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フリーレント賃貸物件って本当にお得なの?デメリットが気になる!

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賃貸物件情報を見ていると、最近増えつつある『家賃○ヶ月分フリーレント』の文字。

フリーレントを直訳すると"Free rent"(無料家賃)、つまり『家賃○ヶ月分フリーレント』とは、その期間分の家賃を無料で借りることが可能という意味です。

それを聞いて「家賃が無料なんてお得!これは契約するしかないでしょう!」と喜ぶ方もいらっしゃるかもしれませんが、果たしてフリーレント賃貸物件は本当にお得なのでしょうか?

今回は、気になるフリーレント賃貸物件についてのお話です。

選ぶならフリーレント?

フリーレント賃貸物件に悩む女性

来年の春から新社会人になるAさんは、就職を機に一人暮らしを始める予定です。

そのため現在は、住みたいと考えているエリアの家賃相場などを調べるために、時間がある時に時々インターネットで賃貸物件を検索しているそう。

その中で、いくつかの賃貸物件で「家賃1ヶ月分フリーレント」「今だけ家賃半月分フリーレント!」などと書かれた情報を見つけました。

最初はフリーレントの意味が解らず調べたところ、一定期間家賃が無料になることだと知り、「それならそういう賃貸物件を選ぶ方がお得じゃない?」と、少し惹かれたAさん。

確かに引っ越しはお金がかかりますし、ましてや進学や就職という新生活の始まりも出費が多く、引っ越し+就職でWの出費が重なるAさんのような方にとっては、引っ越し当初の数日や数ヶ月分の家賃が無料となるのは嬉しいですよね。

しかし、家賃は大家さんや管理会社にとっては大切な収入源です。

それをわざわざ一定期間無料にするというのは、その分の収入がないということ。

そんなフリーレント賃貸物件を選ぶことは、入居希望者と大家さんにとって、どのようなメリットがあるのでしょうか?

フリーレント賃貸物件のメリット

ここでは入居希望者・大家さん(または管理会社)それぞれの視点から、フリーレント賃貸物件のメリットを考えてみましょう。

<入居希望者側のメリット>

引っ越し費用の計算

・気に入った物件を早く押さえられる

何といっても、フリーレントで家賃が浮いた分の初期費用が安く済むことです。

先述のように、引っ越しの際は敷金+礼金+前家賃+日割り家賃+引っ越し代と、結構なお金がかかります。

これに加えて、ご実家を出て一人暮らしを始める方や、結婚を機にお引っ越しをされる方であれば、新居用に家具や家電も揃えなくてはいけません。

例えば家賃6万円の賃貸アパートに引っ越す場合、引っ越し関連の初期費用は以下のようになります。

・敷金・礼金・前家賃(それぞれ家賃1ヶ月分)…6万円×3=18万円
・日割り家賃(7日分)…1万4,000円
・引っ越し代(単身パック利用)…1万2,000円
・家具・家電(家電は単身パック利用)…10万円
・火災保険…1万円(年間)
・上記費用の総額…31万6,000円

この金額はあくまで目安なのです。

この他、保証人も立てない場合の保証料や揃える家具・家電などの総費用によっては、これ以上の総額となる可能性も十分あり得ます。

しかしフリーレント賃貸物件なら、一定期間の家賃が発生しないため初期費用を抑えお得に住み始められるのです。

もしフリーレントが1ヶ月分の賃貸物件だった場合、上記では前家賃1ヶ月分が発生しませんので、費用総額から単純にマイナス6万円の25万6,000円になりますね。

引っ越しを考えている方にとって、大きな負担となる初期費用が少しでも安くなるのは嬉しいメリットです。

<気に入った物件を早く押さえられる>

Aさんのように、4月に入学・就職を控えた人が引っ越し先を探し始めるのは1~3月頃です。

しかし1月に気に入った物件を見つけても、契約開始を3月にして家賃を払いはじめますという訳にはいかないことがほとんどです。

なぜなら、その間にもっと早く住んでくれる人を優先したいという大家さんもの意向もあり、部屋を決めたら、おおよそ2週間前後で契約の締結・家賃発生となることが一般的だからです。

