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冷たいビールが飲みたい!常温の飲み物を素早く冷やす賢い方法とは?

冷たいビールが飲みたい!常温の飲み物を素早く冷やす賢い方法とは?

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暑いときに飲むジュースやビール、缶チューハイなどはキンキンに冷えていてほしいものですが、いざ飲もうと思ったときに限って常温のままだったり、今いち冷えきっていなかったりした経験はありませんか?

今回は常温もしくは中途半端にしか冷えていない飲み物を素早くキンキンにするための賢い冷やし方をご紹介します。

冷やし忘れや急な来客時など、いざというときに役立つ冷やし方を見ていきましょう。

常温の飲み物に濡らしたキッチンペーパーを巻いて冷蔵庫で冷やす

常温の飲み物に濡らしたキッチンペーパーを巻いて冷蔵庫で冷やす

まず、初めにご紹介するのはキッチンペーパーを水で濡らして、冷やしたい飲み物の入った缶やペットボトルに巻き付けて冷蔵庫に入れるという冷やし方です。

そもそも、常温の缶やペットボトルを冷蔵庫でキンキンに冷やすためには4~5時間ほどの時間が必要です。

しかし、この冷やし方では、冷蔵庫に入れる前に濡れたキッチンペーパーを巻き付けるだけで、10分も待てばキンキンに冷えた飲み物を用意することができます。

冷える原理

なぜ、濡らしたキッチンペーパーを巻くだけで、キンキンに冷やすまでに掛かる時間を大幅に短縮することができるのでしょうか?

