店を出すことを考え始めたのはいつ頃ですか?

(川岸)3~4年前くらいです。その頃から私の地元の青葉台でやりたいなと考えていました。
ここは東急田園都市線で二子玉川からもすぐだし、当初は駅前の店舗で小さくやろうかなと考えていたのですが、最終的に私の実家を改装して店舗にしたのです。
私の実家は兄弟が私を含め5人いるので、昔はちょうど良い広さの家でした。
そして将来は自分で建て替えて家族と住もうと思っていたのですが、色々考えていたら、私と妻と子どもの3人ではこの家は広すぎます。
でも思い入れのある生家を壊して売るというのも寂しいので、このような形にしました。

BADAI BASEって 何!?

バダイ不動産外看板

(鎌田)BADAI BASEとは『創業60年余の工務店桃山建設株式会社がプロデュースするライフスタイルストア』です。1階は主に雑貨・家具・薪ストーブなどを販売するショップスペースと不動産スペース、2階は打ち合わせスペースとして利用しております。
そしてBADAI BASEを運営・管理しているのがバダイ不動産(桃山不動産)です。

(川岸)ちなみに名前の由来は、AOBADAI(青葉台)を略してBADAI BASE。私や同級生たちが小学校の頃からバダイと略して呼んでいたことに由来しています。

―不動産会社というよりは、雑貨屋さんのような感じですか?

(鎌田)そうですね。
弊社の本社は世田谷区の尾山台駅にあるため、新築やリフォームをご希望のお客様の殆どが世田谷区を中心とした東京在住の方なのです。
神奈川県のお客様もいますが、東京は遠いというイメージがあるのか、多摩川を越えて来て下さる方が少なかったんですね。
それで青葉台にも店舗を設けたんです。

バダイ不動産店内

住まいに関する萬相談所のような不動産会社

―御社のメイン業務はリフォームと新築ですか?それとも不動産全般ですか?

(鎌田)一応括りとしては全般です。
バダイ不動産は『住まいに関する萬(よろず)相談所』のような、地元の不動産ということを売りにしていきたいので。
ホームページも単なる物件紹介というより、バダイ不動産はどういうことを思っているかということを発信したくて、それでコラムも書いています。
コラムと言っても内容もあまり細かいものではなく、緩い感じで見た方が興味を持ったり、簡単にどんなことをしているかを理解してもらえればいいかなと。
人的な体制という面ではまだ整えていないのですが、宅建は独学取得しました。

―独学での取得はすごいですね。

(鎌田)私はマーケティングの経験はありますが、不動産実務経験は0なので、それを担う方をもう少し増やしたいですね。
桃山建設株式会社は今年で創立62年を迎えた、歴史のある会社です。
注文住宅の施工をしっかり行う会社なので、そういう会社が母体にあるという安心感を持っていただける不動産会社を目指しています。

理想は同業他社とも協力した街づくり

―今後、御社はどういったところを目指すご予定ですか?

(鎌田)やはり世田谷区と比較すると所得層が異なるので、新築で世田谷のように平均4000万円や4500万円の家ばかりをこちらでも造ろうとするとなかなか難しいです。
それよりは中古の一戸建てやマンションを買っていただいて、リノベーションを行う方が良い。 そして、ただのリノベーション会社ではなく、工務店がワンストップで上手くお客様の予算に合わせて造るんです。
不動産業だけに特化したり、家造りだけに特化するというようなコンサルではなく、住まい全体に関わるコンサルを行って、末永くお客様とお付き合いができる窓口になれればいいなと思います。

そして同時に、そういうものづくり的な発想ができる不動産会社さんが増えれば良いなとも思います。

―トータルコンサルティングというか、工務店目線でお客様にとってベストな選択ができるようにするということでしょうか。

(川岸)そうですね。
「この街並みってすごく良いよね」という家と街を、建築会社と不動産会社の力を合わせて造っていけたら良いなと。時間はかかるかもしれませんが。
日本はヨーロッパと違って、家のデザインにお金をかけるという感覚がないから「デザイナーにお金を払うのはもったいない」と考えている方が多い気がします。
でもひょっとしたら、設計事務所できちんとデザインをしてもらった方がより良い家が造れるかもしれない。
タワーマンションも良いですが、戸建てやヴィンテージマンションを紹介してリノベーションをしたりなど、そうしたアドバイスはやはり建築出身者でないと言えません。

―そういった家造りに対するこだわりは素晴らしいですね。

(川岸)やはりせっかく造るなら、きちんとしたものを造りたいです。
今は築年数が経過した古いものは資産価値がないから取り壊すということが多いですが、中には「これを取り壊してしまうの?」と思うような家もあります。
そうした家も、当社の工務店という強みを活かして、そこでしっかり躯体を造り直せばもっと甦らせることが可能です。
難しい部分もあるのはわかりますが、普通に壊したらもったいない。残せるものはしっかり造り直したいと思います。

―仮に地域の皆さんがリノベーションをしてくれたら、青葉台はリノベーションの街として話題になるかもしれないですね。

(川岸)リノベーションやリフォームを謳っている会社さんは沢山ありますから、今度はそういう会社さんと共存して、青葉台をとにかくみんな良いリノベーションをする方向で持っていけるといいですね。地元の方々や企業が集まって、同じようなコンセプトで。
皆がそんな思いで造ると、10年後や20年後に街の価値が出てくると思います。
工務店同士ではなかなか難しいところもあるので、そこに不動産会社さんなども加わって相互協力ができたら良いですね。
地域の皆さんと同業他社の皆さんと一緒にネットワークが組めれば、きっと面白いことになるのではないかなと考えています。

―そうやってできたら面白いですよね。

(川岸)青葉区や横浜市全体はさすがに規模が大きいので、まずは青葉台から。
まだそういう会社は少ないですが、ちょくちょく面白いなと気になる会社さんはありますよ。
きっと私たちが50代になる頃にはまた「すごいことをやるなぁ」と思うような会社さんも出てくるかもしれませんね。

バダイ不動産店内

―ありがとうございました。
工務店を母体に持つ強みを活かし、地域に根差した家造りや街づくりを目指すBADAI BASEの川岸オーナーと鎌田マネージャー。
工務店×不動産の新しい家造りが楽しみです。

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