かといって、3月から部屋探しを始めても条件のいい物件はなかなか空いていません。

そこで、実際には住まない2月分の家賃にフリーレントを利用して契約することで、気に入った物件にお得に住めます。

<大家さん側のメリット>

続いて、大家さんにとってのメリットは、空室が早く埋まることです。

フリーレントが、似たような物件で迷っている人の決め手にもなることもあり入居してもらいやすくなります。

近年は大都市の近郊でも空き家が深刻な問題となっているほど、日本の空き家率は年々高くなっています。

所有する賃貸物件において空室が多かったり、また長い期間同じ賃貸物件が空室というのは、大家さんにとってはそれだけ家賃収入が減る=死活問題となります。

そうした空室を少しでも早く契約してもらうために講じる策の一つが、フリーレントの設定というわけです。

つまりフリーレント賃貸物件は、少しでも初期費用を抑えたい入居希望者と、少しでも早く満室にしたい大家さんの双方の利害関係が一致した物件といえるのです。

フリーレント賃貸物件の注意点

さて、フリーレント賃貸物件のメリットをお話した後は、フリーレント賃貸物件の注意点についてもお話をしたいと思います。

・一定期間内の賃貸借契約解除の禁止

・家賃にのみ適応される

・更新料のある物件の解約日に注意

<一定期間内の賃貸借契約解除の禁止>

本来は支払うべき家賃を一定期間無料にするにあたって、無条件で無料にすることはまずありえません。

フリーレント賃貸物件に住む場合の条件としてよくあるのが、一定期間内の賃貸借契約解除の禁止。

これはフリーレントを使って契約すると一定期間内に退去するときは違約金がかかるという条件です。

大家さんや管理会社は、フリーレントを設定する場合、最低何ヶ月間は居住してもらえれば無料にした分の損失を埋められるかどうかを事前に計算しています。

そのため、その期間内に賃貸借契約を解除=引っ越しをされてしまうと、大家さん側にとっては大きなマイナスに。

そうした損失を避けるためにも、契約の条件として「最低〇年は解約をしないこと」と決められていることが多いのです。

なお、万が一指定期間内に解約をする場合は違約金が発生することがほとんどなので、フリーレント賃貸物件を契約しようかお考えの方は、そうした点についてしっかりご確認ください。

<フリーレントは家賃にのみ適応される>

フリーレントは多くのケースで家賃にのみ適応されます。

共益費や町内会費、車をお持ちの場合にかかる駐車場使用料など家賃以外にもかかる月額の費用はフリーレントが適応されないケースが多いです。

注意したいのが火災保険です。

ほとんどの賃貸物件で契約が義務付けられています。

実際には入居は先でも、少しづつ荷物を運び入れておく場合や、入居日が未定などのケースもあり、契約開始日を保険開始(保証開始)日にするようことが多いです。

逆に電気・ガス・水道などの公共料金の契約開始は実際に住み始める時期でも問題ありません。

引っ越し時には使えるように前もって手続きをすませるよう気を付けて下さい。(特に土日祝日)

フリーレントでお得になった家賃以外の費用は契約日から発生するので注意が必要です。

<フリーレント利用時は更新料がある物件の解約日>

Aさんのように就職する学生さんに多いのが更新料の支払い月です。

2月に契約開始した場合、更新月も2月となります。

3月に退去したい場合には1カ月住むためにだけに更新料を支払わなくてはなりません。

フリーレント賃貸物件をお得に借りる場合には、退去の際に困らないないよう契約時に相談しておきましょう。

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おわりに

通常の賃貸物件と比較するとお得ですが、多少契約条件が厳しくなるフリーレント賃貸物件。

単純に「初期費用が安くなってお得だから」という理由で安易に選ぶのではなく、初期費用も含めて入居後から最初の更新期限までのトータル費用がいくらになるのか、またどのくらいの期間住むのかをじっくり考慮した上で検討されることをおすすめします。

いえらぶ不動産相談では、賃貸物件の契約などに関するご相談も承っております。

気になる点がございましたら、ぜひ不動産のプロにお気軽にご相談下さい。

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