その理由は「気化熱」の原理を効果的に活用した冷やし方だからです。

液体は気体へと変化するときに周囲の熱を奪う性質を持っています。

このときに奪われる熱エネルギーを気化熱と言います。

この気化熱の量は液体の種類によって異なります。

たとえば、病院で注射を打つときに患部をアルコールで消毒しますが、あの一瞬にヒヤっと感じるのは、アルコールが水よりも気化しやすく気化熱の量も多いためです。

さらに効果的に冷やす方法

常温の飲み物に濡らしたキッチンペーパーを巻き付けて冷蔵庫に入れるたけのこの方法は手間が掛からず、気軽におこなうことができる冷やし方です。

しかし、ちょっとした工夫でもっと効果的に冷やすことができます。

まずは、飲み物容器の素材を見てみましょう。

できることなら、ペットボトルより缶に入った飲み物のほうが早くキンキンにすることができます。

缶はペットボトルよりも薄く、熱伝導率も高いので気化熱の効果を大きく活用できるという訳です。

また、キッチンペーパーを巻き付けた飲み物をしまう前に冷蔵庫の中身をチェックしてみましょう。

中身がパンパンの状態ではどうしても効果的に冷やすことができませんので、事前に中身を整理することをおすすめします。

さらに冷気は下に溜まりやすいという性質を持ちますので、飲み物をしまうスペースとして冷蔵庫の下の部分を空けるようにすると良いでしょう。

スプーン2杯分の塩を入れた氷水で飲み物を高速回転させる冷やし方

スプーン2杯分の塩を入れた氷水で飲み物を高速回転させる冷やし方

常温の飲み物をキンキンにするのに10分も待ってられないという方には次の方法をご紹介します。

ボールなどに氷水を用意して、スプーン2杯分の塩を入れます。

その中に常温の飲み物を入れて高速回転させるという冷やし方です。

約2分ほどでキンキンになりますので、冷蔵庫の中身がパンパンだったり、BBQなど屋外で常温の飲み物を冷やさなければならないときなどに有効な方法です。

冷える原理

この冷やし方には「融解」と「溶解」の2つの原理が使われています。

融解は固体が液体へ変化することです。

氷や水へ変化する過程で熱エネルギーを必要とします。

その「融解熱」によって氷水の温度が下がります。

もうひとつの溶解は物質が液体に溶け込むことを指す言葉です。

氷水に入れた塩は徐々に水の中に溶け出します。

その過程でも周囲の熱エネルギーを吸収することになるので、その「溶解熱」によって氷水の温度が下がっていく訳です。

また、塩が氷水に溶解することによって水から食塩水へと変化し、0℃で氷になる水の凝固点が徐々に下がっていくことになります。

これは水に融解する量が多ければ多いほど下がりますが、理論上、塩は水に対して30%ほどまで融解させることが可能で、そのときに凝固点は-20℃ほどにもなります、

ちなみに、この現象は北極や南極など過酷な環境下でも海が液体のままで存在することでもよくわかります。

つまり、普通の氷水よりもはるかに冷たい温度で冷やすことができるため、急いで飲み物をキンキンにしたい場合にはうってつけの冷やし方という訳です。

さらに効果的に冷やす方法

この方法はキッチンペーパーを巻いて冷蔵庫で冷やすよりも短時間で飲み物をキンキンにすることができます。

しかし、少しだけ工夫を加えるともっと効果的にそして美味しく冷やすことができます。

まずは、できればペットボトルより缶の飲み物を選んだ方が良いというのは冷蔵庫で冷やす場合と同じです。

大切なのは冷やす表面積を増やすことです。

具体的には、氷水の中に入れた飲み物の容器をくるくると高速回転させることで氷が当たる表面積が増えることになるので、全体的にまんべんなく冷やすことができます。

なお、塩の入れすぎには注意が必要です。

食塩は水に対して3割ほどまで融解させることが可能ですが、あまりにも低温にし過ぎてしまうと、飲み物の入った容器が破損したり、飲み物自体の風味を損ないかねません。

そのため、塩はスプーン2杯分までで留めておくことをおすすめします。

とくにペットボトル入りの飲み物は破損しやすく、ビールの風味は損なわれやすいのでお気を付けください。

耐熱性に優れたタンブラーで冷やす

耐熱性に優れたタンブラーで冷やす

最後にご紹介するのは冷蔵庫で冷やしたり、氷水でくるくるしたりする時間さえも省きたい方向けの賢い冷やし方です。

その方法は耐熱性のタンブラーを用意して氷を入れて飲み物を注ぐだけです。

今すぐ飲みたい、時間や手間を掛けることができない場合に有効な冷やし方だと言えます。

冷える原理

タンブラーに使われている原理は言わずもがな「断熱」です。

飲み物を入れる容器の内側と外側に隙間を設けることによって、熱伝導しづらい構造となっています。

そのため、長い時間内部の温度を保つことができるので、冷たいものは冷たいまま、温かいものは温かいままで飲むことができます。

タンブラーにはさまざまな素材のものが売られています。

たとえば、代表的なのがステンレス製のタンブラーです。

ステンレス製のタンブラーは熱伝道性が低く、断熱性能が優れているのが特徴です。

価格も安く、丈夫で長持ちする点も魅力的ですが、小さなお子さまが持つには少し重量があると感じるかも知れません。

一方、プラスチック製のタンブラーであればさらに安く購入することができて、ステンレス製のタンブラーよりも軽量です。

しかし、断熱性能は劣ってしまうため、長時間、飲み物を入れておかなければならない状況や、温度に敏感な飲み物を入れることは避けるようにしましょう。

その他にはガラス製のタンブラーもあります。

昔からある魔法瓶ですね。

そもそも、ガラス製のタンブラーは断熱性能に優れていますが、真空断熱構造の登場で、他の素材よりも割れやすいという点から、今では見て楽しむものへと進化しています。

また、銅や鈴、チタンなどの素材でできたタンブラーもありますが、それらのほとんどが贈答用や記念品などとして重宝されています。

さらに効果的に冷やす方法

さまざまな素材のものが作られているタンブラーですが、断熱性能を考えると真空断熱構造のものを選び、重量さえ気にならなければ安価で丈夫なステンレス製のものを選ぶのが良いでしょう。

なお、断熱性能の高いタンブラーであれば氷の溶けるスピードが緩やかではあるものの、溶け出す氷で少なからず飲み物の味を変えてしまいます。

そのため、そもそも、氷を入れて飲むにはふさわしくないビールやワインには不向きと言えます。

まとめ

常温の飲み物をキンキンにする賢い冷やし方を3つご紹介してきました。

それぞれの冷やし方には特徴があり、それに向く容器や飲み物があります。

たとえば、多少の時間と手間をかけることができるのであれば濡らしたキッチンペーパーを巻き付けて冷やすのが良い方法です。

しかし、冷蔵庫の中身がたくさん詰まっていたり、冷蔵庫のない屋外で飲み物を冷やさなければならない場合にはスプーン2杯分の塩を入れた氷水を使うのが最適です。

たくさんの氷を用意できず、今すぐ飲みたいという場合にはタンブラーしかありません。

要はそのときどきのシチュエーションに合わせた冷やし方を選ぶことが重要という訳です。

いざというときにこの記事が役立てば幸いです。

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